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2004年7月 2日 (金)

「海猿」part2

 以下、ネタバレになるかも知れませんのでご注意下さい。 

 

 昨日は、「考える人は潜水士に向かない」と書きましたが、気が利か
ないのが一番困ります。つまり、考えないでも、不測の事態発生時にも
臨機応変に対処出来る本能的な能力が必要です。
「海猿」の主人公にはそれが欠如しています。別に映画だからどうでも
良いんですけどネ。(^^;

 クライマックスの遭難シーンに、その無能ぶりが現れています。
バディが、ロープに絡まれて岩にも挟まれて身動き取れなくて、一人で
救助出来ない。見殺しにもしたくない…。
一旦海面へ戻ろうにも、使えるタンクは1本だけ……。
確か水深は25mと言っていましたね。

 もし私ならこうします。

①切断したロープをなるべく長く繋いで、片方を岩に固定する。

②バディのBCD(浮力調整用のジャケット)を外して、ロープの
 もう片方に繋ぎ、緊急用CO2でふくらます。水中捜索は困難なの
 で、これを目印にする。

③浮力材でもあるウエット・スーツの上着と帽子を脱ぎ捨てる。
 海面まで浮き上がるので、目印にもなる。

④バディのウエイトを外して自分の腰に巻く。手頃な石があれば、
 それも持つ。とにかく重しが必要だ!。

⑤BCDをタンク代わりにするために、急浮上しない程度のエアーを
 入れる。

⑥タンク&レギュレーターをバディに渡す。
 時々ナイフで空タンクを叩くよう指示する。SOS信号でもいいだろう。

⑦BCDのエアーを排出すると同時に吸いながら、重しを捨てつつ、
 なるべく通常の速度で浮上する。25mなら可能なはず。
 浮力調整が難しいが、何とかなるだろう。

⑧他の救助要員がいないのであれば、すぐにタンクを交換して、てこ棒
 を持って救助に向かう。減圧用にフーカー(コンプレッサーによる
 送気装置)を用意しておかせる。減圧室の準備も。

⑨てこ棒で岩をどかして、バディを救出する。減圧しながら友情を
 深める。めでたしめでたし。(^^

 でも、これじゃあ、ドラマチックじゃありませんね。(^^;

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