久しぶりにネットに戻って参りました。
養母が、長年故障を抱えていた股関節の回復手術を受けるに
当たって、大動脈弁狭窄症と診断されていた心臓が全身麻酔に
耐えられるかどうかの調べるために心臓カテーテル検査を受けた
のですが、なんということかでしょう。
心破裂を起こして亡くなってしまいました。(ーー
手首の動脈から細い管を挿入して心臓の中を調べるというもので、
心臓に穴が空くなんて事は通常起こらないことだそうですが、
実際に起きてしまいました。確率的には0.1%程度だそうです。
担当医はカテーテル検査を500件以上やって事故0だったという
ことで、経験値が低いとは言えないと思います。
迅速な処置で一旦は収まった出血が夜中に再発し、緊急の開胸
手術をしたもののボロボロの状態だったそうです。
生命維持装置によって四日間は生存していましたが、実際には
開胸手術をする段階で死亡していたのだと、知らせを聞いて駆け
つけてくれた外科医の叔父が教えてくれました。
素人の私が見ても、瞳孔の収縮が無いどころか黒目が白濁して
死後数日の魚の目のような様を見て、そう確信しました。
心臓カテーテル検査or治療によって、心疾患で死亡する患者
が激減したそうですが、単なる検査によって亡くなるなんて、考え
もしませんでした。事前の説明では、血管拡張剤を使用するので
血管壁から剥がれたカスが元で脳梗塞を起こすことがごく稀に
あるとは聞いていましたが、まあ万一起きても病院内なら助かる
だろうと思ったし、心破裂の危険性には触れませんでした。
検査の際に署名捺印した承諾書を見れば、確かに起こりうる
合併症の最後に「心破裂」と書かれてはいます。ウーム……。
こんな不幸な医療事故(?)もあるんですね。甚だ遺憾です。
私のHPでは、家族のことは書かない事を原則にしていましたが、
今後この検査あるいは治療を受けようとする人に注意を喚起する
べく敢えて書きました。
ま、前向きな私としては、一人で仕事中に心筋梗塞で亡くなる
よりは、家族、親族から見守られて他界出来たことは良かったの
だと思いたいです。
仕事の上でも貴重な戦力を失ったことは大きな痛手ですが、
今後のことはこれからじっくりと考えたいと思います。
危篤状態から大がかりな葬儀などと、8日間全く出来なかった
仕事にもようやく追いついて、検査日から12日目にしてようやく
PCに向かえるようになったというワケです。
写真は、検査に使われたのと同じカテーテルだそうです。
滅菌切れの物を貰いました。
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