ストラディバリウス・デュランティ
「徹子の部屋」に出演していた千住真理子さんの演奏に感激
した、名器中の名器と言われるデュランティで弾いた、バッハの
ヴァイオリン協奏曲集「愛のコンチェルト」を買ってきました。
本当に美しく、伸びやかで艶のある音です。
デュランティが喜々として歌っています。鳥肌が立ちました。
また、その高価な楽器を手に入れるまでのエピソードを綴った
千住文子著「千住家にストラディバリウスが来た日」も一気に
読みました。涙が出ました。
300年近くもプロのヴァイオリン奏者に弾かれることなくスイス
に眠っていて、オークションにかければ数十億円!という名器が、
所有者の遺言によって、購入する演奏者を捜していたところ、
運命的ないきさつから千住家のものとなった、というお話です。
デュランティ自身が演奏者を探し求めていたのだ、としか思えま
せんが、ヴァイオリンには昔から魔物が住む、と言われています
からね。人智の及ばぬ何かを感じます。
これは、決して裕福ではない家族の、愛の物語です。
本当に深い愛と絆です。
これ以上は書きません。ぜひ、読んでみて下さい。
そして、演奏を聴いてみて下さい。
このアルバムのタイトル「愛のコンチェルト」について、聴く前は、
「なんのこっちゃ」
と思っていましたが、聴いて納得しました。確かにそうで、こんなに
幸せになれるCDはそう多くはない、と思いました。
千住さんは、莫大な借金を返済するためにハードな演奏活動を
こなしています。私がCDと本を買ったのも、ほんの僅かでも一助
になったでしょう。そう考えると、何やら嬉しいです。
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コメント
ファーマーさん こんばんはー
バイオリンの話題に反応してやってきました
千住さんのおうちは大金持ちかと思っていたのですが、そうでもないのでしょうか?
2~3ヶ月前、掛川市であった千住さんのリサイタルに行きましたが、演奏会後にCD1枚買って、サインをもらいながら「去年からバイオリン始めました」と言ったら、にっこり微笑んで「頑張ってくださいね」と励ましてくれました 握手もしていただき、とっても幸せでした
早速、CDと本を買わねば!!!
投稿: 大工協奏曲 | 2005年12月29日 (木) 22時13分
私から見れば充分金持ちだと思いますが、4億円以上も
するらしい楽器をポンと買えるほどの大金持ちではないようです。
千住さんと握手してニッコリですか!?。
ウーム、それが熱心に練習する原動力になっているので
しょうか。(^^;
私はCDを聴いて、是非とも生で聴いてみたいものだと思いました。
実は……、私もストラディバリウスを手に入れようと
しました。勿論ニセモノですが、あまりにも低予算なので、
オークションでは惜しい所で負けてしまいます。(~~
ま、オークションは詐欺らしきものもあって、アブナイですしね。
投稿: ファーマー佐藤 | 2005年12月29日 (木) 22時35分
バイオリン作り
きのうの地元の新聞に、同じ市内でリコーダーやバイオリンを作っている方の記事が掲載されていました。10日ほど前にも、その方が自作バイオリンを数人の仲間と弾いている記事が掲載されました。
有名大手メーカーで木製楽器の材料の調達とか乾燥などの管理をされている方のようです
また、最近その方が書いた本を見つけたので、早速購入し読んでいるところです
同じ市内だし、工房を見せてもらいに行って、ついでにいろいろ教わってバイオリンづくりに手を染めようか…
いやいや、いろいろDIYしますが、楽器だけは作るより演奏するというのが私の誓いみたいなのでありますので、始めてしまうと「禁断のバイオリン作り」になってしまうし、う~ん、悩むなー。。。
投稿: 大工協奏曲 | 2005年12月30日 (金) 11時45分
素晴らしい!!。
ワクワクする話ですね。楽器作りは楽しいですよ。(^^
最初から良いものを作ろうなどと思わずに楽しんで作るのが
良いと思います。
私は笛しか作ったことがありませんが、失敗する方が
遙かに多かったです。
でも、市販品には無い喜びがあります。
是非とも挑戦して下さい!。
投稿: ファーマー佐藤 | 2005年12月30日 (金) 23時10分