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2005年12月18日 (日)

諏訪内晶子のバッハ

 猛吹雪の中、千住真理子/愛のコンチェルト(バッハVn協奏曲集)
を探しに行ったら無くて、代わりに、出たばかりのCD、諏訪内晶子の
バッハVn協奏曲集を買ってきました。どっちもストラディバリウス
だし~。(^^;

 私のバッハのヴァイオリン曲の基準は、昔輸入盤LPで良く聴いて
いたヘンリク・シェリングの演奏だったりしますが、それと大きく違う
のは勿論のこと、

「バッハの時代では全く考えられない演奏だろうなあ。」

と思ってしまいました。現代的過ぎるんです。
バッハを聴いている気がほとんどしません。(ーー
折りしもCDを聴くと同時に読み始めた本が、
石井宏著「誰がヴァイオリンを殺したか」

 プロローグの項で、「現代の弾き手たちの弾いているのは
ヴァイオリンの死骸である。」
と断じていますが、言い得て妙だと思いました。
 ま、昔の演奏スタイルを現代に持ち込んでも受けるとは
思えないし、演奏家も商売ですからね。
この際ですから、バロック・ヴァイオリンの名手による演奏も
聴いてみたいと思います。探してみましょう。
  
 ということでイロイロ聴いてみました。
シェリングは驚くほどノンビリしているし、クイケンは良いんだけど
感覚的なズレがあります。こうして比べてみると諏訪内嬢のが
一番聴きやすかったりします。どうしましょ。(^^;(^^;

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コメント

切干大根とバッハ  なんてね いい組み合わせかもしれません。 
これね 寄る年波か 切干なんか食べなかったくせに 最近は実家で作ったのがうまいのなんの この寒波で当地でもうまいのが出来そうです。 嗜好は変わるのですねー
 元々 播州空っ風でそうめんは特産ですが。

バイオリンには疎いですが バッハはジャズアレンジされてる物も多く 大変身近なものですよね

日本海側は大雪とか その雪解けがうまい米の元  しかし 瀬戸内でも雪が・・・ 身構える前に寒くなられちゃ 予定が狂いますよ~

投稿: チャリダー | 2005年12月19日 (月) 00時56分

 切り干し大根は私も好きです。やはり子供の頃は
好みませんでしたけどねー。(^^;
ホント寒くて1月下旬のような天気です。外は
今日も猛吹雪です。あちこちで道路が通行止めに
なっています。

 諏訪内晶子嬢のバッハはですね、凄く上手だし
録音も素晴らしいんですが、心に響かないんですよ。
それこそ私自身に寄る年波かもしれませんが。(~~

 それにしても、高知でも90年振り位で積雪記録を
更新したとか。これも地球温暖化の影響なんですかね。

投稿: ファーマー佐藤 | 2005年12月19日 (月) 09時19分

ずっと前に、弓が弓なりのヴァイオリンで弾いたシャコンヌを聴いたことがあります。誰だったかな。4和音を「ズッ・ジャー」と分けるのではなく、いっぺんにオルガンのごとく鳴らしていました。第1音からずるずると椅子から滑り落ちるような脱力感があったことを覚えています。
チェロのヴイルスマの演奏会へ行ったとき、その単純な開放弦のロングトーンの響きにしびれました。それ以来、チェロで哲学を語るようなカザルスやマイスキーから遠ざかっています。

投稿: 書龕洞主人 | 2005年12月19日 (月) 20時58分

バッハ、いいですねー
私の中では、バッハは冷静で理知的、数値的、モーツアルトは音楽そのもの、ベートーベンは悩みや苦悩がたっぷりであまりにも人間くさいところが好きといった感じでそれぞれ大好きです。人間に近い順ではベートーベン、バッハ、モーツアルトかな?
 今通っている大人のバイオリン教室はなかなか先に進んでくれないので、バイオリンのカラオケCD買ってきて、「主よ人の望みの喜びよ」などを勝手に弾いてます この曲も昔から大好きです

オスカーピーターソンのジャズのバッハなども以前はよく聴きました

今、パソコンを使って自分の演奏との二重奏をしながら上達する方法を研究中です
でもパソコン録音、雑音が入ったりしてなかなか思うようになりませんわ


投稿: 大工協奏曲 | 2005年12月19日 (月) 21時11分

>書龕洞主人さん

 へー、本当に弓なりの弓があるんですか。
興味深いですね。アマティの頃にでも使われて
いたんでしょうかね?。
哲学的な音楽というニュアンスも何となく分かりますが、
私は気楽に聴きたいですねー。

>大工協奏曲さん

 カラオケCDは楽しいですね。
私もフルートで良く使います。本当は生で合奏
したいですけど。(^^;
 パソコンでの録音も一度やりましたが、確かに
雑音がひどいですね。今はデジタルMTRが
かなり安く買えるので、オススメですヨ。

投稿: ファーマー佐藤 | 2005年12月19日 (月) 23時32分

バッハ、ん~とっても良いですね^^
バロック系はバッハ以前のルネッサンス期のも
よく聴きますよ(^^;;とくにフルートは^^
後はリュートやバイオリンも好きですねぇ~

へぇ~ファーマー佐藤さんはフルートばかりじゃなく
バイオリンもやられていたんですねぇ~
凄いです^^

カキコした件の諏訪内さんのが素っ気無かった?(^^;;
アレンジし過ぎると元曲とはだいぶ印象が
違ってしまいますね(・・;)
私もその手のは駄目ですね。
それとキッチリ正確に演奏するのも駄目です(^^;;
アシュケナージが典型かな?(^^;;
確かに上手いけど正確無比で面白みに欠ける
所謂テンポずらしで敢えて一節のテンポを
ずらして感情を込めたりする時によく使いますね
ギター界でも国内の有名な奏者でY氏は
それです(^^;;セゴビアが敢えてテンポずらすのが
これまた非常に良いんです(^^;;
だからま~今となっては新人とは言いませんが
村冶佳織なんて正確さから言えばまだまだなんですが、
感情と云う範疇では優れた才能の持ち主で
結構最近嵌ってます(^^;;

投稿: @ひろちゃん | 2005年12月20日 (火) 00時30分

 @ひろちゃん、どうも~。

 今も放送しているのかは知りませんが、「バロック音楽の楽しみ」
が大好きで、よく聴いていました。(^^
 件のバッハはですね、極端な言い方ですが、
昔の歌謡曲をピップホップで聴いているような感じを
持ちました。そこまで違わないんだけど。(^^;

 え~、ヴァイオリンはですね、ただ持っていただけです。(^^;
楽器が好きで楽器店に勤めていたので、それ以外にも
廃棄品を数多く自分で修理して遊んでいました。
引っ越しを機に全部処分しましたけど。

 ギターはあまり聴きませんが、村治佳織のCDは一枚だけ
持っています。結構好きです。
 私もリズムマシンのようなテンポの演奏よりも
「揺らぎ」のある演奏が好きですね。
例えばフルートのランパル。あまり好きな奏者では
なかったのですが、テレマンの無伴奏フルートのための
12の幻想曲を聴いてぶっ飛びました。
「こんな凄い演奏があるのかっ!!」

ってね。自由奔放、豪放磊落でありながら繊細なんですから…。
楽譜も持っていますが、とてもマネ出来ません。
もし未聴だったらお薦めです。¥1,050だし。(^^ 

投稿: ファーマー佐藤 | 2005年12月20日 (火) 08時22分

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