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2006年1月29日 (日)

閉鎖型苗生産システム

「苗半作」

とは、昔から言われることで、苗が良くできれば栽培の半分は 
上手くいったようなものだということです。
そのため、農家は健全な苗作りに心血を注ぎます。

 ところが、何とまあ不幸なことに、我が家の果菜苗の育苗担当者
だった母がポックリ亡くなってしまったので、主に私がやらなくては
ならなくなりました。
 そこで、春はただでさえ忙しいので、管理が難しい接ぎ木苗の
養生用として新たな手を考えました。

「よしっ!、育苗室を作ろう!」

 全く日が差さない、人工光による完全閉鎖型苗生産システムを
作ろうというワケです。
メーカー品も出ていますが、500万円もするというので、こんな時
こそDIYの腕を振るわなければなりません。

 で、これまで構想を練っていましたが、昨日から作業に取りかかり
ました。住宅改築時に使用した仮住まい用の風呂場をたまたま
残して置いたので、そこを改装することにしました。
一坪あるし、水も出るので実に好都合です。
 
 まず、不要な配管を全て外してから保温板を全面に張りました。
大工さんがやっつけ仕事で作った部屋なので、寸法がデタラメで
採寸が面倒でしたが、現場合わせには慣れています。
ホイホイ張り付けてから念入りにコーキングしました。
 そこに、パプリカ調整用に作った棚を入れて、蛍光灯をたくさん
取り付けます。保温用としては、サーモスタットを介した電気ファン
ヒーターを置きました。手製の加湿装置も入れます。
温度計、湿度計も欠かせません。炭酸ガス発生剤も入れます。
これに、底の穴を塞いだ稲の育苗箱を置いて、培土を入れたプラグ
トレーを載せればオッケー!!、のハズです。

 とはいっても、こういうのは念入りなテストが必要なので、一ヶ月
かけて完璧な装置に仕上げていきたいと思います。

 しか~し……、かかった費用が、規模は違うとはいえ、メーカー品
の約3/200です。ホントに大丈夫なんじゃろか?。(^^;

 でも、こういう全く初めてのことに取り組むことは大好きです。
ワクワクしますねー。(^^

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