CD売り場で、モーツアルトのフルート四重奏曲全集が目に
とまりました。フルートはランパルです。
「お!、ランパルのモーツアルトか。良いんじゃない?」
と手にしてビックリ仰天しました。
フルート :ジャン・ピエール・ランパル
ヴァイオリン :アイザック・スターン
ヴィオラ :サルヴァトーレ・アッカルド
チェロ :ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ
という世界最高の演奏家揃いだからです。(@@
凄いですねー!!。大好きな演奏家ばかりなので尚更です。
1986年の録音ですから今まで知らなかったのは迂闊でしたが、
喜々として買ってきました。
皆、説明の必要のない高名な演奏家ですが、アッカルドがヴィオラ
の名手とは知りませんでした。類い希なヴァイオリン奏者として、
「パガニーニの再来」と評されますが、パガニーニと同様にヴィオラも
大得意なんだそうです。
早速聴いてみました。いやあ、素晴らしい!!。
丁々発止という感じではなくて、本当に楽しそうに演奏しています。
実に伸びやかで開放的な音楽です。勿論息もピッタリ!。
絶妙な揺らぎが大変心地ち良いです。
聴いているうちに、体力、技術、経験が揃っていて、気心の知れた
山仲間と天気の良い日に山に登っているような感覚を覚えました。
不安な要素が全くなくて、ただただ楽しいばかりなのです。
音一つ一つが美しく張りがあって、音楽が生きていることを実感
します。モーツアルトがこの演奏を聴いたら、きっと大喜びしてもっと
多くのフルート四重奏曲を書いたことでしょう。正に至高の音楽です。
残念ながらランパル、スターン両氏は数年前に亡くなりましたが、
素晴らしい財産を残してくれました。感謝感激です。
ソニーのBEST CLASSICS100シリーズの一枚で、¥1,680
ですから、超お買い得です。音の鮮度も素晴らしくて、目の前で演奏
しているようです。嬉しいなあ。しばらく愛聴盤になりそうです。(^^
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