現代的家具屋さん
「適当なCDラックがあるもんかな?」
と思って近くの家具屋さんを覗いてみました。
今使っている頂き物の本棚(既製品)を改造したCDラックが満杯に
なったので、新たに作ろうかと思っているのですが、あまり製作意欲
が湧かないし材料費も結構かかるので、見に行ったというワケであり
まして…。(^^;
が、広い店内を一回りしたら、たちまち気分が悪くなってしまいま
した。置いてあるのは貼り物と合板、集成材の家具ばかりです。
長年使って、傷もまた味わいになるような代物は皆無…。
ほんの3分ほどで店を出てしまいました。
本格派のプロ木工家はまだまだ多く頑張っていますが、彼らの
家具を目にする機会が非常に少ないのは残念なことです。
無垢材にしか出せない質感を知らない人が増えているのは間違い
ないでしょうしね。せめて、店の一角にでもそんな家具を置いて
欲しいと思ってしまいました。
私も素人木工を楽しんでいますが、基本的な考え方は、
「百年は使える物を作る」
ということです。眠っていた百年程前の木材でも、削って仕上げれば
美しく輝き、その滑らかな肌触りには愛おしさを覚えるほどです。
それらが子々孫々使われると思えば、益々楽しくなります。
ま、期待に反して、私の死後に「燃えるゴミ」で出されてしまうかも
知れませんが、それはまあ考えないことにしましょう。(^^;
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コメント
ファーマー佐藤さん、こんばんは~
>が、広い店内を一回りしたら、たちまち気分が悪くなってしまいま
>した。置いてあるのは貼り物と合板、集成材の家具ばかりです。
>長年使って、傷もまた味わいになるような代物は皆無…。
>ほんの3分ほどで店を出てしまいました。
お気持ちはいたいほど分かります、A&Vもその他にも日本の製品事情は
少なからず皆そういう風な方向に…(ーー;)
最近見ていて良い仕事しているな~と言う商品が世の中から
消えかかっているようで非常に悲しい限りですね。
こんな事を言っていても、そういう物の売り上げに貢献して
いるかと言われれば、していないのでえらそうな事は言えませんが…。
投稿: K-DMC@X31 | 2006年3月11日 (土) 00時15分
木製品に限らず、どの分野でもそうですよね。
それでも、一部には本物志向の人も存在するワケなので、
職人も全く絶えることはないのかも知れません。
政府は、使い捨て文化を見直してゴミの出ない社会を目指そう!、
みたいな路線に転換するのかと思ったら、
一方ではPSE法などという大量のゴミを出す法律を施行するん
ですから、ワケが分かりませんね。(ーー
投稿: ファーマー佐藤 | 2006年3月11日 (土) 09時02分