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2006年3月24日 (金)

世界最高のカルテット

 CD売り場で、モーツアルトのフルート四重奏曲全集が目に
とまりました。フルートはランパルです。

「お!、ランパルのモーツアルトか。良いんじゃない?」

と手にしてビックリ仰天しました。

フルート    :ジャン・ピエール・ランパル
ヴァイオリン :アイザック・スターン
ヴィオラ    :サルヴァトーレ・アッカルド
チェロ     :ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ

という世界最高の演奏家揃いだからです。(@@
凄いですねー!!。大好きな演奏家ばかりなので尚更です。
1986年の録音ですから今まで知らなかったのは迂闊でしたが、
喜々として買ってきました。
 皆、説明の必要のない高名な演奏家ですが、アッカルドがヴィオラ
の名手とは知りませんでした。類い希なヴァイオリン奏者として、
「パガニーニの再来」と評されますが、パガニーニと同様にヴィオラも
大得意なんだそうです。

 早速聴いてみました。いやあ、素晴らしい!!。
丁々発止という感じではなくて、本当に楽しそうに演奏しています。
実に伸びやかで開放的な音楽です。勿論息もピッタリ!。
絶妙な揺らぎが大変心地ち良いです。
 聴いているうちに、体力、技術、経験が揃っていて、気心の知れた
山仲間と天気の良い日に山に登っているような感覚を覚えました。
不安な要素が全くなくて、ただただ楽しいばかりなのです。
 音一つ一つが美しく張りがあって、音楽が生きていることを実感
します。モーツアルトがこの演奏を聴いたら、きっと大喜びしてもっと
多くのフルート四重奏曲を書いたことでしょう。正に至高の音楽です。
 残念ながらランパル、スターン両氏は数年前に亡くなりましたが、
素晴らしい財産を残してくれました。感謝感激です。

 ソニーのBEST CLASSICS100シリーズの一枚で、¥1,680
ですから、超お買い得です。音の鮮度も素晴らしくて、目の前で演奏
しているようです。嬉しいなあ。しばらく愛聴盤になりそうです。(^^

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コメント

こんにちは〜

モーツアルトほど表現の難しい作曲家はいませんが
いつ聴いても元気を与えてくれますね

作品の明るさが光りの当たる部分だとすると
その裏にひそむ影とは何だったのかを
考えてしまいます
本当はだれよりも深い絶望があったのではないか...と

有名な40番の冒頭メロディ
タリラー、タリラー、タリラーラ〜♪は
失恋のため息がモチーフだとか・・・

凡人には考えも及びませんね

投稿: kakijy | 2006年3月24日 (金) 14時09分

皆さぁ~ん?どうも、モーツァルトですよぉん☆
みんな僕の事愛してる?
もぅ250歳だけど、おじぃちゃんじゃないよ!
お兄ちゃんなんだよぉ~!!間違えたら
コ・ロ・ス♪ (いやん)
じゃぁねぇ、僕の可愛い下部達へww
愛を込めて。。。

投稿: ヴィーンのひ・み・つ♪ | 2006年3月24日 (金) 15時47分

 kakijyさん、ヴィーンのひ・み・つ♪さん、こんばんは~。

 交響曲第40番の冒頭のメロディが失恋のため息とは
知りませんでした。モーツアルトは誰に失恋したんでしょう??。

 kakijyさんもブログをお持ちなんですね。
ジャズもお好きなようで、嬉しくなりました。
私は古いジャズはあまり聴かなくて、CDもMJQとかマイルス、
コルトレーン、マックリーン、ロリンズ位しかありません。
それよりも現代のジャズの方が好きです。

 そうですね。モーツアルト生誕250年ですもんね。
ちっとも古さを感じさせないところが凄いです。

投稿: ファーマー佐藤 | 2006年3月24日 (金) 20時31分

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