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2006年7月21日 (金)

ペーター=ルーカス・グラーフ

 30年前に欲しくて欲しくて、でも買えなくて指をくわえて見ていた
アルバムが手に入りました。CD復刻盤ではありますが、ヘンデル
のフルートソナタ全集で、フルート演奏はスイスの名フルーティスト、
ルーカス・グラーフです。新品ではCDでも手に入らないので、
オークションでようやくゲット出来ました。すごく嬉しいです。

 ルーカス・グラーフは、数多いフルーティストの中でも、私の中で
神格化された存在です。若かった昔とは聴き方が少し違っていま
すが、特別な存在であることに違いはありません。
 その神々しい音楽は、今も胸を打ちます。技術的にも完璧で、
美しい音、驚くほど長いブレス、非常に明瞭なタンギング、圧巻の
ダイナミックス、そして、演奏会では全て暗譜だという真剣勝負の
心意気は、テクニックをひけらかす今時のフルーティストには無い
ものです。一度、生で聴きたいと思っていますが、未だ果たせない
でいます。かなりのお年なので、急がないといけないんですが。(^^;

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コメント

たまたま、iTunesに入れているグラーフ先生のヘンデル全集の録音年月日が空欄だったので、webで調べようとして、佐藤さんのブログを見つけました。佐藤さんの取り上げている音楽の中でグラーフ先生は異色の存在ながら、そのコメントが的を得ているのに驚いています。今年78歳の先生は、今年のバッハアカデミーには来られませんでしたが、数年前までは、CD演奏同様、素晴らしい演奏会を開かれていました。もう生の演奏会は難しいかもしれません。その他のCDでお勧めは、ラゴスニッヒと共演したジュリアーニのグランドソナタ、無伴奏集(LPでの第一集)、Jecklinのバッハ全集のホ短調、同無伴奏バイオリンの自身による編曲集などです。

投稿: 内山正敏 | 2007年10月16日 (火) 17時12分

 内山さん、コメントありがとうございます。

 数年前に仙台で演奏されたことを後から知って、
大変悔しい思いをしましたが、そうですか。
もう難しいですか…。
 氏のCDは、少しずつ集めて、数えたら10枚ありましたが、
お薦めのものはありません。捜してみたいと思います。
ホ短調は特に好きですが、昔LPで聴いていた盤の復刻CDは、
まだ捜せないでいます。今は、ザックス、デーラーと共演した
盤しかありません。

投稿: ファーマー佐藤 | 2007年10月17日 (水) 07時10分

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