入魂のおつまみ皿
一ヶ月以上前から手がけていた変形木器第三作目となる
おつまみ皿がようやく完成しました。今日は仕事を休んで製作に
あたりました。というのは、充分な集中力が必要な、トリマーによる
裏側の掘削作業がメインだったからです。
まずは、ベニヤ板で作った型枠を両面テープで慎重に固定して
Uビットで削りました。トリマーのベースには大きなアクリル板を
つけて自由に動かせるようにしました。ベースが型枠から落ちない
ようにする為の工夫です。
その後はペーパーでせっせと均していきます。60番から始めて
徐々に番数を上げていきますが、これが結構大変。
気持ちに余裕がないと出来ません。裏表共に小さな傷を探しては
磨いて消していきました。
最後は2000番のペーパーでチークオイルを擦り込んで、
布で磨き上げて完成しました。怒濤のごとく作った時は、
「やったー!、出来たー!!」
と思うんですが、今回のように本気で向かって成し遂げた時の
達成感は穏やかなんですよね。不思議と言えば不思議です。
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コメント
こんばんは~。
流石に入魂というだけあって見事ですね。
とても農作業の傍らに作った物とは思えません。
自分もこんなおつまみ入れが欲しい物です^^;
チークオイルなるもので仕上げると、こういう何とも
良い感じの木工細工に仕上がるんですね(^^)
投稿: K-DMC | 2006年11月15日 (水) 00時50分
K-DMCさん、どうも~。(^^
見て頂きありがとうございます。
妻に見せたら、
「そういうの、¥300位で売ってるよ。」
と言われてしまいました。褒めると一層調子に乗るからの
ようです。(^^;
ホントに売ってるのかなー??。
プロの木工家でもオイル仕上げをする人は非常に多くなって
います。作業性が抜群だし自然な風合いが魅力なんですね。
投稿: ファーマー佐藤 | 2006年11月15日 (水) 08時42分
早速見にきました~
裏側までしっかり作っているのですね。こだわりが良く分かります。
欅と言う事ですが、丁寧に磨いているせいでしょうか、穏やかさ、優しさを感じます。今までのファーマーさんの器とはやはり一味違う雰囲気です。
それにしても、2000番なんて一体磨いている違いが分かるのですか?ん、ここ磨いたっけ?ってなりませんか(笑)磨きだけで輝いてくるでしょうね。
そうですか・・一気製作と違った達成感ね~・・私もイイカゲン木工ばかりでなく、こだわりの製作もしなければいけないなぁ!
投稿: のほほん | 2006年11月15日 (水) 09時25分
のほほんさん、どうも~。(^^
そういえば、これまでの体力勝負的な代物とは違いますね。(^^;
それに、2000番ってねー、ほとんど気分の問題ですよ。
そこまでやったんだよ、という。(笑)
投稿: ファーマー佐藤 | 2006年11月15日 (水) 21時10分
おはようございます。
軽妙。精妙。布のような質感。木の手触りが伝わってきます。手に取って楽しむのも木工小細工の喜びですね。これは、夜の酒が進む器です。
裏を一段彫ると、上品な作品になるのですね。私はいつも平底なので、この次は工夫してみようと思います。
投稿: 書龕洞主人 | 2006年11月16日 (木) 06時16分
書龕洞主人さん、見て頂きありがとうございます。
変形木器って、手間は掛かりますが楽しいですね。
「こんな面倒な物はもう作らない!」
と思うんですが、翌日にはまた作りたくなります。(笑)
ドリルに取り付けて使用する木工用の先丸ヤスリを見つけてきた
ので、今度はもっと手早く削れそうですし。
書龕洞主人さんの次回作品も楽しみにしています。(^^
投稿: ファーマー佐藤 | 2006年11月16日 (木) 08時45分
こんばんは~
やはりダイナミックな作品になりますねさすがサトウさんですね今後も手作り木工が続くのかな?
楽しみです。
投稿: 自然の中で遊ぼう | 2006年11月17日 (金) 23時06分
自然の中で遊ぼうさん、見て頂きありがとうございます。(^^
やはり気のぬくもりは良いですね。
小物は邪魔にならないし材料費もかからないので、今後も
ぼちぼち楽しみたいと思っています。(^^
投稿: ファーマー佐藤 | 2006年11月18日 (土) 19時38分