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2007年3月 6日 (火)

産地廃棄

 昨年は全国的に台風などの気象災害が無く、暖冬で推移した
影響で大根や白菜などの野菜価格が暴落したことから、各地で
大量に産地廃棄されました。その様子が大きく報道されたことから、

「もったいないっ!!」

という非難の声が上がりましたね。それを受けて、農水省では
代案を公募したところ全国から585件のアイディアが寄せられた
そうです。その結果は、現実的な案は皆無。
 そもそも、消費者は、農家が一番悔しい思いをしていることを
分かっていませんね。丹誠込めて育てた作物を破棄することほど
辛いことはありません。
 例えば、30万円の報酬を貰うために経費が40万円もかかると
したら、そんな仕事は誰もしないと思いますが、農家は先に種苗費
や資材費、光熱費を掛けて手間暇掛けている上に、暴落すると出荷
しても出荷経費すら出ないのです。もはや捨てるしかありません。

 私自身、あまりの安値で出荷せずに廃棄したことが何度かあり
ます。その際、最初の一株は非常に辛いですが、あとは機械的
に手早く片づけます。いつまでも感傷に浸ることなく次の手を考え
ます。それが農業人というものなのです。
 
「捨てるなんて勿体ない!!」

という気持ちがあるのなら、輸入野菜やそれを使った冷凍食品など
一切買わずに、国産の野菜、国産の果物を消費して下さい。 

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