超低コスト農業
農産物価格の低迷が続き、基幹作物である米の価格は大暴落で、
日本の農民はジリ貧のワーキングプアと化しました。
そのため、全国各地で一揆に近い騒ぎになっています。衆院解散を
気にする政治家達は躍起になって、その対策に奔走しているフリを
しています。農林族を自認しながらも実は何も分かっちゃいない輩が
いくら騒いでも、その場しのぎの解決策しか出てはきません。
フンッだ!。
結局、いつの時代にも自分の身は自分で守らねばなりません。
私には商売をする才能もやる気もないので、出来ることをします。
キーワードは「超低コスト」。国が考えるコスト削減とは正反対の
全く誰もやらない方法を実践しています。貧乏人ならではの発想で、
高給取りのお役人には考え付かない方法です。
旧式の袋のコンバインでの稲刈りもそうですが、小玉スイカの栽培
もまたしかり。
3月に種を播いて4月に定植、7月に収穫して、同じ株から9月に
また収穫。更に10月にも収穫しました。その残り少々を昨日収穫
して、今日の出荷で完了しました。一つの株から3回も収穫する
なんて我ながらしつこいなー、と思いますが、これぞ究極の低コスト
栽培!。
実はここがポイントで、国が進める大規模な担い手政策では、こう
いう小技が使えません。小さい農家だからこそ出来る事が多いこと
を全く理解していないのです。今の日本農政は、氷山に衝突して
傾いたタイタニック号と似たようなものです。このままでは沈没して、
大勢が犠牲になります。いうまでもなく、食料の安全保障は国の
根幹で、それをなくした国は滅びるしかありません。
なのに、マスコミもほとんど騒がないのはどうしたワケなんで
しょ?。当然、一般の国民も呑気なものです。
そんな中、私はセコク生き抜いて、大船が沈んだ後に儲けようと
目論んでいますが、果たして上手くいくかどうか…。神のみぞ知る。
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コメント
がんばりよ〜。
一粒で三度美味しい。
確かにコスト削減である。賢いのである。
ま〜、農政族もお役人も机の上の仕事だしね。現場は見に来ないでしょ。
投稿: こうさく | 2007年11月 6日 (火) 23時46分
要するに、「とにかく農業予算は削りたい!」
ということに尽きるでしょう。
こうさくさんの所も、予算削減が著しいようですから、
大変ですね。
投稿: ファーマー佐藤 | 2007年11月 7日 (水) 08時48分