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2007年12月23日 (日)

箸立て

「もうこんな旋盤ヤダッ!。」

 心底そう思いました。
電動ドリルを使う旋盤もどきで箸立てを作ったんですが、旋盤として
の剛性が無くてぶれるんです。外側を削るのはまだしも、内側を削る
時は悲惨。激しくぶれてバイトは暴れてさっぱり進みません。

 それでも、何とかかんとか削り上げて、ペーパーもかけました。

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7z220007

 カットしてからオイル仕上げにしました。
まだ本完成ではありませんが、こんな感じです。

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 ところで、この木材が何なのかが分かりません。色が赤紫っぽく
て欅よりも堅い感じです。かなり重いです。
分かる方、ぜひ教えて下さ~い。

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 もうこんな旋盤はこりごりなので、決心しました。

「旋盤を作ろう!!」

 丁度手頃なモーターはあります。買えばこれだけで2万円ほど
しますからね。

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 鉄骨もストックがあるから材料費はかかりません。
問題はチャックをどうするか…。軸は12mmです。
そもそもチャックがどういうものかが分かりません。何をどう取り付け
ればいいのか??。それが分からないと先に進みません。
誰か教えて~!。(^^;

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コメント

私の職場の機械科工場に旋盤なら数台ありますので、見学or実習?においでになりますか?来週ならちょうど誰も使っていないと思いますので

投稿: zuka | 2007年12月23日 (日) 11時31分

「赤紫っぽくて、ケヤキより堅い」ということで、
99%の確率で、花梨(カリン)の木だと思います。http://www.fuchu.or.jp/~kagu/mokuzai/90.htm

なぜ、一瞬で解ったかというと、JBLパラゴンの前足2本が、カリンの木であり、
スピーカー置き台として、私が東京木場から小片を買い求めて加工し、パラゴンの前足に使っているからです。
塗装すると、見事な色合いになりますが、なにせ堅くて、私のような安物木工カンナは役に立たず、
細かいチップソーで切断後に、大型の手持ちベルトサンダーで磨き上げました。

投稿: シロフクロウ | 2007年12月23日 (日) 17時20分

>zukaさん

 ありがたいお申し出、ありがとうございます。
その後、ネットで調べまくったので、大体分かってきました。
挽き物屋さんも覗いてきましたし。(^^


>シロフクロウさん

 なるほど、カリンですか。密度的にもそんな感じです。
床柱として使われていた物のようなので、用途としても
ピッタリきます。
ありがとうございました。スッキリ!。(^^

投稿: ファーマー佐藤 | 2007年12月23日 (日) 23時40分

ファーマーさん、こんばんは〜〜。(こちらでは、初書き込みですね)
さくらいさんの掲示板で、質問を見てきましたよ。
でも、画像から材種を当てるのは難しい〜(;-_-)=3
( ̄-  ̄ ) うーん、確かにカリンの可能性はありますが、カリンの導管はこんなにおとなしかったですかねぇ?
一枚目と二枚目の画像を見ても、導管の感じが何となく違う気がするので、カリンかどうかは断定できません。
導管の流れはどうなっていますか?(カリンの場合は交錯木理なので交互になるはずです)
カリンに似た材に、パドック、エビアラ、ナーラなどがあります。


>「旋盤を作ろう!!」
おぉ!良いですね、旋盤製作に突入ですか。(320Wなら1/2HP程度です)
旋盤の主軸部品が取り寄せ可能なら、ピローブロック+プーリーとの組み合わせで製作可能かも?

轆轤であれば、カップチャックを直結する手もありますが.....
カップチャックは売っていないので、鉄工所で製作してもらう必要があるかと思います。
実際にカップチャックを鉄工所に依頼した人から聞いた話では、1万〜2万程度?だとか。
こちらのブログに、カップチャックを使った移動式轆轤の記事があります。
http://diary.jp.aol.com/urabfdh2t/482.html

ところで、12/15の楊枝入れの記事の事なのですが、
4枚目の画像で、ツールレスト(刃物台)の向きが逆なのは、意図的にされているのでしょうか?
その削り方だと、安定せずブレて削り難いと思うのですが.....
旋盤の場合は、刃物台を材料ぎりぎりまで近付けて削るのが原則です。
(そうでないと刃先が材料に食い込むか弾かれます)
もしかして、轆轤をしている方に削り方を習ったとか?(道具の持ち方などが轆轤の削り方に近いです)

投稿: さいかち | 2007年12月25日 (火) 21時16分

<カリンに似た材に、パドック、エアビラ、ナーラ>というご指摘がありましたので、私の注釈を添えておきます。
カリンの木を、ミャンマーではパドゥクと呼ぶ。フイリピンでは、カリン材を名ナーラ (Narra) と呼んでいます。つまのカリン呼び名が各国で違うだけの話です。

ということですが、エビアラという材料に関しては、木場でも見た記憶がないし、自分が買い求めて加工した経験はないので、私がウンチクを述べるほど経験は無い。なので、この材の可能性はある。ただ、この呼び名も一般的には、私のURLリンクした木材図鑑によれば、エビアラとは(バーリニア=Berlinia)のことで、別名として、エクポゴイ、アベムとの名称と共に(エビアラ)の名前が載っています。

そして、似ている木でも、カリンとは全く別物なのは、アフリカン・パドゥクと呼ばれる材木です。これなら同種ではなく、別物と言える。
アフリカン・バドウクは、自分で買い求めて加工し、JBLパラゴンの後ろ足四本に使用している。また、他にも家具材として利用しているから、良く知っている材木ですが、カリンとぱっと見た目は似ていても、削って加工してみれば、カリンとは全く別物の材質なのが解ります。赤い粉状の削りカスが出るし、素人でも一目瞭然です。

投稿: シロフクロウ | 2007年12月25日 (火) 22時32分

シロフクロウさんのおっしゃる事は、よく分かります。(⌒-⌒;) リンクされているHPは以前から知っています。
本来の由来からいうとそういう事でしょうが、カリン、パドック、エピアラ、ナーラは別物として通用しますよ。
(もちろん、パドックはアフリカンパドックの事です。多分、国内だけの話で海外では通用しないはず?)
こういった例は、よくある事で紫檀、ローズウッド、黒檀、マホガニーなどでも同様な話があります。

ネット上の画像の場合、撮影デジカメの特性・光源の状態・ディスプレイの表示設定などで色調が変化します。
画像表示が完全には当てにできないため、候補に幅を持たせて書いているわけです。

投稿: さいかち | 2007年12月25日 (火) 23時38分

>さいかちさん

 さすがに眼力鋭いですね。
ツールレストですが、実はペーパーを掛けてから写真を
撮ることを思い出したので、ペーパー掛けに邪魔にならない
位置に寄せていたまま、手とバイトを添えて写真を撮ったのです。
削る時はこんなに離しません。(^^;

 モーターは大小合わせて10個近くあるので、使えるチャックが
あるかどうか、業者に探させています。
加えて、プーリーを使って変速式にすることも考えています。

 木材は木っ端を見ただけで言い当てるのは非常に
難しいですよね。特に写真を見ただけでは……。
すみません。(ーー


>シロフクロウさん

 「木材図鑑」サイトは私も見るんですが、分かりにくいですね。
植物の観察・検索図鑑のように調べられるのであれば
良いのですが、木材になってしまうと本当に難しいと思います。

投稿: ファーマー佐藤 | 2007年12月26日 (水) 00時23分

ファーマー佐藤さん、こんばんわ。

皆さんのコメントに乗り遅れてしまいました。

僕もたぶんこの木はカリンだと思います。
カリンも個体によって色や表情に幅があるようで、ミジミジのカリンもあれば素直なカリンもあるようです。
画像の木は、ちょっと前に使ったカリンと印象がよく似ています。

旋盤を自作されるそうですが、実はつい先日、大先輩の木工家さんとお話しする機会があり、その方はずいぶん昔に自分で図面を引いて、鋳物屋さんで鋳物をふいてもらい、旋盤を自作されたそうです。
その方によれば、主軸の支持は砲金のブッシュが一番だそうで、次に上等なベアリングだそうです。
主軸は太くて長い方がいいそうで、大切なのはフライホイールを付けることと仰ってました。
フライホイールがあると回転が安定し、刃物の切れが全く違うそうです。
あと、やはり金属加工用の旋盤も重くて良いらしいですよ。
ベッドを工夫すれば使えると仰ってました。

投稿: 齋田 | 2007年12月26日 (水) 00時34分

>削る時はこんなに離しません。(^^;
そりゃそうですよね〜。
どうも、失礼しました。m(_ _)m

>モーターは大小合わせて10個近くあるので、使えるチャックが あるかどうか、業者に探させています。
モーターが十個も!ずいぶん沢山あるのですね。(旋盤と轆轤の両方ができるかもしれませんね)
旋盤用のチャックは、ビックマークかワンウェイあたりが評判が良いです。
安いチャックが良いのであれば、青島チャックでしょうか?(値段の割に悪くはないようです)
轆轤細工の産地を探せば、中古のカップチャックが出てくる可能性はあるかと思います。

>木材は木っ端を見ただけで言い当てるのは非常に 難しいですよね。特に写真を見ただけでは……。
確かに、難しい事には違いありませんが、今までの経験や知識を再検証する良い機会となります。(恥もかきますが....)
それに、判断の材料に感触とか実物の持つ雰囲気が大きな割合を占めている事に気付かされました。

ところで、カリンとパドックは、匂いが全く違う事をご存じですか?
匂いというのは結構、重要な判断材料です。(機会があればお試し下さい。面白いですよ。)

投稿: さいかち | 2007年12月26日 (水) 01時24分

>齋田さん

 へーーーー、ベアリングよりも砲金のブッシュが良いとは意外です。
フライホイールも「なるほど!!」です。
大変参考になります。金工旋盤は良いと思いますねー。
タダでも貰えるんですが、あまりにも大きいので手が出せません。(~~
 それと、カリン了解です。(^^


>さいかちさん

 確かに匂いは決め手になりますね。パソコンでも匂いが
出ればいいと思いますがー。(^^;
パドウクは小物を見たことしかないのでピンときませんが、
材料を見る機会があったら良く嗅いでみます。

 チャックの薦めもありがとうございます。
実は廃業する作業所のブツを狙っていたりしますが、農業機械を
多く扱うためにモーターがたくさんあるので、作るのも良いかな?、と。
それ自体が楽しそうですし。(^^
 

投稿: ファーマー佐藤 | 2007年12月26日 (水) 08時50分

色・杢目・板目を判断するに間違いなくブビンガです。花梨に似ているのでプロでも間違える材料です。独特の濃い赤黒杢目が所どころ出で入り乱れた良木が特徴です。

投稿: 銘木屋さん | 2016年1月16日 (土) 18時52分

>銘木屋さん

 へ~~、ブビンガですか。思いもしませんでした。
ブビンガは柾目の突き板しか使ったことがないので、全く
ピンと来ませんでした。

投稿: ファーマー佐藤 | 2016年1月18日 (月) 19時30分

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