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2008年2月24日 (日)

白鳥のエサ問題

 横浜国立大学大学院教授の田代洋一氏の講演を聞きたくて
酒田市認定農業者会議の総会に出席してきましたが、来年度
の事業計画の一項が気になりました。

「白鳥のえさ集荷作業及び贈呈式」

 この会議が発足した10年程前から実施している事業のよう
ですが、全国的な流れとして、野鳥にエサをやることが問題視
されていて、秋田県大館市のように条例で禁止した自治体も
あります。酒田市は白鳥飛来数日本一だそうですが、万一にも
鳥インフルエンザが出たら、酒田市の大幅なイメージダウンは
避けられません。市と認定農業者会議もその片棒を担いだこと
になってしまいます。
 私は元々エサやりには反対だし、副市長も来ていたことから
質問しました。想定外の質問だったようで明確な方向性は
示されませんでしたが、その後の懇談会で会長が言うには、
市の課長の話として、

「エサ集荷は取りやめることになるだろう」

ということでした。

 エサやりを積極的に続けてきた「酒田市白鳥を愛する会」と
市側との協議があった話は聞いていますが、副市長レベル
までは上がらない問題だったようです。副市長の意見が反映
されたかは不明ですが、どうやら一歩前進しそうです。


 ところで、田代教授とは酒を酌み交わしながらお話させて
頂きましたが、オフレコならではの興味深い話が伺えたし、
かなり突っ込んだ話も出来て楽しかったです。
 それにしても、あの先生、酒好きだなー。

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コメント

そうなると、最上川での餌やりはなくなるのかな?
白鳥の飛来数も減っていくんでしょうが、白鳥が越冬できなくしてきた環境を作った事に対して訳の分からない環境保護団体や動物愛護団体が何か言い出すんでしょうね。

丹頂の保護のために越冬時に餌やりをした事に対しては賛成なのですが、白鳥は…。

昔、小学校でお茶の飲みがらを白鳥の餌として集めていた事があったけど最近はやってないのかな? そうやって餌はまだ集められるんでしょうか。

庄内観光の冬の目玉見たく関東では宣伝してるよ、最上川の白鳥。そこはどうなる?

投稿: こうさく | 2008年2月24日 (日) 23時07分

>こうさくさん

 いや、酒田市認定農業者会議としてはえさの集荷を
しないということで、えさやりが無くなることはないでしょう。
白鳥を愛する会の姿勢はかなり強硬ですから。
 茶殻を集めている話は聞きませんね。白鳥もグルメになったかな?。

投稿: ファーマー佐藤 | 2008年2月25日 (月) 11時08分

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