蜜蝋作り
以前にも一度蜜蝋を作りましたが、あれは予行練習で今回が
本番です。反省点を踏まえて実行です。
蜜蜂の巣は、3枚群を8箱で24枚使いました。
以下、順を追って解説します。
①巣板から巣を剥ぎ取りました。この際、蜜蜂の死骸は枠を
叩いてなるべく落としました。黴びや虫食いが酷い部分は
捨てました。
②鍋代わりのブリキバケツにお湯を沸かして、巣を入れて
溶かしました。巣は正にハニカム状になっているので非常
に嵩張りますが、溶かすと1/10位になります。
これをザルですくい取り、種籾浸種用の網袋に分けて入れ
ました。 写真は、使い終わった網袋です。
③熱湯に網を入れて、蜜蝋を溶出しました。次の日にやった
ために簡単には熔けなくて、結構時間がかかりました。
④網をお湯から上げて絞りました。蜜蝋は水より軽いので浮い
て固まりますが、時間がかかるので一晩置きました。
⑤次は精製です。布オシメを二重にして作った袋に蜜蝋の固まり
を入れて、熱湯でグツグツ煮ました。目が細かすぎない布なら
何でも良いでしょうね。
完全に溶けたらお湯から上げて中身が流れ尽くすのを待ち
ます。つい絞りたくなりますが、ゴミも出やすくなるのでジッと
我慢です。写真は、ご用済みのオシメ袋です。
⑥一晩置いて冷まして出来たのがこれ。
分厚いので簡単には取れませんでした。ゴムハンマーで
バケツをガンガン叩いて取り出しました。
⑦裏に付いたカスを使い古しの歯ブラシを使って洗い流せば
完成!!です。
精製前の固まりでは重く感じていましたが、計ってみたら
2.8Kgした。充分な量です。ヤッター。
このように手間はかかりますが、誰でも作れるので興味の
ある人はやってみて下さい。材料の巣はメロンやスイカを作る
農家に頼めば、中身だけなら入手出来ると思いますよ~。
| 固定リンク
コメント
自分で作れるのですね!!
考えてもみませんでした。
買うとかなりの値段ですが、作れば安くできるでしょうね。こちらにも養蜂場がありますから巣は手に入るだろうし・・・これはいつか試してみたいです。
手作り蜜蝋の使い心地、品質はどうでしょう。
自分で作った蜜蝋で塗りまで出来ればかっこいいなぁ!
投稿: のほほん | 2008年2月23日 (土) 10時12分
のほほんさん、こんばんは~。
そうそう、蜜蝋は自分で作れますが、結構
時間がかかります。もう一回精製した方が良い気も
しますし。
巣が手に入ればいいですね。(^^
投稿: ファーマー佐藤 | 2008年2月24日 (日) 01時30分