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2008年7月31日 (木)

片手腕立て伏せ

 若い頃から、「腹筋」とともに腕立て伏せは良くやってきました。
50近くなった今も、指立て伏せ100回を含めて毎日400回やって
いますが、腕立て伏せって、実は筋トレとしては効率が良くありま
せん。知ってはいましたが、私の場合は「筋トレ」というよりもエクサ
サイズ的な捉え方をしているので、それで良いんです。

「若い頃の体型を維持して、山々を機敏に駆け巡る」ことが目的
なんですから。

 逆に、ムキムキマッチョになっては困ります。礼服やスーツが
合わなくなりますからね。

 事実、ウエスト76cmは高校時代から全く変わっていません。
脚の筋肉が落ちた分、体重は減りましたけどね。体脂肪率も
かなり低い方なので、山や海で遭難したら長くは生きられない
タイプと言えそうです。
 日常生活では、昔の服が全部着られるのでエコでもあります。

 というワケで、腕立て伏せはさほど苦にならないのですが、
何百回もやるのは時間がかかるので、数ヶ月前から片手腕立て
伏せも取り入れています。最初は20回ずつから初めて、大分
慣れてきました。

 そこで、両手腕立て伏せの回数を減らして片手を増やすことに
しました。時間の節約です。

 やれば出来るもんです。左右100回ずつに成功しました。
足を開ける間隔を狭くすると、脇腹や足の筋肉も鍛えられる
ようです。負荷が2倍以上になるので、筋トレとしての効果が
高いのは間違いありません。これは良いですね。
心臓バクバクで、心肺機能の強化にもなるようです。

 で、チョット検索してみたら、片手腕立て伏せを実践している
人って結構多いんですね。動画もありますが、人様がやっている
のを見るとバカみたいでもあります。

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2008年7月26日 (土)

MTBで鳥海ブルーライン

 午前中の仕事を早めに済ませて、お昼前からMTBで出かけ
ました。ヘルメットのテストがてら鳥海ブルーラインまでです。
テストにしては遠いですが~。

 先月は遊佐町から登りましたが、やや物足りなかったので、
今回は象潟町まで足を伸ばしました。久しぶりに快晴となり、
かな~り暑かったですが、穴あきメットの効果は十分感じられ
ます。汗が流れるのでバンダナは必要ですけどね。

 遊佐町の外れの辺りからは日本海が望めます。

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 とっても暑いので泳ぎたくなります。

 鳥海ブルーラインの秋田側コースへは象潟まで行かなくても
栗山池の側を通って行く方が近いのですが、コンビニや商店が
無いために遠回りしたワケです。
 それにしても、暑い中ずっと向かい風だったので、やっと見つ
けた象潟町の酒屋では、疲労回復にと、

「プシュッ!、プハーッ!」

とやってしまいました。本生ロングだけでは足りなくて、チョー奮発
しました。

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 いや~、やっぱり旨いな~~。贅沢贅沢!。\(^〇^)/
お湯を貰ってカップラーメンで腹ごしらえです。酒田市内でも
かつ重弁当を食べたのに腹ぺこです。車で高価なガソリンを
消費するよりも燃費が悪いなー、こりゃ…。

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 コンビニと違って客が全く来ないので、静かで良いです。
涼しい風も吹き抜けて、とても気持ち良い休憩場所でした。

「鉾立へ自転車で行くの??。そりゃお気の毒様。
車で行くのも大変なのにねえ……。」

と店のオバチャンに言われました。

 軽く笑い飛ばしていましたが、しばらくして後悔することに……。
ドリンクのせいもあったかも知れませんが、とにかく暑くて風も
無く、汗がダラダラ流れました。上りは急で、象潟スキー場を
過ぎた辺りからはずっと10%の急勾配で、ギアは1速固定と
なりました。キビシイ~。
 歩いた方がずっと楽ですが、絶対イヤ。ただ黙々とペダルを
踏み続けました。喉が渇きます。水は残り僅か……。
ヤバイな……。マズイな…………。ドリンク計画の失敗です。
県境まであと7Kmの地点で、水を飲み干してしまいました。
諦めて下ればあっという間に麓の自販機に着きますが、
それは何としても避けたい。ここはひとつ、遭難したと思って
頑張ることにしました。山登りの為の鍛錬としてはうってつけ
の状況です。

 鳥海ブルーラインは山形県と秋田県の両県に跨っていて、
全長35Kmあります。かつては有料道路でしたが、1997年
から無料解放された山岳道路です。純然たる観光道路ですが、
県境付近の鉾立と大平にしか売店や食堂がありません。
もちろん、途中には自販機も無し。

 とにかく、鉾立まで行かなくては……。
秋田県側の上りは山形県側よりもずっとキツイです。このコース
は冬に歩いていますが、スキー歩行だと楽勝ですからね。
全く甘く考えていました。

「あ~~、水飲みてえ~~。」

 上りもいよいよ九十九折りの急坂になって喘いでいると、清水
発見!!。ヤッター。\(^〇^)/

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 ホントに助かりました。たっぷり飲んで水浴びして水筒にも補給。
これでまた頑張れます。

 しばらくすると、鉾立のビジターセンターが見えてきました。
もう少しの辛抱です。

 エッチラオッチラ漕ぎ続けてやっと鉾立に到着しました。
奈曽渓谷越しに稲倉山と鳥海山が見えます。絶景です。

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 今回はカーナビに加えてラジオを装備し、パンク修理道具や
カッパの搭載、ハンドル改造等で重量アップした分、上りが
一層辛くなったようです。

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 さて、鉾立到着です。急いで食堂に入りましたが、無い…。
よ~く見回しましたが、渇望している飲み物が無い!!。
ガッカリですが、大平山荘ならあるはずなので、何も飲まずに
出発しました。
 大平は閑散としていましたが、食堂に入ると全席配膳が済んで
いて、満室なのが分かりました。鳥海山の人気は全国区ですから
ね。邪魔にならないようにロビーで「生」をグビグビ。

「プハーッ!!、やっぱ最高だあ!!、もう一杯!!」

 生き返りました。真夏に自転車の上りでかく汗は半端じゃない
ですね。全身に水分が行き渡る感じがしました。格別です。

 もうすぐ6時。暗くなる前に下山開始です。
下りの爽快感は最高です。もうぶっ飛び
オバチャンライダーを軽く追い越し、カーブを鋭く抜けます。
バイクと違って車体が軽いのでカーブは断然楽です。
最高速チャレンジもしましたが、膝に疲労感があって思うように
足が回りませんでした。ヘルメットの風切り音が凄かったので、
空気抵抗も大きかったのかも知れません。67.1Km/hが
最高でした。80Km/hへの道のりは遠いなー。

 時間が遅くなったので追い風がなくなって、先月のような
帰路の平均時速が36Kmなどというスピードは不可能。
なにやら、山行最後のダラダラとした長い下りのようでもあり
ました。

 途中のコンビニでプレミアムな燃料を補給してもう一踏ん張り。
夕方からスイカを収穫するハズが、辺りは真っ暗になってしまい
ました。全く予定外ですが、そういうこともあります。
自宅の近所の飲み屋に直行しました。

「マスター!、大ジョッキ頂戴!!」

 また生き返りました。(笑)

 で、本日の走行データ。

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 半日で124Kmも走ったのは初めてです。
一日では25年ほど前に走ったことがありますが、ホント久しぶり。

 いや~、鉾立の上りはホントきつかったな。
今度は山形県側から登って秋田県側に下りることにしましょう。

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2008年7月 5日 (土)

池昭語録

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 「酒田労山の思い出 池昭語録」

 という自費出版の本を頂きました。
酒田勤労者山岳会の発足から解散に至るまでの30年近く会長で
あり続けた池田昭二氏(通称イケショウ)が、会の機関誌に寄せた
文を同人の今井吉郎氏がまとめ上げて池田氏自身が加筆し、
阿部良治氏が監修した内容となっています。

 池田昭二氏といえば、登山愛好者で鳥海山に登ったことの
ある人ならほとんどの人がお世話になっているハズ。
昭文社の「山と高原地図・鳥海山」の筆者だからです。
鳥海山登山だけでも1,000回以上ということで、正に鳥海山の
生き字引と言える方です。
 また、中学校と高校で教鞭を執る傍ら、山岳部の顧問として
活躍されていたので、騙した、いや、指導した生徒の数は数知れ
ません。私自身も酒田労山に所属していたので、氏のお世話に
なりました。解散した今も、たまに自宅へお邪魔します。
 
 で、あちこち読んでみましたが驚きました。
昔の鳥海山の冬は凄まじいですね。たった4時間で3mも雪が
積もってテントや雪洞が潰された話なんかは、冬が暖かくなった
今じゃ考えられません。凄いなー。(@@
装備も今とは比較にならないほど粗末だったワケで、

「冬の鳥海山が好きです。」

なんて、恥ずかしくて言えませんね。想像を絶する厳しい世界が
生々しく描写されています。これは貴重な記録集と言えます。
その中でも、「忘れがたい山」は壮絶です。

 ウム、これは酒の肴にピッタリのものを頂きました。
池田先生、ありがとうございました

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