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2008年7月 5日 (土)

池昭語録

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 「酒田労山の思い出 池昭語録」

 という自費出版の本を頂きました。
酒田勤労者山岳会の発足から解散に至るまでの30年近く会長で
あり続けた池田昭二氏(通称イケショウ)が、会の機関誌に寄せた
文を同人の今井吉郎氏がまとめ上げて池田氏自身が加筆し、
阿部良治氏が監修した内容となっています。

 池田昭二氏といえば、登山愛好者で鳥海山に登ったことの
ある人ならほとんどの人がお世話になっているハズ。
昭文社の「山と高原地図・鳥海山」の筆者だからです。
鳥海山登山だけでも1,000回以上ということで、正に鳥海山の
生き字引と言える方です。
 また、中学校と高校で教鞭を執る傍ら、山岳部の顧問として
活躍されていたので、騙した、いや、指導した生徒の数は数知れ
ません。私自身も酒田労山に所属していたので、氏のお世話に
なりました。解散した今も、たまに自宅へお邪魔します。
 
 で、あちこち読んでみましたが驚きました。
昔の鳥海山の冬は凄まじいですね。たった4時間で3mも雪が
積もってテントや雪洞が潰された話なんかは、冬が暖かくなった
今じゃ考えられません。凄いなー。(@@
装備も今とは比較にならないほど粗末だったワケで、

「冬の鳥海山が好きです。」

なんて、恥ずかしくて言えませんね。想像を絶する厳しい世界が
生々しく描写されています。これは貴重な記録集と言えます。
その中でも、「忘れがたい山」は壮絶です。

 ウム、これは酒の肴にピッタリのものを頂きました。
池田先生、ありがとうございました

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