« 結婚情報サービス | トップページ | 超軽量シュラフ »

2008年10月20日 (月)

嗚呼、筋肉痛の北アルプス!

 稲刈りが遅れた上にスイカの収穫中ということで、
かなり厳しい状況でしたが、唯一のチャンス!と、
無理して北アルプスに行ってきました。


10月16日

 紅葉もそろそろ終わりの平日です。黒部ダムの
玄関口でもある扇沢に余裕で駐車すると、種池
山荘へ通じる柏原新道を登りました。昼下がりの
遅い出発です。

00000007

 いや~、良い天気ですね~。
登山シーズンも終わりなので、出会う人は少ないです。
日頃から自転車に乗っているし、長距離走もこなして
いるので絶好調!。道路を普通に歩く程度の速さで、
しかも楽に登れました。心拍数160でも全然苦しく
ありません。若い頃でも、標準コースタイムの半分
で登っていましたが、それ以下です。特に頑張っては
いないのですから、自転車様様です。happy01
 
 柏原新道は、12年前に下ったことがありますが、
バス時間が迫っていてガンガン走ったせいか、どんな
登山道だったか全く覚えていませんでした。
だから新鮮!。気持ちよく歩いていたら、1時間50分
で種池山荘に着いてしまいました。少し遅れて到着
した熟年夫婦は5時間もかかったそうですが、そりゃ
いくら何でもチョットかかり過ぎでしょ?。

00000010

 遠くからでも良く目立つ山小屋です。

 さて、今回の登山計画は、扇沢~種池山荘~
岩小屋沢岳~鳴沢岳~赤沢岳~スバリ岳~針ノ木
岳~蓮華岳~北葛岳~七倉岳~船窪岳~不動岳
~南沢岳~烏帽子岳~南烏帽子岳~三ツ岳~
野口五郎岳~真砂岳~水晶岳~赤牛岳という
18座もの山々を縦走して針ノ木谷に下り、針ノ木峠
まで沢を上り詰めてから針ノ木大雪渓を下り、出発
地点の扇沢へ戻るという遠大な周回コースでした。
 しかも、種池山荘以外の山小屋は全て今年の営業
を終えて閉鎖されているという悪条件です。
 ということは……、ビールが無いし、水すら無いと
いう心配がありました。全てテント泊で、山中3泊
という強行軍ですし…。

 とはいえ、

「今日の調子なら行けるかもなー。」

と種池山荘のテン場に張ったテントの中で、売店で
買ったビールをガブ飲みしながら思っていました。

00000016

 アライのエアライズ2に一人だから快適です。

00000020

 フルフライ式のテントは、外に靴が置けるので
便利です。
 
00000017

 もちろん、軽量化には拘りました。最も有効なのは
食料減らしです。厳しい山行の場合はこれと決めて
います。

「米とフリカケ」sign03

 これ、私の定番。

00000019

 所詮はフリカケですが、よりどりみどりです。coldsweats01
ご飯をたっぷり食べれば、後は寝るだけ~。


10月17日

 テントが霜で真っ白になっていました。
気温は-7℃。霜柱がサクサクいって気持ち良い
朝です。素早く撤収すると、日の出前の5:40には
出発しました。計画では烏帽子までですから。

 ウン、今日も絶好調!!
と、ホイホイ歩きました。剱岳や立山が見事です。

00000023

00000029

00000034

00000038

 少し霞んでいましたが、絶景が続きます。
黒部湖も見えます。先週の写真では薬師岳が
雪で真っ白になっていましたが、すっかり融けて
いました。

00000048

00000053

 針ノ木岳には10時に着きましたが、ちょっと遅れ
気味です。あれっ?、そんなハズは……。

 間もなく針ノ木峠に着きましたが、当然のごとく小屋
は締まっています。ウーム…、ビール飲みたい……。

 それでも気を取り直して蓮華岳に登りました。
振り返れば針ノ木岳が見事です。

00000057

 さて、蓮華岳に着きました。

00000062

 「蓮華の大下り」ということで、長くて急な下りが
続いていました。何だかペースが上がりません。
初めはザレ場、後半は岩場が続いて、足が悲鳴を
上げ出しました。

00000063

「こりゃ、烏帽子どころか船窪も怪しいゾ!?」

 北葛乗越では、マジでそう思いました。

「何でこうなるの??」

 そうだ!、ビールを飲んでないからだ!

と思いついて、せめてもとアルコール度数50°の
ウイスキー、キリンの富士山麓 樽熟50°をラッパ
飲み!。たちまち元気回復です。coldsweats01

 しかし、これで三晩目の酒が不足するのが決定的
となりました。酒の無い夜は絶えられません。
 更に、遅れを取り戻すのも無理なので、北葛岳の
頂上で決断しました。計画を中断して、船窪から
針ノ木谷~針ノ木峠経由で扇沢へ下山することに
したのです。幸いなことに、借り物の携帯電話が
通じたので、変更内容をメール出来ました。
ソフトバンクは山では通じないというのが定説だった
ので、ラッキーです。というか、奇跡的かも。

 時折見る雷鳥が旨そうでなりませんが、我慢して
先を急ぎます。

00000043

 船窪の小屋には15:30に着きました。
3時間の遅れは決定的です。このコースは意外に
ハードだし、小屋が閉まっているのがツライです。
そこには四畳半ほどの冬季小屋がありましたが、
水場がないのでテン場に向かいました。
北アでは珍しく、小屋から結構離れています。

 まずは水の確保ですが、ン??、何か変……。
水の臭いがしません。ホントに出てるのか??。

00000073

 警告を見ながら下りていくと、

00000072

 なるほど、こんな風です。なのに……、水は
無い。涸れていました……。恐れていた事態です。
 ま、それも考えて種池山荘から5リットルの水を
背負ってきたので朝までは保ちます。針ノ木谷に
下りれば水はいくらでもありますからね。

 そうと決まれば、あとはウイスキーを飲むだけです。
素早くテントを張りました。

00000074

 トイレがあるのは○です。

00000075

 非常酒にまで手を付けて反省します。

「やっぱり、北アルプスには小屋が開いている時に
金をたんまり持って来るに限る!。」

 この日は全く誰とも出会わなかったし、テン場の
受付も出来ないので、万一遭難した場合には、
あまりにも範囲が広すぎて探しようがありません。
不動沢になんか落ちたら絶対助かりそうにないしね。

00000071


10月18日

「あーー、早くビール飲みてえ~~」

 というワケで、夜明けと共に下山開始です。
今回は自転車効果を過信して、山用のトレーニングを
全くしなかった為に筋肉痛が酷いです。ミスったな…。
濡れ落ち葉が積もっていて滑りやすいので、更に緊張
を強いられます。あー、しんど……。
 そもそも、6ヶ月振りの山登りだしねえ……。catface

 それでも、一時間で針ノ木谷に着きました。
300cc程しか残っていなかった水筒を満たしました。
日程がたっぷりあるんだったら、また登り直すところ
ですが、それは無理。去年だったか整備したという
黒部湖方面の古道を下見してから、針ノ木峠方面に
進みました。

「登山靴で沢歩きはしたくないなー」

 と思いながら歩いていると、なんと渡渉に失敗して
しまいました。ツルンと滑って尻餅をつく形で水に
落ちてしまったのです。やっちまったー。happy02
すぐに水から上がって靴下を絞ったし、濡れても
乾きやすい服を着ていたので平気でしたが、お尻に
痛みが……。軽い打撲のようです。沢で転んだなんて
初めての経験です。参ったなー。

 しばらく歩くと、針ノ木峠に通じる沢に着きました。

00000083

 ここからも沢歩きが続きます。
大昔の人達もここを通ったんですよね。凄いなー。
ペースが上がらないので、諦めモードでゆっくりと
登りました。

00000084

 針ノ木峠に着いても感慨はありません。
もちろん、誰もいません。せめてもと、非常酒で水割り
を作って、槍ヶ岳を遠望しながら、

「カンパ~イ!!」

 三杯も飲んでしまいました。どうせ、後は下るだけ
だし~。coldsweats01

 大雪渓を避けるように作った登山道を慎重に下り
ます。酷い筋肉痛の足には結構な距離です。

00000085

 大沢小屋近くでは、やっと人に会いました。
登山歴数年の熟年夫婦でしたが、登ろうか、諦めて
下ろうか迷っているところでした。装備は万全でした
が、そこで判断を迷うようなら中止した方が良い。
もっと気軽に楽しめる山を紹介しておいたので、多分
下山したでしょう。

 というワケで、計画よりも一日早く扇沢到着しましたが、
猛烈な筋肉痛です。これまでの経験では2番目の酷さ
かも。やっぱり、ハードな山行には、それなりの準備を
しないとダメですね。大いに反省しましたが、次回への
心づもりが出来たので、良しとしましょう。
 ちなみに、北アルプス山行は何度も経験しましたが、
初めてキツイと思いました。

 宿泊所に移動してからは、馬刺しにレバニラ、モツ煮、
ピータン、野菜炒めで生ビールを大ジョッキで3杯流し
込んで栄養補給しました。プハーッ!!。
これだから山はやめられない。\(^〇^)/

|

« 結婚情報サービス | トップページ | 超軽量シュラフ »

コメント

こんばんは~!
ファーマーさんは、やっぱり男の中の男だ!
心拍数160でへっちゃらですかーーー。

投稿: 大工協奏曲 | 2008年10月20日 (月) 22時26分

飲み過ぎ〜〜でもないか。
天気に恵まれ絶好の登山日和。

筋肉痛とは珍しい。お互い年かね〜。

投稿: こうさく | 2008年10月20日 (月) 23時23分

へーーーぇ!!!
私と同い年なのに、頑張りますねえ。
自分の年って意識しないのかなぁ?

ちなみに私、老眼が始まったみたいです。
(まだたいしたことないけど・・・。でも突然始まりましたよ!)

投稿: ツネオ | 2008年10月20日 (月) 23時31分

>大工協奏曲さん

 スポーツ自転車は、心肺機能の強化に最高ですね。
ランニングと違って涼しいし。
管楽器吹きにも良さそうです。弦楽器は?ですが。(^^;


>こうさくさん

 そりゃ、負荷が大きすぎれば筋肉痛にもなりますよ~。
アルコール摂取量が少なくて、血の巡りが悪くなったのかも
知れませんが。(^^;

>お互い年かね~

「お前と一緒にするな!」

と思ってしまいましたが~。(笑)


>ツネオさん

 自転車乗りと筋トレを日課にするようになってからは
トシを感じなくなりました。筋肉を刺激すると男性ホルモンが
分泌されるそうで、あっちのパワーも復活です。
使い道はありませんが。(^^;

 ただ、同級会の写真なんかを見ると、

「うわっ!、誰このおっさん!?」

と自分の顔を見て思ってしまいます。(^^;

 老眼は……、まだ感じたことないなー。

投稿: ファーマー佐藤 | 2008年10月21日 (火) 08時35分

山の写真がいっぱいのレポートを、楽しませていただきました。ありがとうございます。昨夜と今朝と、2回読みました(笑)
ハードな行程もさることながら、山小屋の恩恵を受けられない季節というのが、お気の毒でした。
でも、なんたって、良いお天気に恵まれた山行でしたから万歳×3だ!。青空の写真を見るにつけ、大いに楽しまれたと思います。
この時、私は八ヶ岳の麓にオフ会で宿泊していたのですが、千葉に居残っていた旦那フクロウからメールが入りました。
【今、テレビで北アルプスの実況をしているけれど、すごく良い天気よ!ファーマー佐藤さんはきっと、最高なんじゃない?】
というメールのやり取りをしておりました。

投稿: シロフクロウ | 2008年10月21日 (火) 08時40分

>シロフクロウさん

 シロフクロウさんは山男でしたから、懐かしさも感じて
いただけたでしょうか。(^^
今日は筋肉痛もすっかり治まったので、また行きたい気持ち
マンマンです。(笑)

 八ヶ岳も良かったでしょうね。
16日からずっ~と天気が良いというのも珍しい気がします。
奥様も同行できれば良かったのにね~。

投稿: ファーマー佐藤 | 2008年10月21日 (火) 08時46分

おばんです!。
 
 登山計画とゼンリンの地図を照らし合わせてみて「これは常人の成せる技ではないな…。殆ど修行僧の世界でしょう。」と思わずにはいられませんでした。

 時には潔い撤退を選択することも賢者の証ですね。

 老眼の話ですが…、私は3~4年前からきています。どうも若い時分に視力の良い人ほどなりやすいようです。そう云えば普段は1.5なのにギャルを眺めるときには3.0に跳ね上がる感がありました。
     わっはっはっ~!…_| ̄|○

投稿: 面白ダデイ | 2008年10月22日 (水) 21時32分

 面白ダディさん、こんばんは~。

 このくらいで驚いてはいけません。世の中には本当に
凄い人達がいます。
 確かに私も山を歩くのは速い方でして、一度も追い越された
ことがことがありませんが、その倍以上速い人達が存在します。
山を歩くのではなく走るんです。普通の登山者なら一ヶ月以上
かけなければ踏破出来ない長大なルートを、僅か一週間で
駆け巡ります。登山者というよりは山岳ランナーです。
私も稀に山で走ることがありますが、彼らは常に走るワケです。
靴は登山靴ではなくてランニングシューズだし、装備は究極の
最小限。驚きモモノキですよ。(@@
一度遭遇してみたいものだと思っています。

投稿: ファーマー佐藤 | 2008年10月22日 (水) 23時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 結婚情報サービス | トップページ | 超軽量シュラフ »