「ウヒャーッ!、鳥海山が丸見えだー!!。
山が呼んでいるっ~~!!」
昨日で大根洗いが終わったこともあって、朝から
ソワソワ…。仕事が手に付きません。
で、急遽、行ってきました。月山に。
といっても、出発が11:30ですから、かなり遅い
です。月山なら、かなり人が入っているハズだから、
そのトレースをアテにしての山行です。本当は踏み跡
が無い雪原を歩くのが好きですが、時間がない場合
は別です。
月山もクッキリ見えます。
もちろん、愛犬さくらも一緒です。
志津に着くと、車がたくさんありました。その先で
工事中のために除雪もされていました。普通なら
喜ぶところですが、スキーで歩けないのでちっとも
嬉しくありません。
それでも、姥沢への分岐からは雪はたっぷりで、
トレースもバッチリ!。高速道です。電柱コースを
登りましたが、腐れ雪なのでシールの効きも最高!。
ほとんど直登出来ました。おかげで、おそらく過去
最高の1時間で姥沢に到着しました。
姥沢でも休憩無しで、そのまま姥ヶ岳への尾根を
登りました。歩き出しが1時過ぎなのに下山時間を
3時と決めていたので、他の登山者と出会っても立ち
止まることなく、ひたすら歩きました。
自転車乗りの成果で心肺機能が大幅に強化された
ことを実感します。心拍数約160でも苦しくありません。
午後2:30。月山ペアリフトを眼下に望み、姥ヶ岳の
大斜面を見上げる地点で登行を中止しました。
雪質はまあまあです。リフトの下にはトレースが多く
ありましたが、尾根コースには登りと下りに一本しか
なかったので、キレイなものです。
ここで、初めての休憩です。
さすがに冷えるので、サッと着込んでから
「プシュッ!」
普段飲む第三ではなくて、今日は特別に第一です。
苦みと深い味わいがたまりません。
景色も良かったのですが、非常に残念ながらカメラ
の電池切れで写真はナシです。
しばしの初滑りを楽しんだ後、 登る時に追い越した
スノーシューの熟年夫婦が姥沢にテントを張っていた
ので、ちょっと話をしました。なんと関西から来たそう
です。月山も随分とメジャーになったものです。
天気は下り坂なので、明日はただ下山するのみで
しょう。随分と遠くから来たのにねえ。せめてもう一日
早く来ればよかったのに…。
なんせトレースバッチリなので、下りは滑る滑る!!。
ワックスを忘れたのも影響無しです。
しかし、さくらは大変です。スキーのトレースだけなら
良いのに、ワッパの踏み跡がボコボコ開いているんです
から。それでも健気についてくるのを見ると胸がキュンと
なるのを感じました。初恋に似た感覚です。
妻にも感じたこと無いのに犬に感じるとは……。
後ろを振り返りながらコーナーごとに待つことを繰り
返していましたが、ついつい飛ばしてしまいました。
電柱コース入り口付近まで来てからは、いくら待っても
来ない。おっかしいなー??。
下りは車道を滑っていましたが、直登ルートを下りて
しまったのかも?と考えて、一旦車まで戻ってみました。
いない……。足跡も無い。
「そのうち来るだろ」
と思って車を工事現場まで移動させて待機していても
やっぱり来ないので、兼用靴を履き直して登り返しま
した。暗くなってきたので急ぎました。
指笛を吹いても来ないということは、結構上の方にいる
と考えました。良~く見ると下った足跡もありませんで
した。
時刻は4:30。辺りは暗くなって諦めざるを得なくなり
ました。仕方ないので、一旦志津まで下りて家に電話
して、今夜は車でビバーク。明日また登って捜そうと
思って足を止めたその時。さくらが後ろから現れました。
私を見つけると嬉しそうに駆け寄ってきました。
二月の鳥海山、上ノ台コース偵察山行に続いて、また
しても感動の再会です。
はぐれた付近で私を捜し続けていたようです。
今度こそ、さくらの視界から消えないように慎重に
下りました。犬を連れていると下りのスピードはガタ
落ちです。森林限界を超えてクラストした雪面では
ガンガン走るんですけが、柴犬の小さなツボ足で
月山の深雪を走れというのは酷というものです。
ちなみに、大勢が付けたトレースを長靴で歩いて
みましたが、ほとんど歩けませんでした。
さくらは偉いなー。といっても、雪山は大好きみたい
です。これに懲りずにまた連れて行くか。
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