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2009年1月 5日 (月)

鳥海山 新春山行

 1月4日

 3日は高校の同級会でしたが、やや散漫な会と
なって、クラス会のような盛り上がりに欠けました。
そのために、翌日は少々欲求不満が残りました。

 そこで、急遽、鳥海山へ行くことにしました。
天気が回復に向かっていたからです。といっても、
急なことなので、誰に電話しても都合が悪い。
仕方ないので、一人で行くことにしました。
素早く支度して、行こうとした矢先。

「婆ちゃんが具合悪いから病院に連れてって~」

 症状を聞くと、どうも胃腸炎が疑われます。
仕方ありません。山は諦めて酒田市内の病院に
連れて行きました。日曜日なので行き先が限られて
しまいます。

 その結果、確かに胃腸炎ではありましたが、症状が
軽いので二日も寝ていれば治るだろうということでした。
元々誰よりも腹が丈夫な婆ちゃんなので、その程度で
済むのでしょう。

 そこで、山行復活です。(笑)
お昼12:30という、かなり遅い時間の出発となって
しまいました。途中で買い出しをして、大台野牧場を
歩き出したのは13:40。非常識なほど遅いです。
帰り支度をしていた人も呆れていました。

 まだ風が強いのでトレースは期待できません。
それでも、暗くなるまでには滝の小屋に着くだろう
と思って急ぎました。

 歩き出して間もなく、スノーシューで帰ってくる御仁
に出会いました。山雪荘に向かったものの、途中で
バテたから帰ってきたとのこと。

 へ?、山雪荘へ行くまでにバテる??。そんなこと
ってあるのか???。
山で一度もバテたことが無い私には全く考えられない
ことです。

 雪が少ないので宮様コースはブッシュまみれでした
が、とにかく時間がないので突入しました。
登りなら大丈夫です。休憩無しで登りました。
時間節約で写真もナシです。

 16:10。強風下の滝の小屋に到着です。

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 シーズン初山行で、トレース無しの単独行で出発から
2時間半なら上出来です。

 気温はー8℃程。もちろん、誰もいません。
二階の個室は畳が上げられていたので、広いところに
ツエルトを張りました。紐を張るところが無いので面倒
でした。テントにすれば良かったな。

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 まずは、雪で水を作りながら、好物の酢蛸を肴に
グビグビやります。たまんないね~。\(^〇^)/

 今回は篠笛を持参したので、滝の小屋では初めて
吹きました。適度に残響があって大変気持ち良く
吹くことが出来ました。ついでに、ipodも持参しま
した。なかなか良くて、そのまま夢の中です。(笑)

1月5日

 目を覚ましたらすっかり明るくなっていました。
羽毛服は上下に着ていたものの、モンベルの
U.L.スーパーストレッチ ダウンハガー#4一枚では
寒かったので、ホッカイロを腰と首筋に張って寝たら
朝までホカホカ。熟睡できました。
 これで、シュラフカバーも使えば東北の冬山なら
この小さなシュラフで間に合うことが分かりました。
よしっ!。

 まだ風は強いものの、青空も見えます。山頂は
見えません。雲が低くくて寒いです。
最初からスキーアイゼンを装着しました。
雪は、発泡スチロールを細かくしたようにサラサラ
です。滑るには最高の雪質です。

91050013

 滝の小屋を振り返りました。
と、この一枚を最後にカメラの電池が切れてしまい
ました。交換してもダメです。スイッチの動作もヘン。
10年使った2MPのデジカメもついに寿命か?。

 風が強くて地吹雪状態なので、とにかく寒かったです。
まだ体が寒さに慣れていないので、オーバーミトンと
目出し帽が必要だと思いました。

 河原宿を少し登った辺りで登高中止です。
すばやくシールを剥いでいると、チラッと山頂が姿を
現しました。今日はこんな天気が続きそうです。
 
 滑りはもう最高
先月、蔵王で練習した甲斐がありました。どうせ誰も
いないので絶叫しながら滑っていました。(笑)
堅いシュカブラを避けながら快調にターンを重ねました。
いやあ、山冥利に尽きるね~。\(^〇^)/

 そのまま滝の小屋を素通りして車道コースへ進み
ました。車道をカットして滑る方が雪が少ない宮様
コースよりも遙かに楽しめます。樹林帯も苦もなく
スイスイでした。山雪荘の100m手前までの車道は
全てカットという徹底振りです。

 いや~。面白かったな。

 帰りはそのまま富樫スポーツに直行しました。
次回以降のために、今回使ったシュラフをカバーごと
入れる袋とチェストハーネスを買いました。

 さて、山中での行動データです。

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コメント

あけまして おめでとうございます。
新年の初山が鳥海山一泊スピード行、さすがですね。一般人は真似しちゃいけませんが(誰もしない?)
実家のクマネズミまんまとのさばらせたまま、山形に戻ってしまいました。粘着式のネズミ捕りはエサだけくすねて逃げています。冬はあまりくっつかないのかな。
昔の籠タイプのネズミ捕りはもう売っていないようで・・・生け捕りにできたら鷹匠さんの鷹のエサにするのに。

投稿: あかねずみ | 2009年1月 5日 (月) 20時16分

 あかねずみさん、明けましておめでとうございます。

 鳥海山での滑りは最高でした。(^^

 粘着式のねずみ取りは、私も倉庫や作業場で愛用しています。
あれは通り道に置くだけで良くて、餌は要りません。
あちこちに何枚も置きます。かかるとチューチュー鳴いて
仲間に助けを求めるからか、そのままにしておくと
更にかかります。一枚で4匹ということもありました。

 ただ、粘着力は重要ですね。プロ用として売っている
物は強力な感じがします。逃げられることは滅多にありません。
ぜひお試し下さい。

投稿: ファーマー佐藤 | 2009年1月 5日 (月) 21時07分

3日はお世話様でした。
久しぶりにみんなに会えましたが、やっぱりクラス会の方がまとまりあっていいですね。
そして、早速の冬の鳥海山行とは…。
ただただ、恐れ入りました。
私も連れてってとは到底言えませんです。
滝の小屋も夏場しか行ったことがないので、真冬の今は想像を絶しますが。よくぞ一人で行くものだと驚いております。

今度は会うときは、我がクラス会で盛り上がりたいものですねぇ。

投稿: 清野 | 2009年1月 5日 (月) 21時19分

 清野さん、先日はお世話様でした。

 山に行くとようやく正月気分が味わえます。(笑)

 いつもは一匹も一緒なんですが、車酔いが酷いので
連れて行きませんでした。
帰ってきた私の姿を見たら、これから山に行くんだと
勘違いしたらしく、行きたがって大騒ぎ。(^^;

 真冬の鳥海山はピリッとしていて気持ちいいですよ。
行きたかったら遠慮無く言って下さい。日頃から運動をしていて
スキーが出来る人、しかも登山経験者なら大丈夫です。

 次回はやっぱりクラス会が良いですね。(^^
 

投稿: ファーマー佐藤 | 2009年1月 5日 (月) 21時46分

明けましておめでとうございます。

天候があまりぱっとしなくても、酒とつまみを持って鳥海山へとは中々ですね。
こういうのはヒジョウシキな登山かどうか解りませんが、悪天候が当たり前の山ではこれも有りで、ほんの一瞬の好天を狙うと登れる時だって有ります。
冬の飯豊界隈でも一般的には荷揚げとサポート隊は常識の様ですが、どっちにしたって悪天候には適わず、縦走は別にしてそんな時はさっさと降りた方が無難。我々が無所属なのと一人は単独で先行していて、新潟の会の方にとっては以外だった様です。

投稿: sakano | 2009年1月 6日 (火) 06時15分

 sakanoさん、明けましておめでとうございます。

「山は行ってみなければ分からない」

とは昔から先輩が言っていましたが、気象解析技術が進んだ
現在は行く前からほぼ分かりますね。

 でも、分かっちゃいるけど行きたいワケで。(笑)

 冬の飯豊は厳しくて苦労が報われない公算が大きいために、
山岳会時代にも正月に行く話は出ませんでした。
近くなら話は別なんですけどね。なので、sakanoさんの例を見た時に、

「仙台からかー。雪遊びするには遠いなー」

と思いました。月山辺りだと雪が深くても山が小さい分
遊べますが、真冬の飯豊や朝日は酒田からだと遠くて厳しいです。
冬に県境縦走をしていた頃でも、サポート隊無しには考え
られなかったです。

投稿: ファーマー佐藤 | 2009年1月 6日 (火) 09時31分

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