« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月21日 (日)

ファンスキー

 鳥海山をファンスキーで大滑降した時の大興奮が
冷めない内に、この道具について改めて検証して
みたいと思います。

 ファンスキーは、スキーボード、あるいはショートスキー
とも言われますが、厳密にはそれぞれ別の物だそうです。
詳しくは下記サイトを参照して下さい。

http://www.tobimusi.org/funski.html

 ファンスキーは日本生まれだったとは知りませんでした。
へ~、ですね。

 私の板はアトミック製のファンマシーン(99.8cm)です。 
生産数が少なかったものの、エクストリームモデルで、
第一級の性能だそうです。知らずに買ったんですが、
安物は置かない富樫スポーツで買ったのが幸いした
ようです。

Img_0397

 横から見ると分かりますが、ちゃんとベントがあります。
テールも反っているのでバックも容易です。クルクル
回るのも面白いでしょうね。

Img_0405

 サイドカーブで分かるように、カービングスキーです。
ワックスもしっかり塗り込んでおきました。山に行く予定
は全くありませんが。

Img_0407

 なんと言っても軽くて短いということが魅力です。
二枚で2.9Kgしかありません。冬に使っている板は
4.8Kgですが、その差以上に軽く感じます。
 短いとターンが本当に楽です。プロペラの大きい
小さいと似たようなものですから急斜面では特に楽
で、回転性が抜群です。

 注意したい点は、セーフティ機構が無いことですが、
転ぶ気が全然しませ~ん。(笑)
やばい時には我慢せずに進んで転ぶのが良さそうです。

 まあ、長い板と比べて高速安定性に劣るので、あまり
スピードを出さないから問題ないでしょう。

 名前の通りで超楽しいファンスキーですが、安物は
避けた方が良いようです。初使用時で折れた例もあり
ましたから。

 また滑りに行きたいな~。

| | コメント (2)

2009年6月13日 (土)

石井梅蔵氏

 辻井伸行さんが17歳でショパン・ピアノコンクールに
出場した時の映像をBS放送で観ていた妻が言いまし
た。

「石井梅蔵さんだって、もっと脚光を浴びても良かった
のにねー」

 私もそう思います。初めて氏の作品を見た時には
本当に衝撃を受けました。全盲でこんな作品が作れる
なんて、未だに信じられないほどですから。

91110005

 酒田市内には氏の作品を展示している記念館もあると
いうのに地元でも殆ど知られていないというのは、実に
勿体ない話です。

 近年、酒田市では観光客が急増していて、特に映画
「おくりびと」のロケ地になったということで大盛り上がり
ですが、「石井梅蔵記念館」は蚊帳の外のようです。
これって観光課の怠慢ではないかと思ってしまいます。
死にたいほどの絶望感を抱く人にも生きる勇気を与える
であろう展示施設なんて、滅多に無いのにねー。

 って、こんな超ローカルブログで訴えてみてもどうしよう
もないワケですがー。


| | コメント (2)

2009年6月10日 (水)

鳥海山でファンスキー!

 5ヶ月振りに鳥海山へ行ってきました。
一仕事終えた後ということで、滝の小屋下の駐車場を
11:15出発という遅さでしたが。

Img_0351

 今回は長さ99cmのファンスキーを持参しました。

Img_0397

 9年前、鳥海山を祓川から登った時に初めて使った
ものの、堅くて深いスプーンカットの斜面を三季用の
登山靴でストック無しではまともに滑ることが出来なく
てお蔵入りになっていたスキーです。
今回はプラ兼用靴+ストックなので、まあ~それなり
に滑れるだろうと思って持参しました。

 兼用靴で登山道を歩くのは嫌なので、駐車場の
奥の雪渓から登りました。

Img_0352

 まだまだ雪はありますが、あと数日で切れそうです。

Img_0353

 雪の下を水がゴウゴウと流れていますが、ちょうど
良い具合に木が寝そべっているので、それを足がかり
にして進みました。こういう場合のヤブは助かります。

 その先はバッチグーです。

Img_0359

 どんどん登って河原宿近くを過ぎ、右の方に進みま
した。

Img_0362

 地形図は忘れたし、GPSのデータは勘違いして
道路用を収納していたので、

「取りあえず、こっちへ登ってみるかー」

みたいな感じです。GPSに等高線は出なくても軌跡が
残るので、視界ゼロになっても戻れるしね~。

 そこの終点は標高1,795mでした。
登山道からは離れているので全く誰も来ません。
心おきなく、

「プシュッ

を三連発です。

 しみじみと、

「やっぱり山は良いなあ~~」

 極楽気分です。昼寝でもしたい感じ~。

 しかし、その場所は斜面が結構急なので、平らな
所まで下りてからツエルトを張るつもりでスキーで
滑り下りることにしました。ほろ酔い気分です。

Img_0369

 と、ここで超ビックリ
長さが僅か99cmのスキーの取り回しが凄く軽くて
滑りがチョー楽しいのです。全く予想外です。
\(^〇^)/\(^〇^)/\(^〇^)/って感じ。

 そのために、昼寝することなどすっかり忘れて、雪渓
の分岐点から今度は左へ進路を取って登りました。
いつも上から眺めていた斜面ですが、これはかなり上
まで伸びていて、アザミ坂の途中まで続いていました。
1,905m地点まで一気です。
かなり急なので、ストックを短く持ってキックステップで
確実に登りました。

Img_0380

 ここも、あと一週間もすれば雪渓が切れそうだった
ので、ちょうど良い時に来たって感じです。
本当にラッキーです。

 ガスも出てきたので一気に下りましたが、これは
もう快楽の極致でした。使用した板は、アトミックの
”Fun machine”というモデルですが、正にピッタリの
名前です。あまりにも気持ちよかったので、駐車場に
戻ってザックを降ろしてから、空身で駐車場の雪渓を
二本滑ったほどです。(笑)

 いや~、春からずっと忙しかったですが、本当~に
良いガス抜きが出来ました。なんたって、この時期に
標高差700m余りの雪渓を一気に滑られるんです
からねえ。\(^〇^)/

Img_0385

 駐車場には私の車以外にはありませんでした。
平日だしねえ。

| | コメント (4)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »