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2009年8月21日 (金)

アウロス AF-2

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 J・S・バッハ時代のフルートであるフラウトトラベルソ
です。笛吹きとして、いつかは手に入れたいと思って
いましたが、安い楽器でも20万円位するので、諦めて
いました。

 ところが、リコーダーのメーカーであるトヤマ楽器から
ABS樹脂製のレプリカ品が出ていたのです。
プラスチック製にしては少々高いですが、需要が少ない
から仕方ないのでしょう。更に、この楽器の世界的権威
である有田正広氏が監修したということで、思いきって
購入しました。A=415Hz(半音低い)のバロックピッチ
ではなくて、A=440Hzのモダンピッチのタイプです。
ずっと安かったし、古楽アンサンブルをやるつもりも無い
から。

 早速吹いてみると、

「フラウトトラベルソって、こんなに音の抜けが悪いの?」

というのが第一印象でした。歌口が小さいためにパワー
が入らないし、左手の親指の穴が無いからC2の音が
くすんでしまいます。トーンホールが全部小さいし、右手
の薬指はキーに触れてしまいます。

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「こりゃ、早速改造だ

と思いましたが、まあ待て待て。急いては事をし損じる、
というワケで、不要品のABS樹脂製リコーダーで加工
テストをしつつも、しばらくはこのまま吹いてみることに
しました。

 吹いているうちに慣れてはきますが、Fの音が高いし
音色のつながりが悪い音もあります。改善したい所
です。低い音を高くするのと違って、高い音を低くする
のは難しいんですけどね。

 とにかく、改造し際しては慎重に作業を進めたいと
思います。

 そして、快適化したフラウトトラベルソを山の上で演奏
するのが当面の目標です。

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