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2009年9月27日 (日)

行ってきました裏銀座②

 隣のテントで食事する音で目を覚ますと4時半でした。

「お隣さん早いなー。じゃ、オレも起きるか。」

しっかり睡眠を取ったので体調万全です。
筋肉痛もありません。

 それもそのハズ。今回は秘策がありました。

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 山用のトレーニングをしていなかったので、筋肉痛対策
としてインドメタシンのゲル剤を用意していったのです。
前夜、テントに入ると直ぐにズボンを脱いで、両足全体に
たっぷり塗布していたので、その効果があったのでしょう。

 インドメタシンと言えば「バンテリン」が有名ですが、全く
同じ成分と量なのに¥300も安かったんですよ。

  6時前には快適だったテン場を後にしました。

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 今日も天気が良いです。

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 昨日のヘロヘロが嘘のように快調です。先行者を全て
追い越して順調に南下しました。船窪~烏帽子とは
うって変わって、いかにも北アルプスといった開放的な
尾根歩きは最高です。景色が素晴らしいです。

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 やがて野口五郎小屋に着きました。

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 まだ8時前ですが、

「ビール下さい

 野口五郎小屋は9/23で営業終了とのことで店じまい
の作業をしていましたが、快く応じてくれました。
ちょうど休憩タイムとなったようで、しばし談笑しました。
小屋に泊まった人が水晶に向かったものの、どこでどう
間違えたのか、また五郎小屋に戻って来た人もいたそう
です。山での方向音痴って結構多いそうです。富士山が
見えるような天気でもそんなことがあるというのですから、
呆れます。そんな人は山をやらない方が良いですね。

「七倉から一日で烏帽子まで歩いたの?。あそこは船窪
からだって大変だよ。一回あるけば良いコースだよね。」 

 やはり、結構大変なコースだったようです。

 水が乏しい小屋のようで営業的には大変だと思います
が、ぜひ泊まってみたいと思いました。

  さて、当初の計画では読売新道を一気に下って奥黒部
ヒュッテ辺りにテンぱる…というものでしたが、烏帽子から
先のカラッとした尾根を歩いてしまうと、読売新道の下部と
針ノ木谷、そして船窪七倉と、じめっとした登山道を歩くこと
に嫌気が差しました。 

 野口五郎岳の頂上で決めました。予定変更です。

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 真砂岳の下でルート変更です。

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 竹村新道で湯俣に降りて、二日早く下山することに
しました。仕事との兼ね合いを考えると我ながら良い
判断だったと思います。

 竹村新道はなかなか良い道でした。山々が良く見え
ます。

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 この長い尾根道で出会った人はたった3人。
比較的日当たりも良いので、気持ちの良い尾根です。

 4時間ほどで湯俣に着きました。

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 温泉付きの山小屋、晴嵐荘でまずはビールです。
あれ~、麓なのに缶ビールが¥600なのね。高い気は
しますが、まあボッカだしねえ。

 湯俣温泉と言えば、3時間以上歩かないと行けない
温泉なので秘湯マニアにはたまらない所のようですが、
私はパス。風呂には入りたかったですが、湯上がりに
また登山靴履いて何時間も歩くのが嫌だったんですよね。

「それよりも、さっさと下山して生ビールだあっ

 というワケで、湯俣温泉を後にしました。

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 高瀬川沿いの道は良く整備されていてMTBでも
走れそうでしたが、自転車通行は禁止されているそう
です。実に惜しい……。

 名無避難小屋も結構愛されているようでした。

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  高架式の立派な木道も設置されていました。

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 やがて林道終点に着きました。車が6台止まっていた
ので、

「誰か帰る人ないかなー」

と思いながらベンチに座っていると、釣り人がポイントを
移動する為に下るようです。地図で次の沢まで2Km
あることをチェックしていただけに、

「ぜひ乗せて下さい

 これで30分節約できました。ラッキーです。

 東沢出合から高瀬ダムまではまた歩きました。
そこの公衆電話ではタクシーを呼ぶことが出来ます。
ヤレヤレ、もう歩かなくても良いんだよ。

 ホッとしながら電話するためにザックを降ろすと、丁度
その時、客を乗せたタクシーが停車しました。

「相乗りしていきますか?」

 渡りに船とはこのことです。観光の夫婦が相乗りを
了解してくれたのでした。なんというタイミングでしょう。
大喜びでタクシーに乗り込みました。\(^〇^)/

 で、七倉まで通常¥2,000のところを¥1,000で
済みました。オレって運良いな~~。
晴嵐荘で一緒になった札幌から来た夫婦?は、終わり
が早いタクシーに乗れたんでしょうか…。

 大町温泉で日帰り温泉「薬師の湯」でサッパリすれば、
後は飲んで食って寝るだけです。もう6時になったので、
場所選びが問題です。道の駅は閉店時間が早いので
ダメ。ガストとかしかないかな?、と思ったもののイマイチ。

 取りあえず、大町市街地へ行ってみました。
すると目に止まったのが「カイザー」という小さなお店。
鹿肉ステーキの文字に誘われて入ってみると、隣には
専用ではないものの、大駐車場があるではありませんか。
ここなら車の出入りが少ないので安眠が約束されたよう
なものです。

「マスター、まずは生ビールと鹿肉ステーキ

 なかなか庶民的で良い雰囲気のお店でした。25人も
入れば満員でしょうか。国道148号線、大町のホーム
センター「コメリ」の向かいにあります。

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 山から下りた時は旅館の食事ではなくて、自分の
食べたい物をモリモリ食べる方が好きです。
注文品が次々に出てきました。

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 鹿肉ステーキは5切れほど食べた後ですが、これで
¥900です。定食でも¥1,000。250gのサーロイン
を使ったステーキ定食が¥1,500というのですから
安いです。
 
 この後、一人前10ヶの特製餃子が加わって、ビールが
進む進む。食べ放題の浅漬けも美味しいし、もう大満足
でした。\(^〇^)/

 あとはもう寝るだけ。フィットの寝台でグッスリです。
ホント、静かで良い駐車場でした。GPSにポイント登録を
したので、次回からも利用決定です。

 ということで、初日はヘロヘロになり、二日目は予定を
変更して二日も早く下山しましたが、翌日は山がスッポリ
と雲に覆われていて、朝の内は霧雨っぽい感じでした。

「終わりよければ全て良し」

という山行となった次第です。やっぱり、北アルプスは
良いねえ~。


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2009年9月26日 (土)

行ってきました裏銀座①

 「終わりよければ全て良し」

 という山行でした。

「オレは強運の晴れ男なのだー

 誰が名付けたのか知りませんが、今年は北アルプス
の裏銀座コースという縦走路を歩いてきました。


9/24

 七倉温泉に駐車です。

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 連休後の平日ということで、駐車場は空いていました。
七倉尾根を登りましたが、出発時刻が8:20と遅かった
ので、

「船窪小屋まで3時間以上かかったら小屋に泊まろう」

と決めて登り出しました。二日前に決まった山行のワリ
には現実的です。

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 日当たりが良くない尾根なので、ジメジメして何か
ヤな感じです。

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 でも、足取りは軽やかで、急登の連続も苦もなく登って
行きました。鼻突八丁もどうということはありません。

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 ホント、天気良いです。

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 やがて、船窪小屋に着きました。

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 去年の10月とは違って小屋が開いていて、ビールも
買えました。嬉しいね~。

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 さて、今年の北アルプス山行では、去年やり残した
ルートを計画しました。船窪乗越から南下して水晶岳を
経て読売新道を下り、針ノ木谷を通ってから船窪小屋へ
登り返して七倉に戻るという長丁場です。

 なので、なるべくなら船窪泊まりではなく、烏帽子まで
足を伸ばしたいと考えていました。そのための私なりの
基準値が、コースタイム6時間の船窪新道を3時間以内
で登るというもの。

 その結果は、2時間55分。ビミョーな気もしましたが、
まあ一応クリアーしたので、ビールで勢いをつけて登山
続行です。

 船窪乗越から先には船窪小屋の関係者が切り開いた
であろう新しい道が付いていて、その苦労が偲ばれました。
かつての道はもっと険しかったんでしょう。

 おかげで順調に進みましたが、船窪第二ピーク辺りから
怪しくなってきました。前夜にほとんど寝ないで車を走らせ
てきたのが効いてきたようです。中高年登山者の仲間入り
をしている自分に気付いていなかったみたい…。

 登りでのペースがガクッと落ちてきました。
こりゃマズイぞ……。このペースじゃ烏帽子に着けない

 というワケで、下りでは走ったりして頑張りましたが、そう
は続きません。

「えーい、ままよ。何とかなるべー」

みたいな感じで、諦めモードに突入しました。ヘッドランプ
はもちろんのこと、テントも背負っているのでどんな事態
にも対応する用意は出来ています。
 
 でも、大きな問題がありました。
このコースには水が無いんです。去年と違って山小屋が
皆開いている今年は途中でビバークすることを考えて
いなかったので、水を余分に担ぎ上げなかったのです。

「あ゛ーーーー、失敗だあぁ」

 仕方ないので、節水しようということで、水の代わりに
50°のウイスキーを飲みながら歩きました。結構元気が
出ます。

 と思ったのもつかの間。
心臓はバクバクするし呼吸は荒くなるはで、

「この尾根は本当にキツイ~~っ

と思いました。

 今思えば、寝不足さえなければどうということは無い
ルートだったと思いますが、寝なくとも平気だった若い
頃のイメージで行動した自分が完璧に間違っていた
ということです。素直に反省してます。

 不動岳の辺りからは本当に辛くて足も上がらない。
一時は辛い思いをした男鹿半島300Km日帰りサイク
リングなど、全然大したことなかったのです。
道路なら、いざとなればタクシーを呼べますからね。

 食欲減退という全く初めての経験も加わって、

「これがバテるということかー

と初めて思い知りました。

 すぐそこなのに遠い烏帽子岳……。

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 でも、そこは北アルプスではマイナーなルートなので、
誰も来ません。自分一人で頑張るしかないワケです。
もうヘロヘロになりながらも歩き続けて、烏帽子の手前に
ある池塘の辺りではビバークすることも本気で考えました
が、烏帽子小屋へ行けばビールが買えます。
頑張るしかありません。当然のごとく、烏帽子の山頂に行く
気力と時間は全くありませんでした。北アルプス3大急登に
数えられているブナ立尾根を登る時に登頂することにして、
分岐点を後にしました。夕闇が迫ってきています。

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 17:30。ようやく烏帽子小屋に着きました。
ブレた写真が疲れ具合を現しているようです。

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 小屋でテント場の受付をしながらビールを飲むと、たち
まち元気回復で、居合わせた登山者と談笑している内に
辺りは暗くなってきてしまいました。

 大急ぎでテン場へ移動してテントを張ると、もう真っ暗。
先客の二張りの住民は寝る頃だったかもね。

 まあ、中に入ればホッと一安心です。

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 酒を飲みながら、まず炊飯です。

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 ロウソクの火って良いですね。
ほのぼのします。

 中華丼に続いて牛丼も食べてバッチグー
あとは寝るだけ~。8時には就寝です。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/09/post-dbef.html

へつづく…

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2009年9月21日 (月)

荒船山

 クレヨンしんちゃんの作者、臼井儀人さんが荒船山で
転落死したニュースが報じられていますね。
死亡した地点は確かに断崖絶壁ですが、誤って落ちる
ような場所ではありません。きっと自殺したんでしょう。

 真相は分かりませんが、飛びたくなる気持ちには
私もなりました。本当に気持ちよさそうだったんですよ。
マトリックスのネオになった気分でね。

 クレヨンしんちゃんは今後どうなるんでしょう?。
別にファンではありませんが、惜しい気はします。

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2009年9月20日 (日)

婚礼箪笥

「婚礼箪笥って何でこんなに重いワケよ

 運ぶ度にそう思います。
一階一番奥の部屋に納入されてから数年後に手前の
部屋へ私一人で移動して、また数年後には妻と二人で
苦労して二階へ上げました。ホント重かった

 それをまた一階に降ろしました。
二人とも前回ほど若くないので、外せる物は全て外して
軽量化しました。洋服箪笥の扉がクソ重いです。
一枚20Kg位ありそうな感じです。

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 残った筐体は布団に乗せて階段をスルスル滑らせて
降ろしたので、かなり楽でした。三竿ある内の二竿だけ
降ろしました。

 ヤレヤレ…。扉の取り付けも一人でやるようには出来て
ないですね。重い扉を足の甲で持ち上げて何とか取り付け
しました。作りはチャチイくせに、妙に重厚で高価です。
こりゃ家具屋は儲かるだろうなー。

 だって、普段なら絶対にこんなの買わないでしょ。
もっと軽くて安くて使いやすい物を選びますよ。
事実、ウチでは1/10値段のニトリ箪笥を日常的に使って
います。それで充分です。 

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2009年9月19日 (土)

尿道圧迫

 男鹿半島への日帰り300Kmランを終えてから丸
二日以上経ったというのに、まだチ○ポが少し痺れて
います。昨日は一日中、自分の持ち物じゃないみたい
でした。局所麻酔をかけた感じと言えば分かって貰える
でしょうか。今日は写真はナシです。

 調べてみたら、これって自転車乗りには普通に起こる
症状のようですね。去年の250Kmランでは一日で回復
したので、50Kmの差は意外に大きいようです。

「何とかなんないの?」

 というワケで更に調べてみると、サドルの中央部が溝に
なっているタイプがあるんですね。スペシャライズドのBG2-
Proが良いとか。高いし、年に一回の長距離走行の為に
買うのはチョットね。

 でも、本当に効果があるのかには興味があります。

 

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2009年9月18日 (金)

チャレンジ!ワンデイラン2

 自主企画、「チャレンジ!ワンデイラン」を一年ぶり
に実施しました。自転車で一日何キロ走れるかに挑む
というもので、第二回目です。

  この企画に関しては、私なりの規定があります。

①午前0時からの24時間以内であれば、出発と到着
 の時期、時間は自由。

②実施日の前後の日は普通に仕事をすること。

③自転車であれば車種は問わない。

④コース設定、及び休憩は自由。

⑤サポート無しの単独走行に限る。

 というものです。昨年は12時間で250Km走ったので、
今年の目標は最低300Kmに設定しました。
目標時間は16時間以内。

 で、折角なので、午前0時出発、と思いました
が、起きられなかったので3:25出発となりました。

 綺麗な星空を眺めながら国道7号線を北上しました。
少し寒いものの、重ね着するほどではありません。
車が少ないので大変走りやすいです。

 象潟の道の駅で休憩です。ようやく明るくなってきました。

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 車で旅をしている人達が結構いました。
まだお休み中のようです。

 にかほでは、すき屋で燃料補給です。
コンビニ弁当よりも安いです。自転車走行では、カロリー
の消費量が半端じゃないので、早め早めの補給が必要
です。

 日が昇ってから通勤の車が増えるまでは気持ちいい
ですね~。本当に爽やか

 しかし、やがて大型トラックも増えてきて、結構怖い
思いもします。日本では車道を走る自転車は市民権を
得ていないような印象があります。路側帯が無い場合
も多いので神経を使います。

 やがて男鹿半島が見えてきました。

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 そのまま北上して秋田市に入りましたが、交通量の
多さと排気ガスに嫌気がさしたので、能代まで行く予定
を変更して男鹿半島に向かいました。

 海岸道路を走っているうちに見覚えのある風景が…。

「♪この道~は~、いつか来たみ~ち~、ああ~
 そうだよ~お~~♪」

 免許取り立ての30年前、こうさくさんとももへ君と男鹿
半島へ遊びに行った時に通った道でした。

 男鹿半島への道は結構通行量がありましたが、自転車
用の道が併設されているので、気持ちよく走ることが出来
ます。普通の歩道と違って段差がないんですね。

 概ね30Kmごとに休憩しながらひた走ります。
道の駅って本当に便利です。

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 男鹿半島が近くなってきました。

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 男鹿半島のシンボル、なまはげも見えてきました。

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 隣の電柱と比べて下さい。巨大です。

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 昔はありませんでした。世界最大のなまはげ像に
違いありません。(笑)

 と、調べてみたら、全長15mだそうです。製作費は
4千万円也。立派です。


 今回は行動時間を16時間に設定したことから、走り
ながら折り返し時刻は午前11時が適当と考えていました。

 ところが、10時過ぎ頃から左足のアキレス腱が痛み
出したのです。目標走行距離が300Km以上なので、
片道150Kmは走らないといけません。

「あと20キロもあるのか……。頑張るしかないな……。」

 痛みを堪えながら進みました。
そして、ちょうど11時に150Km地点に到達

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 トンネルの出口の辺りです。

 さてと、ここでUターンです。長い帰路ですが、帰り道
は短く感じるという心理効果に期待しましょう。

 と言っても、痛いものは痛い。痛むアキレス腱を庇う
ために他の部分に負担が掛かるようになって、あちこち
痛み出しました。200Kmを超えてからはチョットした
上り坂も辛い。暑さも加わって本当に辛い。

 ここで反省しました。昨年は鳥海山へ往復120Kmを
3回走りに行ったので、250Km走っても筋肉痛ナシで
済みました。
 ところが、今年は田畑への往復ばかりで長距離を全く
走っていなかったのです。近所でのジョギングしかして
いない人が、いきなり100キロマラソンをやったようなもの
でしょう。苦痛に顔を歪めながら走り続ける羽目になって
しまいました。

「象潟だ、象潟まで行ったらあと残り50Km。
 生で元気回復だ

 ようやく象潟の道の駅に着くとレストランへ向かいました。
もう歩くのもやっとです。普段は全く使うことのないエスカ
レーターが本当にありがたかったです。

 ここで大休止。プハーと元気回復ドリンクを流し込んで
栄養もしっかり補給しました。鳥海山が綺麗です。

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 少し休んだから苦痛が和らいだワケではなく、益々
痛みます。本当に自力で帰れるのか……。

「帰りを待っている家族の元に何としても戻らねば
 いや、待っているのはさくらだけか……?。

 それでも、軽めのギアでクランクを回し続けていると、
スピード自体は決して遅くはありません。時速30キロ前後
でひた走りました。登りになるとガクンとスピードダウンする
んですけどね。

 酒田に着くともう跨線橋を登る気にもならなくて、市街地
を迂回しました。最後の10数キロはラストスパート。
ヤケのやんぱちです。

 午後6時半。ついに到着しましたあ。
自宅ではありません。近所の飲み屋へです。

「マスター!、大ジョッキ

 やりました。最低の目標であった300Km
を15時間でクリアーしました
ビールが最高に旨いっ

「えっ、男鹿まで行ったのか

 と呆れられたのは言うまでもありません。
私自身、酒田から男鹿半島まで自転車で日帰り出来る
ことを知りませんでしたし。
 見れば、日焼けした腕には白い塩がふいています。
この後には極上の風呂が待っています。


 それにしてもまあ、筋肉と関節の痛みは半端じゃ
ありません。かつて経験したことが無いほどです。 

 これで懲りたかと言えば、さにあらず。
来年はちゃんと走り込んでからロードレーサーで挑戦
することを念願しています。MTBベースのツーリング車
では限界が見えてきたからです。どこからか調達して
こないと行けないんですが。

 さて、今回の走行データです。

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2009年9月17日 (木)

今夜はもうダメ

 今日は激走してきました。ボロボロです。
現在20:25ですが、もう寝ます。

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2009年9月16日 (水)

草刈り

 未明に起きたら雨でした。

 今日は自転車で走りに行くのは中止して、真面目に
仕事をしていました。おかげで、稲刈りが近くなった
田んぼの草刈りが終わりました。草丈が1m以上にも
なっていただけに、なかなか手強かったですけどね。
転作田はまだですが、ちょっと嬉しいです。

 さて、明日こそは走りに行くゾー

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2009年9月15日 (火)

取りあえず……

 MTB用に作ったフェアリングですが、それなりの効果
はある気がしますが、装着すると軽快さが失われるので、
外しました。

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 簡単に脱着出来るようにしたので苦はありません。
いずれ、下り坂での最高速チャレンジをする際には
装着したいと思います。重量も増すので記録更新が
期待できます。

「目指せ時速80キロ。おうっ

 で、ついでに前輪の泥よけも外しました。
明日行うイベントの為です。今日は早く寝よっと。

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2009年9月14日 (月)

庄内映画村

 今日は家族にせがまれて、オープン三日目の庄内
映画村に行ってきました。家族サービスです。

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 月曜日だというのに、結構な入場者がありました。
お昼前だったので、まずは腹ごしらえです。
一日100食限定という日替わりロケ弁にしました。
今日はカレーセットでした。

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 庄内映画村は、「スキヤキジャンゴ」の監督がロケ地
として見つけた場所だそうです。石倉オープンセットとして
利用していたようですが、88haという広大な土地にセット
がどんどん建つようになって、

「これを活用しない手はない!」

と、観光施設に昇華させたようです。

 「おくりびと」で使われた鶴の湯も移転が決まっています。

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 「山形スクリーム」で使われた怪しげな店もありました。

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 場内を行き来する有料バスもありましたが、我が家は
当然徒歩です。端から端までは直線距離で2.1Kmある
ので、全部見て回ると5Km位は歩くでしょうか。
昔の集落が大きく分けて配置されていました。
京都にある太秦撮影場のようにチマチマしていません。
回りは全部里山で、人工物がありません。これは間違い
なく時代劇向けのロケーションです。

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 中でも、この家は気に入りました。

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 こりゃあ、立派に暮らせるじゃないですか
良いな~、こういう家に住みたい
もちろん、妻の同意は得られませんでしたが。

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 何やら、時代劇の撮影もしていました。
藤沢作品らしいですが、さっぱり分かりませんでした。
この辺は、太秦のノウハウを見習って欲しいものだと
思いました。作品名が分かって、もっと近くで見ることが
出来れば公開後に映画館に足を運ぶ人もいることでしょう。

 入場して間もなくは観光地嫌いの私としては来たこと
を後悔しましたが、全域を見学した後には結構満足して
いました。まだ手探り状態で発展途上の観光施設です
が、その大雑把さが良かったのかも知れません。

 経営陣は、

「日本のハリウッドを目指す

と息巻いているそうですが、環境整備と都会からの誘客
を上手くやれば、決して不可能ではない気がしました。

 でも、もうすぐ稲刈り…。
映画村手前の田んぼの稲刈りと休日が重る日には大渋滞
しそうです。アクセスが細い道路が一本だけですからね。

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2009年9月13日 (日)

フェアリング完成!

 今日は天気が悪いので、センチュリオンのMTBに
装着するフェアリングの取り付け加工をしました。

 まずは、アクリル板をボルト止めするためにゴムバンド
でワッシャーを作りました。ステンレスパイプで作った
即席ポンチで必要以上に作ってしまいました。
面白かったんで、つい…。

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 一部のステーやパイプを作り直したので少々時間が
掛かりましたが、完成です。\(^〇^)/
アクリル板は、上下ともアルミ板で彎曲させて耐風性を
高めています。

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 アクリル板を外すのが面倒なので、溶接するのは
ヤメにしました。ガッチリ固定したので大丈夫でしょう。
脱着はボルト4本でOKです。

 早く走りた~い。けど、外は雨。

 と言うわけで、走行試験は明日やりま~す。

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2009年9月12日 (土)

イヌワシ中年飛行隊

 四ヶ月ぶりに飛行仲間が集結しました。
隊長が最新鋭の25インチPCを買ったと言うことで、
そのお披露目でもあります。

 いつものように、2時間ほど飲み食いしてから対決

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 私は写っていませんが、平均年齢52歳の現役パイ
ロットです。(笑)

 今回は、日本軍と米軍とに別れて対戦しました。
日本軍1機に対して米軍は3機です。米軍機はワイルド
キャットとヘルキャットに搭乗しましたが、零戦21型は
旋回性能に勝るし機銃も優秀なので、ほとんど互角の
勝負となりました。

 いや~、楽しかったあ。
25インチも大迫力でした。

 それにしても、こんなことをもう10年近くやっています。
よくまあ飽きないモンです。

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2009年9月11日 (金)

山用ラジオ

 「山用ラジオ」と検索すると、ソニーのICF-R100MTが
最初に出来てきます。日本百名山を主に、山名を選択
するとその周辺で受信可能な局が簡単に聴けるという
ものです。去年行った北アルプスでは、持参した安物
ラジオが全く役に立たなかったので、それなりのラジオ
が必要と思ったワケです。昔も今も、山での貴重な情報
源はラジオですからね。

 しかし、高い!。必要とも思えない程に立派なポーチ
も付属しています。

 そこで、ほとんど同じでもっと安い機種にしました。
ICF-R550Vです。

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 山名の代わりに地域が選べるのでそれで充分!。
充電器付きのもありましたが、山用だから必要なし
です。

 というのは、ニッケル水素電池って、満充電しても自己
放電するので、僅か2ヶ月ほどで空になってしまうのです。
ザックに入れっぱなしのラジオには使えません。
やはりアルカリ乾電池がベストです。よりハイパワーの
オキシライド電池もありますが、過電流で故障やエラー
の元になるので電子機器には使わない方が良いそう
です。

 今回買ったラジオは小さくて軽いし、高感度らしいので、
バッチグーでしょう。収納式イヤホンも使いやすいです。
ホールドスイッチがあるので、ザックの中で電源が入って
しまって電池を無駄に消耗する心配がないのも嬉しいです。
連続使用時間では本家「山ラジオ」より33時間も長いという
点も見逃せません。

 実際に山で使ってみて、短所もありました。
オートチューニング機能が無いので、選局がかなり面倒です。
エリア選択が出来ても奥深い山ではほとんど使い物になら
ないので、手動で局を探すことになります。暇つぶしに良い
かも知れませんがチョットね。もし壊れたら他の機種を買い
ます。

 ちなみに、ニッケル水素電池には自己放電を抑えた
改良型もあります。エネループとかで、一年経っても
80%ほど保つそうです。パワーが劣る点が惜しいですが。

 

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2009年9月10日 (木)

黒戸尾根

 山仲間の庭師が仕事で我が家にやって来ました。
先日、久しぶりに鳥海山へ登ったら足が攣ってしまった
ということで、割と真面目に機能回復に取り組んでいる
ようです。

 で、甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を登りたいとのこと。
そのことを鳥海山中で出会った人に話したところ、

「日帰りで黒戸尾根は無理だ」

と言われたそうです。

「え?、オレは家から日帰りで登ってきたぞ。」

 まあ、確かに普通の登山者なら無理でしょう。
7合目の小屋に泊まるのが常識的だと思います。

 彼が日帰りで登れるようになるか……?。
ウーム、厳しい……。

 でも、私もあの黒戸尾根往復で体力の衰えを痛感した
おかげで、自転車を導入したのです。やっぱり、体力
強化には日頃の鍛錬が一番効きますね。

 ちなみに、私が行った時の非常識山行記録はこちら(↓)

http://homepage3.nifty.com/farmersatoh/myweb1_108.htm


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2009年9月 4日 (金)

フェアリング(製作途中)

 今日は午後から自転車用のフェアリングを作りました。
要するに高速走行用の風防です。
ネットで見ることが出来るリカンベント用のフェアリング
ではありません。普通のスタイルで乗車する自転車用
です。そんなの見たこともないだけに、果たして実用に
なるのか??。

 自転車の高速走行で一番の障害になるのが空気抵抗
です。なんせ、空気抵抗は速度の二乗に、必要パワーは
速度の三乗に比例するというのだから尋常ではありません。
タイヤを細くして転がり抵抗を小さくする効果など、実は
大したことないワケです。

 さて、どうしましょ?。
と数ヶ月前から考えていましたが、横風に煽られる作りでは
危険です。そこで、当初考えたフルフェアリングは諦めて、
こんな形にしてみました。

Img_0599

Img_0600

 ポリカーボネート板を使いたかったのですが、手に入らな
かったので、不本意ながら2mm厚のアクリル板を使いま
した。加工するのが嫌になるくらい割れやすい素材です。

 取り付け強度が1/3程度の仮止め状態ですが、近所を
走ってみました。

 おおおおっ。空気抵抗が明らかに減ります。
ドロップハンドルの下を持った状態では風が体にほとんど
当たりません。

「これなら時速80キロもいけるかも

 とマジで思いました。追い風では帆のような働きを
することも期待できます。

 しか~し、当然の事ながら前輪が重くなったので軽快な
取り回しは出来ません。超低速になる急な登り坂では
ふらつきそうです。

 それでも、高速巡航性は良さそうなので、チャレンジ
ワンデイランのようなロングランには有効でしょう。
一日で400Km、などという目標値もちらつき
ます。

 まあ、ここまでやったのだから、骨を増やしてしっかりと
接続してから、車体取り付け部以外は溶接しましょうか。
一層重くなりますが、不安無く走れることが必須条件です
からね。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/09/post-a307.html

へつづく…

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2009年9月 2日 (水)

スリックタイヤ

 いやあ~、追われ続けていた仕事から丸二ヶ月ぶり
で解放されました。\(^〇^)/

 ということで、午後からは好きなことをやってました。
つかの間の休息です。床屋へ行ってからDVDで映画
を鑑賞し、自転車の部品を買いに行って来ました。
畑からの帰り道でガンガン飛ばしたせいか切れてし
まったダイナモライトの電球探しです。どうも一般的では
ないタイプらしく家電量販店や大きなホームセンターにも
無かったので、酒田市内の上ノ山自転車店に初めて
行ってみました。

 おおっ~~、かなりの台数の自転車やパーツ類が
所狭しと並んでいます。良いね~、こういうお店
店主の対応も良くて一発で気に入りました。
電球も一個だけでしたが、ありました。
 雑誌で見て一応は知っていた電動デュラエースもあって、
実演してくれました。フルセットで30万円以上するだけ
あって、見事な動作でした。

「やっぱりロードレーサーは良いな~~

と改めて思いましたが、仮に買えたとしても乗るヒマは
ありません。そこで、MTB用の細いタイヤについて訊い
てみました。すると、1.5インチと1.25インチのスリック
タイヤがあるじゃあないですか。こうさくさんからも細い
タイヤを勧められていましたが、現物をみると俄然交換
する気になってきました。

 しばし見比べましたが、1.25インチでは砂にめり込み
そうなので、1.5インチで私好みのパターンをしている
タイヤを買いました。意外に安かったです。

Img_0595

 ウッシッシ。これで、軽快な走りが出来るかなー。
帰宅後に早速取り付けです。チューブはこれまでのを
そのまま使いました。

Img_0594

 まずは前輪からですが、回転方向の指定があるタイヤ
でした。なかなか本格的じゃないですか。

 後輪も替えました。

Img_0596

 空気をパンパンに入れて、さあ試走です。

 ウム、漕ぎだしが確かに軽いです。
転がり抵抗と空気抵抗が減り、重量も減ったハズです。
走っていてもギアを一段上げて走れる感じです。

「細くなった分、外周が小さくなったのかな?」

とも思いましたが、スタンドで立てた時の車体の傾き
を見る限り、ほとんど変わらないようです。

 畑へ乗って行っても砂にめり込むことなく普通に走行
出来ます。1.25インチでも良かったかも知れませんが、
見た目のバランスも悪くないので、ヨシとします。

 チャレンジワンデイランが楽しみになって
きました。

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