フェアリング(製作途中)
今日は午後から自転車用のフェアリングを作りました。
要するに高速走行用の風防です。
ネットで見ることが出来るリカンベント用のフェアリング
ではありません。普通のスタイルで乗車する自転車用
です。そんなの見たこともないだけに、果たして実用に
なるのか??。
自転車の高速走行で一番の障害になるのが空気抵抗
です。なんせ、空気抵抗は速度の二乗に、必要パワーは
速度の三乗に比例するというのだから尋常ではありません。
タイヤを細くして転がり抵抗を小さくする効果など、実は
大したことないワケです。
さて、どうしましょ?。
と数ヶ月前から考えていましたが、横風に煽られる作りでは
危険です。そこで、当初考えたフルフェアリングは諦めて、
こんな形にしてみました。
ポリカーボネート板を使いたかったのですが、手に入らな
かったので、不本意ながら2mm厚のアクリル板を使いま
した。加工するのが嫌になるくらい割れやすい素材です。
取り付け強度が1/3程度の仮止め状態ですが、近所を
走ってみました。
おおおおっ。空気抵抗が明らかに減ります。
ドロップハンドルの下を持った状態では風が体にほとんど
当たりません。
「これなら時速80キロもいけるかも」
とマジで思いました。追い風では帆のような働きを
することも期待できます。
しか~し、当然の事ながら前輪が重くなったので軽快な
取り回しは出来ません。超低速になる急な登り坂では
ふらつきそうです。
それでも、高速巡航性は良さそうなので、チャレンジ
ワンデイランのようなロングランには有効でしょう。
一日で400Km、などという目標値もちらつき
ます。
まあ、ここまでやったのだから、骨を増やしてしっかりと
接続してから、車体取り付け部以外は溶接しましょうか。
一層重くなりますが、不安無く走れることが必須条件です
からね。
http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/09/post-a307.html
へつづく…
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コメント
やってますねー!(^^
はんだごてカッターで切り刻んでいたのはこれでしたかー?。
私が思うには初代仮面ライダーが乗車していたサイクロン号の様な風防が望ましいと考えますが、曲線加工は高度な技術を要すると思いますので難しいですねー!。
兎も角、可能性にチャレンジするために物創りするファーマー殿は凄いです!。
投稿: 面白ダディ | 2009年9月 5日 (土) 19時40分
面白ダディさん、こんばんは~。
はんだごてカッターは結局役に立ちませんでした。
2mmのアクリル板では力不足で、ジグソーで切り出しました。
サイクロン号の風防はよく覚えていませんが、多分似た
ようなフェアリングを最初は考えていました。
しかし、曲面が多いフェアリングを作る場合は、発泡スチロール
で型を作ることから始めて、FRP加工しないといけません。
あれって、かなり手間が掛かるんですよね。
それに、FRPって意外に重いのです。
特に、今回はライトの光が透過する必要性があるので、
透明板を採用しました。一応、必然性はあるワケです。
本当は、フレームに取り付ければ理想的なのですが、
ハンドルが干渉して無理でした。なかなか難しいです。
投稿: ファーマー佐藤 | 2009年9月 5日 (土) 20時28分
こんばんは。
自転車のフェアリングですが、大体の場合付けると重量も空気の当たる面積も大きくなるので、自力で出せる力に釣り合わなくなって無理があるようです。 ファーマーさんのバ○力と自力と強力な脚力でどこまで行けるかやってみて下さい。
カウル付きの自転車というとアメリカでやってたスキー場の様な所をひたすら下るだけのレースで卵形のフルカウルを見た事がありますが危険でした。転げると大破。
後はトラックレーサーで見た様な見なかった様な。 ヘルメットは空気抵抗考えたトラック用タイムレースの後ろに細長〜いのが流行ってますけど、格好悪いしね。
結果報告待ってま〜す。
投稿: こうさく | 2009年9月 8日 (火) 23時04分
私が試走した感じでは、ギアを一速上げられる感じでした。
効果あるような気がしたんだけどなー。
レースでの使用も禁じられているしね。
まあ、重くなる分、下り坂での最高速度トライアルでは
有利になるでの試してみる価値はあると思っています。
フルカウル仕様のリカンベントでの最高速度記録は
実に130Kmオーバーなんですね。
トラックの後ろを走るのではなく、完全な自走ということが凄いです。(@@
you tubeに載っていました。
投稿: ファーマー佐藤 | 2009年9月 9日 (水) 08時17分