チャレンジ!ワンデイラン2
自主企画、「チャレンジ!ワンデイラン」を一年ぶり
に実施しました。自転車で一日何キロ走れるかに挑む
というもので、第二回目です。
この企画に関しては、私なりの規定があります。
①午前0時からの24時間以内であれば、出発と到着
の時期、時間は自由。
②実施日の前後の日は普通に仕事をすること。
③自転車であれば車種は問わない。
④コース設定、及び休憩は自由。
⑤サポート無しの単独走行に限る。
というものです。昨年は12時間で250Km走ったので、
今年の目標は最低300Kmに設定しました。
目標時間は16時間以内。
で、折角なので、午前0時出発、と思いました
が、起きられなかったので3:25出発となりました。
綺麗な星空を眺めながら国道7号線を北上しました。
少し寒いものの、重ね着するほどではありません。
車が少ないので大変走りやすいです。
象潟の道の駅で休憩です。ようやく明るくなってきました。
車で旅をしている人達が結構いました。
まだお休み中のようです。
にかほでは、すき屋で燃料補給です。
コンビニ弁当よりも安いです。自転車走行では、カロリー
の消費量が半端じゃないので、早め早めの補給が必要
です。
日が昇ってから通勤の車が増えるまでは気持ちいい
ですね~。本当に爽やか。
しかし、やがて大型トラックも増えてきて、結構怖い
思いもします。日本では車道を走る自転車は市民権を
得ていないような印象があります。路側帯が無い場合
も多いので神経を使います。
やがて男鹿半島が見えてきました。
そのまま北上して秋田市に入りましたが、交通量の
多さと排気ガスに嫌気がさしたので、能代まで行く予定
を変更して男鹿半島に向かいました。
海岸道路を走っているうちに見覚えのある風景が…。
「♪この道~は~、いつか来たみ~ち~、ああ~
そうだよ~お~~♪」
免許取り立ての30年前、こうさくさんとももへ君と男鹿
半島へ遊びに行った時に通った道でした。
男鹿半島への道は結構通行量がありましたが、自転車
用の道が併設されているので、気持ちよく走ることが出来
ます。普通の歩道と違って段差がないんですね。
概ね30Kmごとに休憩しながらひた走ります。
道の駅って本当に便利です。
男鹿半島が近くなってきました。
男鹿半島のシンボル、なまはげも見えてきました。
隣の電柱と比べて下さい。巨大です。
昔はありませんでした。世界最大のなまはげ像に
違いありません。(笑)
と、調べてみたら、全長15mだそうです。製作費は
4千万円也。立派です。
今回は行動時間を16時間に設定したことから、走り
ながら折り返し時刻は午前11時が適当と考えていました。
ところが、10時過ぎ頃から左足のアキレス腱が痛み
出したのです。目標走行距離が300Km以上なので、
片道150Kmは走らないといけません。
「あと20キロもあるのか……。頑張るしかないな……。」
痛みを堪えながら進みました。
そして、ちょうど11時に150Km地点に到達
トンネルの出口の辺りです。
さてと、ここでUターンです。長い帰路ですが、帰り道
は短く感じるという心理効果に期待しましょう。
と言っても、痛いものは痛い。痛むアキレス腱を庇う
ために他の部分に負担が掛かるようになって、あちこち
痛み出しました。200Kmを超えてからはチョットした
上り坂も辛い。暑さも加わって本当に辛い。
ここで反省しました。昨年は鳥海山へ往復120Kmを
3回走りに行ったので、250Km走っても筋肉痛ナシで
済みました。
ところが、今年は田畑への往復ばかりで長距離を全く
走っていなかったのです。近所でのジョギングしかして
いない人が、いきなり100キロマラソンをやったようなもの
でしょう。苦痛に顔を歪めながら走り続ける羽目になって
しまいました。
「象潟だ、象潟まで行ったらあと残り50Km。
生で元気回復だ」
ようやく象潟の道の駅に着くとレストランへ向かいました。
もう歩くのもやっとです。普段は全く使うことのないエスカ
レーターが本当にありがたかったです。
ここで大休止。プハーと元気回復ドリンクを流し込んで
栄養もしっかり補給しました。鳥海山が綺麗です。
少し休んだから苦痛が和らいだワケではなく、益々
痛みます。本当に自力で帰れるのか……。
「帰りを待っている家族の元に何としても戻らねば。
いや、待っているのはさくらだけか……?。」
それでも、軽めのギアでクランクを回し続けていると、
スピード自体は決して遅くはありません。時速30キロ前後
でひた走りました。登りになるとガクンとスピードダウンする
んですけどね。
酒田に着くともう跨線橋を登る気にもならなくて、市街地
を迂回しました。最後の10数キロはラストスパート。
ヤケのやんぱちです。
午後6時半。ついに到着しましたあ。
自宅ではありません。近所の飲み屋へです。
「マスター!、大ジョッキ」
やりました。最低の目標であった300Km
を15時間でクリアーしました。
ビールが最高に旨いっ。
「えっ、男鹿まで行ったのか」
と呆れられたのは言うまでもありません。
私自身、酒田から男鹿半島まで自転車で日帰り出来る
ことを知りませんでしたし。
見れば、日焼けした腕には白い塩がふいています。
この後には極上の風呂が待っています。
それにしてもまあ、筋肉と関節の痛みは半端じゃ
ありません。かつて経験したことが無いほどです。
これで懲りたかと言えば、さにあらず。
来年はちゃんと走り込んでからロードレーサーで挑戦
することを念願しています。MTBベースのツーリング車
では限界が見えてきたからです。どこからか調達して
こないと行けないんですが。
さて、今回の走行データです。
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コメント
おつかれ〜。
この道は〜ですね。
足大丈夫でした? 足は商売道具だから気をつけないと。
ち○○はもう商売道具ではないとは言え…。
300km丁度というのでやめる所が良いんだか悪いんだか。
もう意地の問題か?
投稿: こうさく | 2009年9月22日 (火) 20時55分
アキレス腱の痛みは、今日になってようやく
引きました。すぐさまヒンズースクワットしましたヨ。
>ち○○はもう商売道具ではないとは言え…。
いやいや、まだ分かりませんよ~。
当人はまだまだやる気マンマンです。(笑)
300Kmで止めたのは意地の問題ですね。
そうでなければ、もっと早く止めていました。
山登りだったらもっと早く諦める所でしたが、
自転車なら最悪の場合、電車も使えますからね。
投稿: ファーマー佐藤 | 2009年9月22日 (火) 21時21分