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2009年12月31日 (木)

年納め木工

 今年は本当に木工作が少ない一年でした。
長年に渡り色々作ってきて、作るべき物がほぼ無くなって
しまったのが理由です。結局、欅の五輪などという何の役
にも立たない代物や、黒檀製キーホルダー、妻から頼まれた
収納棚位しか作っていません。

 でもって、今年最後の木工も随分と簡単な物となりました。
やはり妻から依頼品で、創作人形用の台座を4枚です。

Img_1245

 欅の台座は、綿を雪のように接着するというので、ただ
切っただけだし、長方形のヒバ台も軽く面取りしてから
磨いてオイルを塗っただけです。

 小さい丸台は、ボール盤で磨くための道具を作ってから
外周を仕上げました。大きい丸台はアガチス製です。
これもジグソーで切り出してからボール盤で仕上げました。
本当は、糸鋸盤があればもっと効率的に作れるのですが、
持っていないし買う気もありませ~ん。

 最後は400番のペーパーで磨いてからチークオイルを
塗ってお終い。全部合わせて一時間余りで完成です。

 が…、これだけで記事にするのも何なので、昇降盤に
自作のロクロをササッとセットして、欅を挽きました。
中を挽く時には傾斜させられるので便利です。

Img_1247

 バイトは6本ありますが、今日使ったのは3本だけです。

Img_1248

 で、デザインを全く考えずに挽き始めたのですが、途中に
虫穴があったことから、自然と形が決まりました。(笑)
バイトで削ってから60~2000番のペーパーで磨いて
塗って、1時間半で完成です。

Img_1250

 材料になった欅は、我が家で百年以上も眠っていた
ものですが、磨けばこんなに輝きます。木って本当に
素晴らしいですねー。

 ということで、来年は少し手の込んだ作品を…と思いますが、
仕事の都合と創作意欲次第なので、全く分かりませ~ん。
アイディアって、突然沸き上がったりするし。(笑)

 では、皆様、来年が皆様にとって輝ける年でありますように。
良いお年をお迎え下さい。

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2009年12月27日 (日)

体組成計

 帰省した子供が送った荷物に入っていた体組成計を
使ってみました。ヘルスメーターのような形をしていますが、
年齢と身長、性別を登録すると、裸足で乗るだけでインナー
スキャンが出来るという代物です。

 フムフム……。
根が物好きな私ですから興味津々で、晩酌&夕食の後に
素っ裸になって乗ってみました。(笑)

 体重70.3Kg、体脂肪率12.4%、基礎代謝量1,695KCal、
骨重3.2Kg、筋肉量58.4Kg等が表示されましたが、ハッキリ
言って、体重以外はその意味するところが良く分かりません。

体重×体脂肪率/100+筋肉重+骨重=体重

になるってどういうことよ??。血液や脳、飲食物、消化物等の
扱いはどうなってんの??。分かりません…。

 しかし、これは分かります。「体内年齢」です。

 って、わざわざ誇張すると言うことは、さては…、とお思いです
ね?。そうです。(笑)

 その表示は…、

Img_1234

 23歳でした。実年齢より25歳も若~い。\(^〇^)/

「おー、なかなか優秀な機械だのう~」

 TANITAが好きになりました。(笑)

 これまでは貰い物の安物ヘルスメーターで体重を量るのが
唯一の日常的健康チェックでしたが、こういう体組成計が
あれば楽しみ、あるいは励みになりそうですね。
今使っているヘルスメーターが壊れたら買い換えることにしま
しょう。

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2009年12月26日 (土)

リカンベントって超楽しい!

 リカンベント1号で酒田まで走ってきました。
後方のチェーンに新しいコマを足したのが悪かったようで、
6速ギアのトップ側スプロケット2枚で歯飛びが発生しました
が、それについて自転車屋に相談する為です。4速使えれば
取りあえず何とかなるので自走したワケ。

 それにしても、座椅子に座って走るんですから、驚くほど
視界が広くて、今まで気付かなかった風景の連続です。
その非日常的な走行感は感動的です。
上半身はノンビリゆったりしているのに、下半身はセッセと
働いているというのも可笑しいです。

 ただ、完全に足だけで漕ぐので、スポーツ的な要素は
感じませんでした。ハイスピード走行よりもノンビリ走る方が
向いているようです。シャカリキになると背中が蒸れて暑い
しね。なので、これまでは走ることが全くなかった歩道も走り
ました。なるべく車の邪魔にならないようにです。

 それと、腰を浮かすことが出来ないので、段差も苦手です。
前後とも太いタイヤなのに加えてクッションが厚い座椅子なの
で何とかなりましたが、細かったら辛そう…。

 などと思っていると、ナナなんと、酒田に着いて信号待ち
からの発進で、

「ガシャ

と音がしたと思ったら走行不能になってしまいました。

 な~んと、大きな負荷の掛かる上側のプーリーがステー
から脱落してしまったのです。

Img_1226

 10mm径の軸が、まさかこんな簡単に取れるとは…。
だって、籾摺り機から外したプーリー&ステーですよ。
トホホ……。

 仕方ないので、1Kmほど上ノ山自転車まで押して歩き
ました。溶接機を借りて修理しようと思ったのです。

 が、溶接機はありませんでした。自転車屋って溶接しない
のね…。

 うーむ……。
ここは何とか、プーリー一個だけで乗り切るしかありません。

 じっくり見て工夫したら何とかなりました。
一個のプーリーに2本のチェーンを載せたのです。

「良いんでない?、これで。」

 しかし、実際に走ってみると、テンションが弱い為に歯飛び
して、

「ありゃー……」

 と思った次の瞬間。

「ガシャッ

と音がして、走れるようになったのです。(???)

 そこで、どうなっているのか確認もしないで、そのまま自宅
まで走って帰ることにしました。ペダルの負荷からすると、
ミドルギアがセンターになっているな、とは分かりましたが、
テンション・プーリーがフロント・フォークに干渉してハンドルが
殆ど切れません。慎重な運転が必要となりました。

 それでも、何とか12Km程を走り切りました。
帰ってから良く見ると、

Img_1227

 ハンドルの切れ角はこれで最大です。

Img_1228

 よくまあ、こんなんで帰って来られたものです。

 早速、修理しました。
ガッチリと溶接したので、今度は大丈夫でしょう。10Km程
走ってみましたが問題ありませんでした。益々楽しいです。
本当に楽しいです。\(^〇^)/\(^〇^)/\(^〇^)/

 でも…、やはり、リカンベントはガツガツして乗るのはどう
かなー、って感じが強いです。長距離を走るなら迷わず
BOMAを選びます。

 ということで、超高速仕様のリカンベント2号計画は萎んで
しまいました。取りあえず慌てて作るのはヤメですが、BOMA
+リカンベント1号という組み合わせは対極的で、ある種理想的
とも思います。タイプが全く違う愛人が二人いるみたいな?。(笑)

 それと、100均で買ったバックミラーは弱すぎて使い物になり
ませんでした。帰ってから補強しましたが、チョット……。

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2009年12月24日 (木)

保安用品

 道路の雪が消えたので、路面が乾いたら出来たての
リカンベントで疾走するべく準備しました。
道路を走るわけですから保安用品は必要です。

 まずは、真っ黒のシートでは後続車からの視認性が悪くて
危ないだろうということで、対策を講じました。

Img_1217

 ダイソーで買ってきた安全ベストを背もたれに着せたら
ジャストサイズ。蛍光色なので昼も目立ちますが、
特に夜はバッチリです。反射器の代わりでもあります。

 それと、ホーンも必要ですが、元々冗談みたいな自転車
なので、やはりダイソーで買いました。バックミラーもです。

Img_1216

 ホーンは、ピーピー鳴いて楽しいです。(笑)
バックミラーは、かなり頼りない感じ。

 前から全体を見ると、

Img_1215_3

 後は公道を走るだけですが、ペダルの取り付け穴の規格が
異なっている為にSPD-SLが使えないのは残念です。

 まあ、今回は超高速リカンベントを作るための練習台みたい
なものなので、ヨシとしますが。

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2009年12月23日 (水)

アリーチェ・リチャルディ/カムズ・ラブ

 イタリアはミラノ出身のジャズ歌手で、本作がブルー
ノートからのデビュー作です。

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 店頭で試聴して一発で気に入りました。

 何が良いって、まずその声
カレン・カーペンターとシェリル・ベンティーンを足して二で
割ったような美しく艶っぽい声質が実に魅力的です。
歌詞が明瞭で音程も完璧。その音楽性は非常に高度です。

 それもそのはず。超一流音楽家を大勢輩出している
イタリアの名門音大でピアノとヴァイオリンを学んでいた
そうです。そのためか音楽的に品が良いので、コテコテの
ジャズが好きな人には向かないかも知れませんが。

 1975年生まれということなので、これから益々磨きが
かかってくるでしょう。期待値特大です。

 

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2009年12月22日 (火)

ど根性ヒマワリ

 つい最近まで咲き続けていた自生のヒマワリがあります。

Img_1113

 紹介しようと思って忘れていましたが、これは12月2日
に撮った写真です。今日見たらさすがに枯れていましたが、
大雪にも負けずにまだ立っていました。正にど根性ヒマワリ

 私が毎日通る道沿いの松林の中で咲いていたんですが、
森林組合の人達が下草狩りをするまで気付きませんでした。
大勢が草刈り機で刈り払いをした際に、このヒマワリだけ残し
たようです。その優しい気持ちが何だか嬉しくて、暖かい気持ち
になりました。私なら容赦なく刈り倒していたでしょうが。

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2009年12月21日 (月)

「神々の山嶺」

 夢枕獏著「神々の山嶺」を読み終えました。

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 ジャンルとしては山岳小説ですが、抜群に面白くて
一気に読んでしまいました。

 まず、書き出しが良い。

 それは、美しい横縞の模様が刻まれた拳大の黒い石だった。

 この一行を読んだ瞬間に、

「この本は面白いぞ

と確信しました。

 発端は、エベレスト帰りのカメラマン、深町がカトマンズの
裏街で見つけた古いコダック・カメラ。
そこから謎解きが始まって、やがて、伝説のクライマー、
羽生丈二について調べる内に、どんどん彼の世界に引き
込まれていく…。

 そして、深町は再びネパールへ……。


 特に、クライマックスであるエベレスト南西壁冬季無酸素
単独登攀の描写は、凄まじいまでの恐怖感と緊張感、さらに
絶望感に満ち溢れていて、身震いするほどです。

 私の部屋の気温は現在2℃。外を吹き荒れる風雪の音と、
指先がかじかむ程のピリピリとした寒さが臨場感を一層
引き立てます。

 時に哲学的であり、詩的でもあり、ミステリーや活劇も…。
山岳小説に付きものの「女」も重要な役割をしています。
もはや伝説となった名クライマー、故長谷川恒男がよく似た
名前で登場しているのにはほくそ笑んでしまいましたが、
これほどの大傑作を今まで知らなかったのは全く迂闊でした。

 山をやる人もやらない人も、それぞれのイメージで楽しめる
小説と言って良いでしょう。お薦めです。

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2009年12月20日 (日)

超高速リカンベント構想

 完成したリカンベントのミドル・ギア(3枚)を良く見て
みると、2本のチェーンの間隔が意外に開いていることに
気付きました。

Img_1202

 チェーン同士がぶつかって変速は出来ないと思い
込んでいましたが、何かいけそう。

 そこで、手動でギアを落としてみました。

Img_1204

 本当にギリギリですが、問題なく使えることが判明しました。
当面はディレイラーを取り付けるつもりはありませんが、念の
ために探してみると、合体自転車1号を作った時に外した物が
出てきました。

Img_1203

 必要を感じたら取り付けることにしましょう。


 さて、ここからが本題です。

 ミドル・ギアの変速が可能なことが分かったことので、
リカンベント2号の構想が一気に膨らみました。なぜなら、
超高速ギアを搭載できるからです。

 具体例を上げてみると、

フロント・ギア     53×39T
ミドル・ギア      44×32×22T
カセットスプロケット 11×32T

 にすると、ギア比は最高で9.64、最低で1.78になり
ます。26インチタイヤを使うとしてケイデンス90では、時速
108Kmに達することになります。
ケイデンス120なら時速144Kmで世界記録達成。(笑)
36速で、ローギアは自力発進も全く問題ないギア比です。
(=39×22T)

 もちろん、空気抵抗が壁となって立ちはだかるので、全体を
スッポリと覆おうカウリングを装備したローレーサーにしないと
無理でしょうが、夢は膨らみます。

 というのも、自転車が山になっているという解体屋を見つけた
からなんですが~。

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2009年12月19日 (土)

ドラフト

 ドラム缶ストーブをガンガン焚いていたら、天板の蓋が
歪んでしまって、煙が漏れるようになりました。
手抜きして作ったのも原因ですが、そもそも煙突のドラフト
(上昇気流)が弱いみたい。

 薪ストーブに関しては素人なので設置前に調べたところ、
煙突の縦長:横長は最低でも4:1以上にするべしということ
でしたが、3:1にしていたのです。最初は問題なかったの
ですが、このところの厳しい冷え込みでシングル・ダクトでは
中の煙が冷えてしまってドラフトが弱くなったと考えられます。

 そこで、一本足して4:1にしました。

Img_1199

 これで、空気穴を狭めにすると煙の漏れが全くなくなり
ました。効率よく暖めるためにファンも取り付けています。

Img_1201

 ともかく、これで問題なく使えるようになりましたが、
薪がほとんど杉材なので火持ちが本当に悪いです。
パッと燃えてなくなってしまいます。

 それと、ドラム缶は肉が薄いので、鋳物の薪ストーブの
ようなジンワリとした暖かみがありません。ホームセンター
でも¥29,800程度からラインナップがあることを考えると、
私のように単純に作りたいから、という人以外ではドラム缶
をストーブにするメリットはあまり無いと思います。
耐用年数も短いみたいだし。

「オレも作ろうかなー」

と思っている人は、考え直した方が良いかもね。

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2009年12月18日 (金)

リカンベントを作ろう!④ 完成!

 チェーンとブレーキワイヤーを取り付けて完成です。
ディレイラーの調整も念入りにやりました。

Img_1191

 足つき性も良いです。さすがに両足を着くのは無理ですが。

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 早速試乗したいところですが、外は稀に見る大雪なので、
取りあえず作業場内で乗ってみました。直線距離で7mしか
ないんですが。

 最初はふらつきましたが、すぐにコツを会得しました。
ブレーキを掛けた状態で利き足のペダルをグッと踏み込んで
ブレーキをパッと離すとスムーズに発進出来ました。
体が背もたれに密着することで安定するんですね。
イメージ的には、空母から零戦で離陸する感じです。

「おおおっ。面白れえっ

\(^〇^)/\(^〇^)/\(^〇^)/ って感じ。
全く初めての走行感に大興奮です。

 ニトリの座椅子は、見た目はともかく座り心地が
良くて、とても¥2,980とは思えません。
気分はイージー・ライダーです。背もたれの角度は
14段階の可変式なので、自由度が高いです。

 ちなみに、掛かった材料費は総額で1万円です。
自作ならではですね。

 ただし、他にも必要な工具は買いました。

Img_1182

 ワイヤー・カッターと、

Img_1185

チェーン・カッターです。どちらも専用工具なので使い勝手は
バッチリです。とても気持ち良く作業できます。
今後も使うので、二点で¥4,500は安い買い物です。

 それにしても、鋼材を使ったのである程度は予想していま
したが、重量が27.8Kgもありました。ハハハ……。
山には行かないことにしましょう。


 製作編はこちら。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/12/post-2c22.html

 初走行編はこちら。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/12/post-f35c.html

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2009年12月17日 (木)

ドリュー・バリモア

 衛星放送でドリュー・バリモア主演の映画が二晩
続けてありました。「2番目のキス」と「50回目のファースト
キス」です。いわゆるロマンティック・コメディってジャンルで
しょうか。

 ドリューって、いかにもアメリカ娘って感じで好きでも
嫌いでもなかったんですが、「2番目のキス」では随分と
スリムになって、バリバリのキャリアウーマンという役が
サマになっていて見直しました。話も面白い

「良いねえ~~。」

 昨夜も何か録画予約しておいたので、またドリュー主演
だと嬉しいなー。 

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2009年12月16日 (水)

世界最高速自転車!

 リカンベントはほとんど完成していますが、チェーン・
カッターが来ないとチェーンを取り付けできないので、
お披露目は後日ということにします。
先日買ってきたブレーキ・ワイヤーもババチャリに使って
しまったし。

 さて、リカンベントはノンビリ走るのに向いているような
イメージがありますが、実は自転車での最高速度記録を
持っています。先導車無しの単独走行で、驚くなかれ、
いや驚いて下さい。なんと時速132Km

 まずは下記サイトの下の方にある動画をご覧下さい。

http://www.wired.com/autopia/2008/09/worlds-fastest/

 凄いですねー。(@@

 これは特別な例としても、普通の自転車には無い利点が
あります。

①運転者の前面投影面積が小さいので、空気抵抗が
 圧倒的に小さい。トラックよりも乗用車の方が空気抵抗
 が小さいのと同じ理屈。

②ペダルを踏み込んだ時に生じる反作用を背もたれが
 抑えるので、脚力が効率良くクランクに伝わる。

③乗車姿勢がとても楽。
 具体的には、お尻や首、肩、腕が痛くならないそうです。
 私はロードバイクで長距離を走ると手が痺れるのですが、
 それもなさそう。

④視界が広い。景色を楽しむにも好適。

 欠点としては、ローレーサー・タイプは車からの視認性が
悪いとか、ダンシングが出来ないし重いので登りは苦手、
高価だということが上げられるようです。

 もちろん、私のように自作すれば激安です。
何たって、あまりにも速いために自転車レースの世界から
締め出された経緯があるほどの高性能自転車なのです。
魅力的ですよねー。

 あー、早く走りた~い

 でも、外は大雪。しばらく無理っぽいです。

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2009年12月15日 (火)

合体自転車3号

 リカンベントを作るための材料になってしまったBTR
ベースの合体自転車2号ですが……、

Img_1166

 まだ一輪車の部分が駆動輪として使えるので、完全
お遊び自転車としてササッと組み直しました。
2時間で完成です。

Img_1181

 最初は一人乗りにしたんですが、やっぱり二人乗りの
方が見た目に面白いので、後ろの人用にステップも取り
付けました。塗装も超好い加減。

 こういう全く実用性がないバカバカしい工作って楽しい
です。(笑)

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2009年12月14日 (月)

リカンベントを作ろう!③

 佳境に入ってきました。(笑)

 肝心要の駆動部をフレームに取り付けました。

Img_1167

 最も運転しやすいポジションを最優先したので、この
ままではチェーンラインとフロントフォークが干渉します。
その対策としてテンション・プーリーを取り付けないと
いけませんが、それにはまずチェーンが無いと始まりま
せん。上ノ山自転車へ買い出しに出かけました。

 と、そこに居合わせたロードバイクを選定中のお客さんと
話をしている内に、

「ひょっとして佐藤さんですか?」

と訊いてきました。

「へっ??」

 なんと、私のブログの読者さんだったのです。奇遇なことも
あるものです。読んでいたらコメント下さいね~。

 さて、買ってきたのはこれら。

Img_1168

 チェーン2本とブレーキワイヤー2本、シフトワイヤー1本、
グリップ1セット、エンドキャップ2ヶ。アウターワイヤーを
ブレーキ用、シフト用各1本、ワイヤーキャップ数個です。

 あいにく、チェーンカッターが売り切れだったので、お取り
寄せです。取りあえずチェーンラインを確認するために、
2本のチェーンを繋いで貰ってきたので、早速チェックです。

 ところが……、

Img_1169

 ガーン

 チェーンサイズが違っていて、ドライブ・スプロケットに
入りませ~ん。

 電話で問い合わせると、チェーンにはママチャリ用と
スポーツ用があるとのことで、BTRは前者なんだろうと
いうことでした。

 ウーム……、ということは、クランクとBBをそっくり換えない
とダメということか……。

 しかし、そこはめげない性格。
よ~く見ると、チェーンのコマの長さは同じで、幅が狭い部分
だけがスプロケットに入らないことが分かりました。
なるほど、スプロケットが厚いワケね。

 そうと分かればディスクグラインダーでスプロケットを削って、
無事に収めることが出来ました。

 さて、ここからはテンション・プーリーに何をどう使うかが
問題です。新たに買うつもりは全くありません。

 そこで、20年前に不要になった籾摺り機から外しておいた
プーリーを取り出しましたが、チェーンが当たるとカチャカチャ
いうので、BOMAから外したスプロケットが使えないか試す
ことにしました。

 プーリーから外したベアリングに合うようにスプロケットの
内側を削って填め込み、溶接しました。普通は絶対にこんな
ことはしません。無謀です。

Img_1176

 注意深く冷やしながら作業した結果、ベアリングの中心に
上手く取り付けることが出来ましたが、案の定、熱でグリース
が焼けてしまったようです。動きが堅くて、これでは使いもの
になりません。

 そこで、農機用プーリーにゴムを貼ってみました。
ウン、これは使えます。

 ハンドルをどう切ってもチェーンラインに掛からないように
細心の注意を払いながら位置決めをして、プーリーを取り
付けました。

Img_1179

 大きな力が掛かる上側のプーリーは固定式にして、下側
をテンション式にしました。チェーン回りに引きバネを使って
いる自転車は珍しいのではないでしょうか。農機具を日常的
に扱っているファーマー工房ならではです。(笑)

 チェーンは針金で仮止めしている状態ですが、取りあえず
可動範囲内でクランクを回してみると、実にスムーズ
大成功です。\(^〇^)/

Img_1180

 ということで、後はチェーンを外しての仕上げ作業と
換装品の取り付けをすれば完成です。

 でも、塗装って苦手なんだよね~。


http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/12/post-1287.html

へつづく……。

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2009年12月13日 (日)

アマチュア無線免許

 今更ながら、第四級アマチュア無線免許を取ってきました。

 私は未だに携帯電話を持っていませんが、ハンディ無線機
なら20数年前から持っています。登山時の万一に備えて
非常装備品に加えていたのです。あくまでも「非常品」だった
ので、免許を取る必要もなかったというワケ。

 幸いなことに、一度も使ったことがありません。

 しかし、ネット上で、山中での無線交信で情報交換して
いる話を目にして以来、少し考え方が変わりました。
せっかく持っているんだから登山中の情報源にしたり、
暇つぶしにもなると考えたのです。

 折しも今年の秋は諸事情で仕事を減らしたことから、
今までは考えられなかった程の余裕があるし、ちょうど
酒田で講習会が開催されたので参加したということです。

 もちろん、一発試験も考えましたが仙台まで行くのも面倒
だし、講習会なら楽に取れるという話だったんですよね。

 で、先週と今日の二日間で、法規6時間+無線工学4時間
の講習を受けて修了試験を受けてきました。試験時間は60分
で、開始から20分経過したら、退席しても良いということでした。
ただでさえ退屈な講習にウンザリしていて、一刻も早く帰りた
かったので、

「ひえー、20分もいなきゃいけないのかー」

 と思いましたが、仕方ないので時間を掛けてバカ丁寧に回答
欄の升目を塗りつぶしたのですが、それでも4分で出来てしまい
ました。最初に配布された薄い問題集からだけの出題で、間違え
ようがない四択問題が20問しか無いのですからね。

「こりゃ、猿でも合格するだろ

と思ったほどのレベルでした。

 昔は30時間もの講習時間が必要だったそうですから、それ
なりにハードルが高かったんでしょうが、携帯電話全盛の今
そんなことをしたら、免許を取る人がいなくなるということなんで
しょう。そうなれば困る人達もいるでしょうからね。

 それにしても、40人の募集定員には早々に達したそうです。
顔ぶれを見ると40~60歳台の男ばかりでした。
何に使うのかを隣の年配者に訊いたら、その方は仕事での
トラック運転中に使うとのこと。

「こんだな覚えらんねー

とサジを投げている人もいましたが、多分全員合格する
でしょう。それほど簡単。

 私の場合は、「荷物」が「道具」になることを期待していま
すが、本当に使うかどうかはかなり怪しい……。

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2009年12月11日 (金)

リカンベントを作ろう!②

 シートを仮止めしてからハンドルの取り付けです。
ポジションを良~く確認してから長さを決めてポストに
ステムを溶接しました。

Img_1160

 ポストは強度を持たせる為に二重パイプにしています。
買って直ぐに外していたMTBのサイドスタンドも取り付け
ました。捨てずに取っておいて良かったです。

 駆動部の位置決めは難しいので、木工用ローラースタンド
の脚部を使ってBTRを仮置きして、実際にペダルを漕いで
みました。

Img_1158

 センターから外れていますが、踏み心地が良く分かって
正確な寸法を取ることが出来ました。

 お次は駆動部をメインフレームに取り付けるワケですが、
フレームがアルミ製なので、鉄骨を直付け出来ません。
手間が掛かるし重くなりますが、取り付け金具を作らなけ
ればなりません。かなりの強度が必要なので、分厚い
鋼材を使いました。

Img_1161

 ウッ、重い…。総重量は一体いくらになるんだろう…。

 さて、駆動部の邪魔な部分を切り落としました。

Img_1162

 ついでに、クランクのベアリングにガタがあったので締め
直しました。

 BTRのギアなので24Tしかありませんが、トリプルギアの
インナーである22Tに連結するので、トップのギア比は4.16
になります。50×12Tと同じだし、クランク長が140mmしか
ないので、それなりに高速走行は出来るでしょう。
跨った感じではバランスも良好だし。

 で、駆動部をもぎ取られたBTRベースの合体自転車2号
はというと……、

Img_1166

 ハハハ…、こりゃどうしようもないなー、と思いますが、
どうにかなるような気もします。(笑)

 ということで、核心部分は手間が掛かります。
合体自転車1号&2号のように簡単にはいきません。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/12/post-7dee.html

へつづく…

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2009年12月10日 (木)

リカンベントを作ろう!①

 新企画スタートです。(笑)

 リカンベントというのは、仰け反るようなスタイルで乗車
する独特な自転車のことです。知らない人は検索して
調べてみて下さいね。
 
 私が初めてリカンベントを知ったのは、1998年公開の香港
映画で、ジャッキー・チェンが主演した「WHO AM I?」です
が、未だに実物を見たことがありません。田舎では皆無なの
でしょう。乗り手の体格に合わせるためにフルオーダーで、
買うと30万円位するみたいなので無理もありません。

 ですが、興味津々。とても楽な姿勢で乗れて、空気抵抗
が少ないので高速巡航が出来るそうなんですよね。

 ということで、作ってみましょう。

 もちろん、見たこともないのですから、完成するかは全く
分かりません。まあ、お遊びということで。

 お遊びですから材料費は最小限にしないといけません。
用意したのは我が家にあったポンコツの自転車3台です。

Img_0308

 安物MTB+BTRのフロント・フォーク&タイヤの合体
自転車1号と……、

Img_0314

BTR+一輪車の合体自転車2号、

 それと、ご用済みのババチャリです。
どれも満足に走行出来ない状態です。

Img_1150

 さて、どうしましょ

 考える前に行動です。

 まずは、MTBをベースにすることにして、不要な部分の
切除です。フレームとクランクに続き、フロント・フォークも
80mm短くしました。

Img_1144

 これに、シートに合わせて作った台座を取り付けました。
材料は21mm角パイプと3×25mm平板です。

Img_1147

 シートを台座に取り付ける為の金具を、6mmステンレス
ボルトと3mmの平板で作りました。

Img_1146

 これをシートに無理矢理取り付けました。

Img_1156

 シートはニトリの座椅子です。14段階調整式の背もたれ
があるのと、合皮張りで安かったのが決め手です。
ボルトを通すために布を破ったので、解れないように靴底
補修材を塗っています。

 補修材が固まるまで一晩はかかるので、今度はハンドル
回りです。ハンドルはババチャリのを採用することにしました
が、取り付け高さとステム長が足りません。

 そこで、即断即決
ステムを切断しました。

Img_1152

 溶接部分を削り落としてからサンディングして太さを
合わせて、パイプハウス用の32mmパイプと合体です。

Img_1155

 シートを取り付けてから長さを決めて、両者を溶接すると
いう寸法です。目指すはイージー・ライダー

 
 ついでに、圃場移動用だったMTBが犠牲になったので
ババチャリを後継に据えることにして、ハンドルとサドルを
MTBの物に交換しました。

Img_1151

 少しはスタイリッシュになったと思いません?(笑)

 いや~、こういう工作は楽しいですね~。\(^〇^)/

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/12/post-88be.html

へつづく…

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2009年12月 5日 (土)

串焼き台

 一昨日やってみたソーセージの串焼きでは、熱くて持って
いるのが辛かったです。そのため、焼けるまでの間に頭の
中では串焼き台のイメージが出来上がってしまいました。
ほとんど瞬間的。(笑)

 で、イメージ通りにササッと作りました。

Img_1134

 車のジャッキに、頭を直角に曲げたステンレスの釘を
取り付けた角パイプと脚を溶接しています。昇降盤の
部品だった大型ノブを取り付けたので、高さ調整も簡単

 その釘に串を引っかけるだけなので、使い勝手は良い
です。オキの熱でたちまち焼き上がりました。

Img_1135

 こりゃ旨いわー。長ネギの甘みがたまりません。

 ビールを飲めば、\(^〇^)/ ってところでしたが、お昼
だったので我慢しました。

 串は100均のステンレス製ですが日本製です。
吟味すれば良い物があるもんですね。

 いやー、こういうお遊びは楽しいですね~。

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2009年12月 1日 (火)

ドラム缶ストーブ 完成!

 ドラム缶ストーブが完成しました

Img_1102

 大穴を開けっぱなしの天板では歪みが酷くて蓋をすること
すら出来ないし強度も足りないので、五徳を取り付けました。

 五徳には3×25mmの平板を使っています。4mm厚では
曲げるのが困難なので3mmが適当な厚さです。

 曲げ方は簡単です。必要な円よりも二回り程小さい管を型
として使います。今回は畑に転がっていた200mmの塩ビ管
を使いました。繋ぎ目の太くなっている部分が丁度良い感じ
だったからです。

 こんな風に平板の端を管にボルトで固定してから、管に
密着させるようにしながら少しずつ曲げていきます。
一周したらボルトを外して最後までキッチリ曲げます。

Img_1100

 穴の円周が940mmなのに対して、探し出した平板が
980mmしかなかったので、別の鋼材を足して最後の
部分を曲げました。

Img_1099

 余分な部分をカットしてからバイスプライヤーで両端を
挟んで繋いで溶接すれば円形五徳の出来上がり~。
写真撮るのを忘れてましたが。

 五徳を取り付ける時には、角パイプとクランプ6本を使って
天板の歪みを矯正した上で、部分的にチョコチョコ溶接した後
にクランプを外して全周を溶接しました。そうしないと五徳自体
が歪んでしまいます。

 育苗ハウスで実際に使う大鍋を載せるとこんな感じ。
加温と共に水蒸気を発生させるのが目的なので、天板にも
水を張るつもりです。痛みも防げるしね。

Img_1103

 丁度合うように穴を開けたんですから当たり前ですが、
バッチグーです。芋煮会や大人数のキャンプとかでも
活躍出来そうですね。

 蓋には昔作った物をそのまま利用することにしました。

Img_1104

 バーベキュー用の鉄板ですが、厚さが9mmもあるので
どんなにガンガン燃やしても反ることが無いし、すぐに鉄板
焼きを楽しめます。18Kgもあるので少々重いですけどね。

 火床はドラム缶風呂用に作った物を兼用します。
両方を一緒に使うことは無いですから。

Img_1105

 ということで、薪ストーブは完成しました。
要した費用は煙突代だけです。それもドラム缶風呂と
兼用するので最低限で済みました。

 でも…、肝心の薪が用意出来ていませ~ん。
まずはチェーンソーの刃を研がなくては……。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/12/post-4a4b.html

へつづく…。(設置編)

 製作編はこちら(↓)

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2009/11/post-9089.html

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