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2010年1月29日 (金)

大ゴマ

 直径17cmの大ゴマを作りました。仕事が少し早く
終わったら、何か無性に木工したくなったんですよねー。
 で、たまたま作業台に載っていた欅材をじっと見ていたら
大きなコマが浮かんできました。(笑)

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 材料は五輪を作った時に切り出した欅とチークの丸棒
です。晩酌と夕食を挟んで4時間で完成しました。
欅材にコンパスで円を引いてからスライド丸ノコで角を
落とし、自作ロクロで挽いた後にボール盤で仕上げました。

 裏はこんな感じ。

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 回してみると、さすがに重厚感があって長く回ります。
内周部分の肉を落としているのも効いている感じ。

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 でも、自作ロクロの精度が低いために軸がブレます。
コマ作り以外ではそれほど問題になりませんが、何とか
改良したいところです。

 それでも、この手の木工作って簡単に出来るし、木肌の
感触と匂いが良いので大好きです。

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2010年1月24日 (日)

兼用靴の修理

 ここ数年、毎年のように山スキー兼用靴のインナーを
修理している気がします。今年もやりました。

 コフラックのVALLUGA4000ですが、もう20年以上
使い続けているので、インナーはボロボロです。
今回は、去年縫った箇所と今年発生した小さな亀裂、
欠けた踵に、セメダインの「シューズドクターN」を盛り
ました。手軽に使える、靴底の肉盛り補修材です。

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 かなり好い加減な仕事ですが、どうせアウターに収めれば
見えなくなるので問題ナシです。先日の鳥海山行で切れた
靴紐も丈夫そうな新品に交換しました。

 アウターの内部にシリコンスプレーを吹き付けたので、
すんなり入ります。というハズが…??。

 何かが引っかかって右のインナーが入りません。
よく見ると……、

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 あ゛ー、割れてる~。つ、ついにこの日が来たかー。

 改めてアウターを見回すと…、

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 あ゛ー、ソールが剥がれてるしー。

 さらに力を加えると……、

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 あ~れ~、パッカリ剥がれた~。

 ウーム……、アウターが壊れたら買い換えるしか無いと
思っていましたが、金は無い。修理するしかありません。

 プラ板を接着した位では保たないので、アルミ板を表裏
両面に当ててボルトで固定しました。

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 ソールは接着しました。これでどれだけ保つか……。
スカルパのプラブーツのように劣化してバラバラになる
症状とは違うみたいなので、あと何年か使えれば嬉しい
のですが……。

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2010年1月22日 (金)

自作ハタガネ

 本格的に木工をやろうとすると、組み立てる際に使う
ハタガネが大量に必要になることがあります。
買えば結構な値段になるので、安く作れないものかと
考える人が多いのでしょう。「自作ハタガネ」で検索して
このブログを訪れる人が時々います。

 しかし、ちゃんと紹介したことがこれまでなかったので、
改めて載せたいと思います。比較的最近作った物がこれ。

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 150cm程の長尺物の一部です。
材料は22mmと25mmの1.6mm角パイプと6×22mm
位の平板、M10のボルトとナット、D10鉄筋です。

 簡単な作りですが、ボルトのハンドルが長いので、市販品
を凌駕する強力なトルクで締め上げることが出来ます。
歪んだ厚板でも接着時に修正できる程の威力があります。

 長さ90cmのハタガネを計測してみたら、1,440gありました。
鉄単価¥150/Kgとしてボルト&ナット、溶接棒、ペンキ代を
考慮しても一本¥250程度になります。格安ですね。
鋼材はホームセンターだと高いので、鋼材卸店で購入しています。

 しかも、私の場合は色々な物を作った際に出る端材を使うので、
更に安いです。これまで20本は作ったでしょうか。

 あと、連結具を作っておくと、どんな長尺にも対応できるので
便利です。

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 まあ、軟鉄ではなくてステンレス材で作れば錆びないし
塗装不要なので良いとは思いますが、材料が高いので
パスしています。

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2010年1月20日 (水)

烈風の鳥海山

1/19

「高気圧の中心があと500Km北だったらなー」

 と思いつつ、午前7時に登山口の大台野牧場集合です。
結局、メンバーは自営業H氏と二人だけになりましたが、
H氏はピッケルやアイゼンを持ってきていませんでした。
最初から上に登る気無いワケね……。

「オレ、ゆっくり行くから先に行ってくれ」

とH氏。

 ということで、滝の小屋集合で滝の小屋解散という変な
パーティとなりました。またね~。

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 今回は、滝の小屋快適化計画のためにヒーターやランタン、
ガス多数の他に、酒類3リットル、食料どっさりということで、
ザックが重いです。H氏のザックはいかにも軽そう。
 ということで、普通なら彼の方が先を歩くべきだと思うんです
けどね~。

 天気が良くなるのは間違いないので、気分上々でした。

 今回は宮様コースを登りました。入り口はこんな感じ。

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 宮様コースは、昔はヤブが少なくて歩きやすかったの
ですが、今じゃヤブだらけです。

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 トイレが見えました。あと一息です。

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 10:40、滝の小屋到着です。前夜に宿泊者があった
ようです。まだ晴れないので、ザックから不要な荷物を
出して軽量化し、部屋を整えました。

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 11:30になってようやく外輪山が姿を見せました。

Img_13411

 スキーアイゼンを装着して出発です。風が強いので、
目出し帽とオーバーミトンで完全防備です。時々振り
返りましたが、H氏の姿は全く見えませんでした。

 河原宿に着くと、風は一層強くなりました。
シュカブラは大したことないものの、しばらく登るとスキー
アイゼンが効きにくい雪となったので、アイゼン歩行に切り
替えました。スキーは、ザックに結んだ細引きで引っ張り
ました。股の間から変な体勢でパチリ。(笑)

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 ソロバン尾根上ですが、兼用靴では歩きにくいです。

 ふと振り返ると、月山森に登山者発見
昨夜、滝の小屋に泊まった人でしょう。スキーで滑り降りて
行きました。マニアックだね~。
向こうもこちらを確認したようでした。

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 高度が上がるほどに風は激しさを増しました。
収まる気配は全くありません。キツイなー。

 スキーが引っかかって具合が悪いので、スキーとストック
を1,780m地点にデポして、本格的に登りました。
アイゼンが良く効きます。

 この風じゃ新山は無理だなー。
でも、せめて外輪までは行きたい

 そう思って頑張りましたが、1,900mを超えたら立って
いるのも辛い程の風になりました。ソロバン尾根1,920m
地点で決めました。

「だめだこりゃ。撤退だー。

 記念写真を撮ろうと、ピッケルに自作のカメラホルダーを
取り付けましたが、烈風でカメラが飛びそうです。ピッケルが
僅かしか刺さらないので不安定で角度を決めるのが難しいし、
液晶ファインダーも風でブレて良く見えません。
勘でセットすると、セルフタイマーで一発勝負。撮った写真の
確認もしませんでした。そんな余裕すら無かったのです。
ピッケルを持つ右手もかじかんでいたし。 

 しかし、ちゃんと写っていました。やった

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 下りは速いです。スタスタとデポ地点に戻りました。

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 雪面は凍ってテカテカです。

 さあ、滑るゾ~ッ
この大斜面を全くの独り占めです。こんな気分はスキー場
じゃ味わえませんね。最高です。\(^〇^)/

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 間もなく、滝の小屋に到着しました。

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 H氏は12:00に着いたということで、水を大量に(無駄に)
作っていました。握手して2時過ぎには乾杯です。

 火をガンガン焚いたので、個室はヌクヌクになりました。

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「暖ったけー\(^〇^)/

 しかし、天井裏に詰まった雪が溶けて水が垂れてきました。

Img_1363

 まあ、それは予想通りなので、家から持参した210cmの
農ポリを張りました。

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 バッチグーです。

 そうして、快適な酒飲みは夜8時まで続きました。

「あー、飲んだ食った~。おやすみ~」


1/20

 風は全く止みません。予定通りに朝食後に速攻で下山
です。上は既に雲の中…。天気はすぐに崩れそうです。

Img_1368

 6:50、車道をチンタラ下るというH氏に別れを告げて
滝の小屋を後にしました。

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 私は、トレースが残っていることを期待して宮様コースを
下りました。雪が重くてややモナカということでターンは
大変でしたが、まずまず順調に下りました。
林の中はトレースが残っていましたが、吹きさらしでは消え
ていたので、車道に下りてからは再び私が道を付けることに
なってしまいました。H氏のスキーは滑っただろうな。

 滝の小屋まで登りは3時間掛かりましたが下りは1時間。
トレースが無くてもスキーは速いですね。

 ということで、残念ながら登頂は出来ませんでしたが、
滝の小屋集合というパターンは、お互いに全く気兼ねが
要らないので、大変気に入りました。またやりたい。(笑)

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2010年1月11日 (月)

新春の鳥海山

 山の天気はサッパリ良くなりませんが、我慢できなく
なって行ってきました。持病の発作が起きたワケ。

1/10

 仕事をやめて急遽、鳥海山へGOです。
天気が良くないのは分かっていましたが、冬型が
緩む見込みだったので決行です。
急なので当然のごとく単独行ですが、連休なので
ひょっとしたら誰かいるかも?、という期待感はあり
ました。

 でも、大台野の駐車車両は私の車だけでした。
滝の小屋独りぼっち確定
というか、この5年ほどはいつ来ても独りだし…。

Img_1292

 全くもうっ、酒田の岳人は何やってんだ

 当然、トレースは無いし出発時間が13:05と遅いので、
ちょっとヤバイかも?。風速は15m程です。

 最初の車道カット地点はこの通り。

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 まだまだ雪が少ないです。

 今回は宮様コースではなく、車道コースを使いました。
宮様分岐点から先は車道を全部ショートカットして直登する
ので速いし、風も少し弱くてクラストしている斜面が無いので
登りやすいのです。

 ただ、一カ所だけ、最初の尾根に取り付く所が急なので
苦労します。

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 キックターンしながらジグザグに登って何とかクリアー。
あとは快適な登りが続きます。

 しかし、標高1,100m辺りから風が強烈になって、
フードを被ってただ下を向いて歩きました。シールは
良く効きます。

 車道終点から上の風は更に強烈
こんな風の時に登ったのは25年振り位です。

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 振り返ってトイレをパチリ。
そこから少し真っ直ぐ登ってから左折です。風速30m
位の地吹雪が正面から吹くんですからたまりません。
耐えて歩いていると目の前の斜面が急になりました。
荒木沢の頭なのが分かったので、少しルート修正です。

 そろそろ滝の小屋のハズ……。
全く見えません。仕方ないのでGPSで確認するとすぐ
近くにあっても見えない。ひでえ天気だー。

 と、やっと見えました。16:30到着です。ヤレヤレ…。

Img_1298

 凍ったドアレバーをピッケルでガツンと一発。
すぐに開きました。が、風除室のタキロン板が割れて
30cm角の穴が開いていたのと、中の引き戸が2枚
とも開いたままになっていたので、上がり口まで雪が
入り込んでいました。ちゃんと閉めておかなきゃダメ
でしょ

 二階奥の個室にテントを張れば、まずはビールです。
酒の肴も広げてほっと一息。

「ウメ~~

Img_1301

 メインディシュはレバニラ炒めです。

Img_1302

 一人前です。(笑)
〆には残ったタレでラーメン。旨んめーな~。

 たっぷり飲んで食えばやることないので、9時就寝です。
ホッカイロの威力で薄いシュラフでもポッカポカでした。


1/11

 目を覚ますと7:30でした。睡眠たっぷり。(笑)
まだ風が強いので諦めモードでしたが、取りあえず朝食の
準備です。時々日は差すものの、晴れる感じは全くしません。
のんびりと過ごしました。

 外は凄い風で、登る気には全くなりませんでした。
ただし、下の方の視界はあるので、パウダースノーの滑降が
楽しめます。今回はそれだけでヨシとしましょう。

 10時に滝の小屋を後にしました。

Img_1306

 上はこんな感じ。

Img_1307

 車道コースを快適に滑り降りました。

Img_1309

 前日のトレースは完全に消えていました。

 今日の天気は、この時間帯が一番良かったようで、
その後は低い雲が立ちこめました。逃げて正解です。
登ってきたのは、スノーシューが三人、ワッパ一人、
ウロコスキー一人で、皆さんハイキングみたい。

 それにしても、お昼前に下りてしまったので、物足り
なさが残りました。泳ぎにでも行くか~。

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2010年1月 1日 (金)

鏡餅

 明けましておめでとうございます。

 早速ですが、新しい年の幕開けに相応しい作品(?)を
作りました。

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 餅はヒバ材をロクロで挽き、みかんは妻から分けて貰った
樹脂粘度で作りました。完全にお遊びの作品ですが、40年
振りくらいでやった粘土細工は、かな~り楽しかったです。
ぜひ、写真をクリックして拡大して見て下さいね。

 みかんは、質感を出すために爪楊枝の先ででせっせと突っ
つきました。(笑)

 たまにはこういうのも良いですね~。

 ということで(?)、今年もお付き合いの程、宜しくお願い
致しま~す。

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