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2010年2月 5日 (金)

ディア・ハンター

 爆発的に増えているエゾシカによる深刻な被害に
歯止めを掛けるために、北海道ではエゾシカの駆除を
専門とするプロのハンターを今年から養成するそうです。
正に「ディア・ハンター」。

 あー、なんか「ディア・ハンター」って良い響きですね~。
もちろん、1978年の米アカデミー賞映画である「ディア・
ハンター」の強烈なイメージからくるものですが、憧れます。

 私は、今はまだ「えせハンター」ですが、いずれは本物の
ハンターになる予定なので、興味津々で日本農業新聞の
記事を読みました。

 特に深刻なのは道東の羅臼町と斜里町だそうですが、
確かに呆れるほど多くて、道路にもウジャウジャいました。
思わずアクセルを踏み込んで車で跳ねたくなりましたが、
車が大破しそうなので止めました。そのくらい凄い数の
エゾシカが生息しているのです。

 調べてみると猟期は9月から4月のようで、一日で獲って
良い頭数は、雄が一頭、雌は無制限とのこと。
へー、そうなんだ。想像しただけで血が騒ぎます。
獲ったシカを食肉として利用するシステムもあるようで、無駄
にならないのは良いですね。鹿肉って美味しいのに、あまり
流通していないのは勿体ないことだと思いますが。

 猟具としてはライフル銃を使うようです。大型獣ですから
当然でしょう。

 が、個人的には圧倒的な殺傷力のある銃で仕留めるのは
フェアではないと思っています。出来れば、原始的に槍で
仕留めたい、と思います。

 そこで、槍について調べてみると、槍の穂の部分は楽天
で売っていました。おーっ、ちょっと嬉しい。

 次ぎに、陸上競技の槍投げについて調べると、使用できる
槍の規格は、男子では重さが僅か800g、長さ2.6~2.7m
ということです。へー、そんなに軽かったんだ。

 本物の槍は、二人で獲物を担げるような丈夫な柄を使うよう
だし刃も重いみたいなので、投げて仕留めるには相当な鍛錬
が必要でしょうね。敵と直接戦う為の槍と投げ槍は別物のよう
ですが、違いについてはよく分かりません。
映画「トロイ」では、アキレス(ブラッド・ピット)が槍の遠投で敵を
倒すシーンがありましたが、あんなのは神懸かり的と言っても
良さそうです。

 でも、憧れます。(笑)

 とりあえずは、北海道の取り組みがどれほどの成果を上げる
のかに注目したいと思います。

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コメント

完全に狩猟採集系人種ですねぇー(笑)
服部文祥さんという方が、K2まで登って、他の隊員や大勢のシェルパに支えられてごく一部の人がサミットに立つことに疑問を感じて、米と味噌だけ持ってサバイバル山行するようになり、そのうち肉だって自分で獲りたい、と狩猟免許をとり、やっと自分で獲物を獲れるようになったら、銃という圧倒的に有利な道具を使っていてはずるいのでは?と最近は思っているようです。
でも、ファーマー佐藤さんの場合は、そんな理屈っぽいことではなく、どりゃぁっと槍を投げたい本能からのような。

投稿: あかねずみ | 2010年2月 5日 (金) 22時33分

  じつは学生時代に男子陸上槍投げ競技に出場した経験がありますが、あれってかなり難しい競技です。思うに、己が生きる為の必死の手段ですから全身全霊を発揮してこそ成就できる技でしょうね。

 でも、ファーマー殿ならエジシカをゲットできるかもです。野性味溢れてますからねぇ~。(^^

  

  

投稿: 面白ダディ | 2010年2月 5日 (金) 23時31分

>あかねずみさん

 全くその通り。(笑)

 服部文祥さんの事は知っていましたが、著書は高いので、
未読です。本屋に無かったので立ち読みも出来なくて。(^^;
 
 どうも、頭の良い人達というのは理屈から入るようで、
まずはセオリー通りに狩猟免許を取ってから…、という
ことになるのでしょうか。そんなもの無くても立派に(?)
出来るのにね~。私が証人です。(笑) 

 それに、槍猟の場合はパチンコ猟と同様で狩猟法に
抵触しないのです。

 まあ、全く現代的ではありませんが、例えば紀元前的に
腰布だけ巻いた私のような男が槍で猟をして、あかねずみ
さんの様な妻が料理したり干し肉を作ったりするというのが
私が妄想する理想的な暮らしだったりします。(笑)

投稿: ファーマー佐藤 | 2010年2月 5日 (金) 23時53分

>面白ダディさん

 野球部だから助っ人で出たということなんで
しょうね。良い経験をしましたねえ。(?)

 羅臼辺りでは本当にエゾシカがウジャウジャ
いるので、槍でも獲れるような気がしますよ。
マジで。

投稿: ファーマー佐藤 | 2010年2月 6日 (土) 00時07分

いやー、ちょっと数十年前でも、槍でクマ獲ってたようですからね。
銃があっても連発できないし、けっこう近くからでないと当たらない、外れたり手負いになったら、槍!みたいな。
カモシカなんか完全に撲殺で、深雪のときに追い詰めて雪ベラで脳天をこーんと。
あ、今はだめですよカモシカは・・・

投稿: あかねずみ | 2010年2月 6日 (土) 09時19分

>あかねずみさん

 撲殺なら私もやっていま~す。カモシカはまだですが。(笑)

 カモシカって、必ず一定の距離を保ちますよね。
銃を使わずに一人で倒すのは絶対無理だなー。
昔はよく獲ったそうで、やはり旨いらしい…。
食べてみたいです。山女のあかねずみさんなら、
もしかして……。

投稿: ファーマー佐藤 | 2010年2月 6日 (土) 10時15分

狩猟採集能力ほとんどありません。
無駄にうろうろしているだけで(笑)山で遭難したらすぐに死にますねぇ。

昔、学生時代、通称鹿研の理学部生物科の人たちが、研究用にカモシカの解剖をするとき食べたという噂がありましたが、そんなにフレッシュな死体が手に入ったものやら?
アラスカで車にひかれたムースの死体には、ちょっと心惹かれましたが、いっしょにいた知人がとんでもない!という顔していたので、あきらめました。とてつもなく大きいけど、鹿ですからね。おいしいんじゃないかなーと思ったんですが。

投稿: あかねずみ | 2010年2月 6日 (土) 16時44分

>あかねずみさん

 狩猟採集能力がないとしても、調理するのは大丈夫
でしょ?。(^^v

 ムースは、そりゃあ美味しいでしょうねえ。
私が山登りの為に北海道へ行った時は、車に撥ねられ
たエゾシカが道端に転がっていました。停車して
触れてみると、まだ暖かい。

「あー、車に乗せたいっ

と本気で思いましたが、軽のオープン2シーターでは
どう考えても無理だったし、解体する時間もなかったので
諦めたことが昨日のことのように思い出されます。
本当に残念なことをしました。

 酒田には鹿はいないので兎が跳ねられているのを
期待しているんですが、時折見るのは狸ばかり…。
狸は旨くないしなー。(~~

投稿: ファーマー佐藤 | 2010年2月 6日 (土) 23時08分

アラスカのムースは軽く800kgとかあるので、腿肉とか背ロース部分だけ切り取って行く人がいるらしいです。解体しなくてもいいわけです。
解体のプロ?剥製屋さんによれば、血抜きと皮はぎ次第なので、それを完璧にやればタヌキもおいしいのだそうです。
でも、ロードキルの場合血抜きは間に合いませんよね。よっぽどひかれたてほやほやでない限り。皮はぎのときに毛皮部分を触った手で肉を触ると臭くなるのだ、とその人は力説していましたが、うーん??
ここ2年くらい剥製屋さんに行く用事がなくて残念。なぜかしら、行くと必ずなにか肉をくれるのでした。

投稿: あかねずみ | 2010年2月 7日 (日) 09時57分

 へー、ムースってそんなに大きいのですか。凄いっ!。

 血抜き出来るような狸にはお目に掛かったこと無い
のは残念ですが、腹を開けた時に臭くない個体は
そこそこ食べられるというのが私の認識です。
毛皮部分を触った手で肉を触ると臭くなるというのは
知りませんでした。

 以前は毛皮を取るために解体して、ついでに
肉を食べるという感じだったので拾ってきましたが、
今はやっていません。兎なら血抜きしなくても
美味しいので大喜びで拾ってくるんですが、
滅多にお陀仏していないです。

 兎と言えば、涙を流しながら食べたことがあります。
交通事故死した個体でしたが、とても悲しい目をして
いました。なんでだろう??、と思いながら腹を割ると、
白い液体が流れてきて……、今にも生まれそうな
子兎が4羽硬直していました……。
出産後は授乳で動けなくなるからでしょう。母親の胃袋
には青草がたっぷりと詰まっていました。
肉も薄く、とても食べられるようなものでは
ありませんでしたが、その死を無駄にしてはいけない、
と無理して食べたものです。チーン。合掌……。

投稿: ファーマー佐藤 | 2010年2月 7日 (日) 12時30分

産む寸前とか、小さい子ども残しての死というのはせつないですね。
ただノウサギの子育ては巣穴もなく、夜間短時間授乳に行く以外近くにいないようです。なんとなく哺乳類としては親子の密着度があまりに少ないです。でもそれで立派に育つんですねぇ。事情を知らない人に迷子と思われて拉致されなければ…

投稿: あかねずみ | 2010年2月 7日 (日) 19時37分

 なんだ、そんなに簡単な子育てなら不憫に思うこと
無かったですね。良かったー。(笑)

投稿: ファーマー佐藤 | 2010年2月 7日 (日) 22時17分

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