農業後継者
新規就農者が激減し、農業者の高齢化は進む一方です。
耕作放棄地がどんどん拡大して、ごく近い将来に食料生産が
危機的になることが懸念されるほど事態は深刻です。
国は担い手の育成を真剣に考え始めましたが、こうなることは
米の輸入を自由化した時から私でさえ分かっていたのに、有効な
手だてを打たなかった政治家と役人はバカとした言いようがありま
せん。
とはいえ、我が家周辺には眩しい程の光が差しています。
この春、若者達が何人も農業者としてのスタートを切ったのです。
高卒、大卒、大学中退、転職、婿入り等々で、徒歩3分圏内だけ
で5人もいます。ここ数年を含めると少なくとも9人はいます。
全てが専業農家ですよ。素晴らしいことです。
その家族は皆、とても楽しそうです。
農家はジリ貧が続いていますが、昨今の就職難が幸いした
現象とも言えますね。
一方、数百年来の農家である我が家の場合は、私と妻の代で
廃業するのが確定的になりました。一抹の寂しさはありますが、
別の希望もあります。案外楽しみだったりして…。
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