ローレーサーを作ろう!③
フレームが出来たので、ポジションを確認するために
ヘッド・パーツとクランクを取り付けることにしました。
そこで、まずはベアリングの洗浄です。
パーツ・クリーナーを使って汚れを徹底的に落としました。
二つのBBも同様です。
左はロード車ので、グリースが固着していましたが、バッチリ
綺麗になりました。右側のはMTBので、洗浄前です。
今はカートリッジ式のBBが主流のようですが、旧式の方が
手間はかかっても安上がりなのは間違いないですね。
急に冬らしくなったら、パーツ・クリーナーを使うと手が冷えて
痛いので、ジュニア・ヒーターで温めながら作業しました。
新しいグリースをたっぷり付けてからヘッド・パーツとBBを
取り付けました。
「おーっ。回る回るぅ~」
回転が実にスムーズで本当に気持ちいいです。
不要なクランクを削り落としたミッド・ギアも取り付けました。
次ぎにシートを仮置きしてみましたが、何かヘン。
「あ゛ー、ヘッド・チューブが曲がってるー。」
細心の注意を払って位置決めしたんですが、溶接の高熱で
歪んでしまったようです。しかも、フロント・フォークが必要以上に
寝てしまいます。
試してみると、一応真っ直ぐは走りるもののハンドリングが非常
に難しいです。
ウーム……。やっぱり妥協したくないよねぇ。
ということで、フロント・フォークとフロントBBを外してからやり直し
です。
頑張って取り付けたパイプを惜しげもなく切断して、残った部分
を削り落としました。木工と違ってやり直しが効くのは鉄工の良い
ところです。
今度こそ歪まないように注意して溶接しました。
ヘッド・チューブを少し立たせたので、トップ・チューブに直接接続
出来るようになりました。この方がスマートだし強度もあります。
ただし、クランク・ギアのディレイラーは取り付け出来なくなりま
した。フロント・フォークが寝ていることから、変速のために片手
運転になるのは危ないと判断したので、手動式にします。
アウター・ギアが52Tなのに対してインナー・ギアが42Tでギア比
が0.42しか違わないので、特に問題ないでしょう。
軽量化にもなるしね。
再度、組んでみました。今度はバッチリです。
それにしても長いですね~。
測ってみたら、なんと全長2,830mmもありました。
http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2010/12/post-8f89.html
へつづく…
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コメント
今晩は。
最近PCを立ち上げる暇が無く、今朝立ち上げ出勤前に覗いたら…。じっくり見る暇もなく出かけて、帰って来てまた覗いてみたら更新されてた。溶接の写真は誰が撮ったのかしら(それはさておき)。
また変わった物作ってるね。
リカンベントでもないし、シートポストがずいぶんとペダルから離れている所を見ると超あしながおじさんの自転車???
寝ながら漕ぐのかな。
完成が楽しみで〜す。
投稿: こうさく | 2010年12月16日 (木) 23時29分
>こうさくさん
さすがにこんな自転車はそちらでも走っていないで
しょうね。こういうのを作るのは本当に楽しいです。
期待してて下さいね~。
投稿: ファーマー佐藤 | 2010年12月17日 (金) 08時33分