ブラックダイアモンド/クワドラント
「もう、修理出来ないっ。無理」
ということで、23年振りに山スキー兼用靴を買い換えること
にして、さんざん探した末に注文したのは一ヶ月余り前のこと。
アメリカの本社にあれば年内に届く、という話でしたが、何の
連絡もありませんでした。
ちょっと諦めモードになっていましたが、昨夜になって入荷の
連絡がありました。もう嬉しくて嬉しくて、興奮のあまり良く寝られ
ませんでしたー。アドレナリン出まくりだったようです。
私が、どんな天気でも毎日欠かさず自転車に乗っているのも、
山を縦横無尽に駆けめぐるためなんですからね。
ということで、早速新潟まで出かけて買ってきました。
待ち焦がれていたブーツとは、ブラックダイアモンド社の新製品、
クワドラントです。最大サイズの30.5cmで、私の足の実寸より
2cmも大きいのですが、履くとジャスト・サイズでした。
靴だけは履いてみないと本当に分かりませんね。
帰宅すると直ぐに、ビンディングを合わせてみました。
ジルブレッタ404のアジャスターを最大にして丁度でした。
アブネーッ。
アイゼンも合わせようとしたら、ありゃまーです。
アウターの幅が広い為に、引っかかって填りません。
仕方ないので、両側共に切り落としました。横ズレしない
ように10mm程残したので、バッチグーです。
サレワのアイゼンです。これもアジャスターをかなり伸ばした
ので、ケースに入るか心配でしたが、なんとか収まりました。
ワンタッチで調整出来るんだったら、小さく収めて大きく使う
ということが出来るんでしょうが、厳しい条件下で出来るような
構造ではないので、大きいまま収納するしかないのです。
大足だと何かと不便です。
さて、インナーです。熱成形出来るとのことでしたが、割と
幅広で必要性を感じなかったので、そのままです。
BOAクロージャーというシステムが搭載されていて、ワンタッチ
のダイヤル操作で、解放したり締め上げたり出来るのです。
これは凄く便利で確実です。感動的ですらあります。
でも、困ったことに、甲の部分に大きくスリットが入っているん
です。インナーだけで外に出ると、中に雪が入ってしまいます。
美女が着るチャイナドレスなら大胆なスリット大歓迎ですが、
インナーだけで雪原に出ることも多い私としては困ります。
試着した同シリーズのスラントではそうじゃなかっただけに、
ここだけは残念ですが、軽量化と歩行性向上のためなんだ
そうです。
歩行と滑降の切り替えは後ろのレバーでします。
滑降モードにするとカチッと一発で固定されて、ホールド感は
抜群です。フレックス120のシェルに4バックルですからね。
長年愛用してきたヴァルガ4000とは雲泥の差です。
しかも、可動域が大きくて、歩行性もかなり良さそうです。
ところで、アウターの裏側のヒンジ部分に貼るテープはDIYなの
でした。DIYといえば私の得意分野ですが、こういうのは面倒です
ねぇ。
さて、今まで散々お世話になったコフラックのヴァルガ4000
と並べてみましょう。
何だか、コフラックが子供用ブーツのように見えます。
クワドラントと言えば、トップ・プロもヒマラヤ大滑降とかで使い
出している位に評価が高い最新モデルです。履いただけで、
そんな事が出来そうな気にさせる本格ブーツに心も踊ります。
私が、革靴からヴァルガ4000に替えた時に、
「おおーっ、こりゃ凄ぇーっ」
と驚嘆して全く転ぶ気がしなかった想い出が、パワーアップして
再現されることでしょう。初滑りが楽しみです。
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コメント
おぉ、おにゅうですね、お喜びの様子が手に取るような記事です(笑)
これで更に、一皮むけた登りと滑りが楽しめそうですね~
投稿: HAMA | 2010年12月29日 (水) 20時05分
>HAMAさん
値段を考えると一皮じゃ足りません。
二皮くらい剥けて欲しいです。(笑)
投稿: ファーマー佐藤 | 2010年12月29日 (水) 21時40分