クワドラントのお試し山行
買ったばかりのブーツ、ブラックダイアモンドのクワドラント
を試すために鳥海山へ行ってきました。
予想以上に天気が良くなってニンマリです。
が、歩き始めると、お店で履いた時には感じなかった「当たり」が
あって嫌な予感がしました。店では多分、浮かれていて気付か
なかったのでしょう。
それに、アウターがやたらと太いので、スパッツがキチキチで
使い勝手が悪いので外してしまいました。
少し工夫は必要ですが、この方が断然楽だし軽量化にも
なります。
このブーツは、歩行時に前後40°の可動域があるという
ことですが、実際にスムーズに動くのは20°位のものでしょう。
それでも、今までのヴァルガ4000よりはずっと楽なんですけどね。
雪はまだ少ないです。
無理して登るよりもスノーモービルのトレースを使った方が
楽で速いです。
山雪荘から先は車道を全てショートカットして登りましたが、
昨夜山雪荘に泊まったに違いない4人(踏み跡で確認)は、
ひたすら車道を歩いていました。車が無かったので、地元民
ではない初心者を含むパーティなんだろうな、と想像しながら
歩いていると、スノーモービルが4台走り抜けていきました。
が、滝の小屋駐車場の下でスタックしているようでした。
大排気量のモデルは凄く重いですからね。もちろん、手伝ったり
はしません。
先行パーティとは滝の小屋で丁度一緒になりました。
川崎から来た男4人で、一人だけスキーではなくスノーシュー
を履いていたために車道を来たのだそうです。
「酒えっぺ持ってきたが?。明日がら大荒れで缶詰になっがら
の~。ガハハハハッ」
こういう場合の人の不幸は最大の喜びです。
まあ、リーダーは酒田工業高校山岳部のOBだったので、
その辺は分かっていて赤布ベタ張りでした。3日にまでに
下りれば良いということで食糧やガスはたんまり持ってきて
いたので心配はありません。酒田のGさんが今日入るという
情報もあったしねぇ。
そんな暇人達には付き合っていられないので、私は小屋で
プシュッとやってからまた登り出しました。天気は下り坂
だったので、まあ、河原宿までかな~?。足も痛いし。
やはりそうで、一気に悪くなってきました。
快晴から吹雪きになるのは鳥海山では普通のことなので、
気にしません。
バックルを締めると滑降モードに切り替えます。
「カチッ!」
と音がしてガンダムブーツへ変身です。
いや~、やっぱり滑りが楽だね~~。
予想通りだったので特別な感動はありませんでしたが、
転ぶ気が全然しませんでした。
ただ、これまでの軟弱ブーツでの癖が抜けていないので、
妙な力が入って疲れました。
それでも、藪の中を滑っていても、狙ったラインへピタリと
回れるのには感心しました。凄い機能性ですね。
今時のブーツでは当たり前なのかも知れませんがー。
ということで、ちゃんと熱整形してから一度はスキー場へ
行ってしっかりと練習したいと思います。
「あ゛ー、足痛でぇー。」
車道の終点近くでは、ハヤブサらしき鳥が山鳥を食べていま
した。もう少し早ければ横取り出来たのに~。
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