東北関東大震災
驚愕の大災害ですね。
発生時、私は鶴岡市郊外の歯科医院にいました。
「これは震度5くらいだな」
と思いました。テレビで震源と規模が分かりましたが、
まさかあんな凄まじい津波被害が発生するとは思いま
せんでした。本当に驚きました。
歯科医院では停電も無くて普通に治療出来たんですが、
帰宅したら停電していて、
「超ヤバッ」
スイカの接木(断根挿し接ぎ)を前日にしたばかりで、
長時間の停電は苗の死に直結するからです。
家族の生活は後回しにして養生床用に発電機を回すと
共に、薪ストーブと反射式ストーブをガンガン燃やしました。
一晩中、一時間ごとに燃料補給をしていました。
暖房効率を上げるために、前の日に育苗ハウス内に
間仕切りをしていたのが非常に役立ちました。
家族への対応は最低限です。
私自身は日ごろから無暖房で過ごしているし、ライフライン
など全く無い冬山に慣れているので全然ノープロブレムです
が、家族はそうじゃないので少しはしないとね。
実は、私は子供の頃から停電が大好きでした。
40年以上前は停電が珍しくなかったんですよね。
停電すると、普段は使わないランプやろうそくを灯すのが
嬉しくて、ワクワクしたものです。今もそんな感じです。
ということで、今回はガスランタンや各種電池式ランプが
活躍しました。料理するにもガスはプロパンなので問題なし。
水は、発電機で井戸水を汲めば良いのですが、速攻で畑に
持っていったので、家では雪を溶かして使いました。
水洗トイレが使用不能でも、外にポットン便所があるので困り
ません。反射式ストーブが多数あるし、食料や燃料の備蓄も
充分にあります。電話は電源不要の昔の機種に交換しました。
これが、今流行の「オール電化」なんかだったら大変です
よね。あれは私には全く考えられない発想です。
リスクを分散するのは危機対策の基本だということに全く
反していますから。
今回の大震災では家族と連絡が取れなくて気をもんでいる
方が大勢います。私の息子も、地震が発生した日に高速バス
で仙台へ帰っていって、高速道路上で足止めを食らった後に
連絡不能になって随分と心配したのですが、昨夜遅く、無事に
帰ってくることが出来ました。高速バスは何とか仙台まで着いた
ものの、ライフラインは完全に停止。こういう事態に備えて私が
買い与えておいた非常用品が役立ったそうです。
それにしても、被害の映像を見れば見るほど凄まじい震災
だと思います。三陸沿岸は、若い頃にフリーの作業ダイバー
として働いていただけに、一層心が痛みます。身を置いていた
釜石の潜水会社も消滅したでしょう。O社長は生きてるかな?。
しかし、地球は人間のためにあるワケじゃないのも事実。
「ホモサピエンス」などと驕ることなく、謙虚に生きたいものだと
思いますが、津波以上に恐ろしい原発事故を起こすのは人間。
困ったことです。(ーー
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