避難所生活
大震災後の避難所生活の様子が多数報道されています。
「ガソリンが無い!。食料が無い。水も無い!。助けて!!」
等と涙ながらに訴える人もいましたが、一方、行政の支援が
無い孤立無援の自主避難所でも、知恵を出し合って嬉々と
して共同生活をしている人達がいました。
牡鹿半島の突端にある集落では、きちんと役割分担をして、
男達は山から水を引いて薪を集め、ドラム缶にお湯を沸かして、
鉄パイプで作った配管で屋内の風呂に給湯し、入浴も出来る
ようにしていました。椅子の座面をくり抜いて、簡易洋式トイレも
作っていました。もちろん、囲いアリです。
女達は炊事洗濯。かき集めた食料を計画的に利用していま
した。悲しい事も多くあったと思いますが、冗談を言いながら
和気藹々としていたのが印象的でした。
また、山の上の神社に避難した人達も同様で、拾ってきた
板と鋸でトイレを作っていました。地面に穴を開けて板を渡し、
ベニヤ板で囲っただけの簡単な物ですが、充分間に合います。
こうした自助努力は、いわばサバイバル術ですよね。
ある物で何とかすることが最も大事です。そこには創意工夫が
あり、上手くいった時の喜びは大きいものです。前向きな気持ち
にもなります。再建に向けて頑張って欲しいものです。
しかし、避難民でもないのに日常的に似たようなことをやってる
私って……。
育苗用のビニールハウス内ですが、
その一角で暮らせるようになっています。有り合わせの物を
集めたので、新たに買った物は殆どありません。
内張りしているので、水滴が落ちることもありません。
天気が良い時は暑いので、屋根には部分的に遮光シート
を張っています。
トイレは、稲刈り後に数日しか使わない籾摺り用のカゴ
の中に穴を掘って板を渡しています。使用済みの紙は、
オイル缶に入れて燃やします。山小屋方式ですね。
風呂は、究極のドラム缶風呂を使っても良いし、大鍋に
沸かしたお湯をプラスチックタンクに入れてもOKです。
ネズミ対策も万全です。
つまり、立派に暮らせます。通称「別荘」ですから。(笑)
もちろん、自宅のような便利さはありませんが、自宅よりも
居心地が良くて気に入っています。テントと山小屋の中間的
な魅力があるんですよね。
もし、私が被災者だったら、大勢がいる避難所に入ることは
全く考えられません。きっと、こんな風に暮らすでしょう。
| 固定リンク
コメント
いや・・・
なかなかいい別荘じゃないですか。
自分はそういうサバイバル的なことが好きなので、見ていてあきなかったです。
今回初めて訪問させていただきましたが気に入りました。
僕のブログも見てみてくれたら嬉しいです。
投稿: MTBルックマン | 2011年3月31日 (木) 22時20分
>MTBルックマンさん
初めまして。
色々と工夫するのは楽しいですからね。
今後ともよろしくお願いします。
そちらにもお邪魔させて頂きます。(^^
投稿: ファーマー佐藤 | 2011年4月 1日 (金) 08時39分