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2011年5月 4日 (水)

改造スキーアイゼン② 使用感

 昨日の鳥海山行では頂上から祓川コースを大滑降する
のが一番の目的でしたが、ジュラルミン板で爪を長くした
改造スキーアイゼンを試す目的もありました。

Img_2967

 一本目は舎利坂の途中から装着して、それなりの効果は
感じたんですが、アイスバーンが溶けて崩れている状態では
真価を発揮することはありませんでした。

 そして2本目。15:30頃から急速に雪が固くなってきて、
氷ノ薬師付近からはシールだけではスリップするようになり
ました。

「シメシメ。やっと試せるゾ。」

 と、嬉々としてスキーアイゼンを装着しました。
秋田の岳人からは、

「凍った方が嬉しい人も珍しな。」

と、一本目の七高山頂上で言われましたが、目的があれば
話は別。

 その結果、長くした爪の威力は絶大であることが確認
出来ました。クライムサポートを立てても爪が約30mmも
食い込むので、ガッチリと効きます。舎利坂の硬化してガチ
ガチになった雪でも直登出来ました。これなら厳冬期の薊坂
でもガンガン行けるでしょう。

 つまり、勘で決めた+20mmという爪長はベストだという
感触が得られたワケです。クライムサポートを立てた状態でも
少し引きずる位なのでノーマル歩行時には使えませんが、
凍った急斜面専用にするので問題無いです。
これで、来冬のアタックが楽しみになりました。

 ただし、ノーマルのスキーアイゼンと違って刃を鋭角にして
いるので、取り扱いには注意が必要です。

Img_2988

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