祓川コースは最高だぁ!!
悪天続きで田んぼが乾かないという理由で、鳥海山を
滑りに行ってきました。(笑)
いや、笑い事ではないです。
鳥海山に魅せられてから30年近くになりますが、5月に
登ったことは今まで一度もなかったのです。
そこで、今回の千載一遇のチャンスには、長年恋いこがれて
いた祓川コースに行ってきました。
祓川コースは何度も登っていますが、山スキーを快適に楽し
んだことは一度もありません。最適期といえば、祓川の駐車場
まで除雪が完了した直後(4下旬~5月中旬)だと思いますが、
農家の私は超繁忙期でそれどころではなかったのです。
しかし、今は5月の収穫物が無く、丁度一日だけ余裕が出来たの
で、長年の願いを叶えることが出来ました。つまり、笑い事ではなく
感動物なワケですね~。\(^〇^)/\(^〇^)/\(^〇^)/
さて、今年は雪が多くて春の天候も悪かったからでしょうか、
除雪が完了したのは4/28だったようです。なかなかナイスな
タイミングでしたが、祓川キャンプ場前の第二駐車場までしか除雪
されていませんでした。そのため、今日は4時起きして一仕事終え
てから8:30に出発したので、到着した10:30にはほぼ満車状態
でした。
それでも何とか路上に駐車することが出来たのはラッキーでした。
おかげで車から直ぐに出発することが出来ました。
トラックの荷台から出発したのは初めての経験です。
天気は無風快晴に薄雲がかかるという、好条件でした。
ホント、このコースは見るからに最高です。
「どこでも滑ってチョーダイ」
って感じ。
しかも、頂上近くまで登山道上にポールを立ててくれているのは
非常に親切です。秋田の人は偉いっ。山形県側では見たこと
ありません。
連休ということで、全国各地からのスキーヤー&ボーダー、
登山者が大勢登っていました。
例年、私が登る冬季では誰もいないことが殆どなので、非常に
珍しい光景でした。秋田市から来た二人組のベテラン山屋の話
では、例年の半分くらいしか人がいないということでしたが。
アイスバーンも溶けていたので順調に登行することが出来て、
たったの2時間で七高山に到着しました。
大賑わいです。
見渡せば、長靴で登ってきたグループや、プラスチックの
ソリを持ってきた親子がいたり、様々でした。
この親子は、七高山からソリで下りようとしたので、かなり
ヤバイと思ったんですが、それは止めて歩いて下りたので
ホッとしました。ソリで下りるなら、ピッケルで制動するか、
ソリの側面に穴を開けてストックを紐で結んでブレーキを
取り付けるとかしないとかなり危険ですからね。
さて、頂上では、また秋田市の山屋と再会したので、暫く
お喋りしていました。秋田県民とは言葉が少し違うんですが、
庄内弁が普通に通じるし、何というかウマが合うので好きです。
きっと、県民性が似通っているんでしょう。今晩は祓川のキャンプ
場に泊まるということで招待されたんですが、マジで参加したかった
っです。
いやはやホントに、鳥海山はお祭り騒ぎのようで皆さんそれぞれ
のスタイルで下りていきました。私は、スキーで大滑降です。
いや~、楽しかったぁ。
七ツ釜辺りからは滑る雪(アイスバーン崩れ)と滑らない雪(腐った
新雪)が交錯して滑りにくかったですが、クワドラントを履いている
今となっては特に問題ナシでした。やっぱり道具ですね。
七高山から祓川までは僅か20分で着きました。
時計を見ればまだ14:30…。ハンパ臭い時間です。
それに、まだ欲求不満気味でした。
「んじゃ、もう一本いくかぁ」
というワケで、また登りだしました。
さすがに、この時間から登る人はいないし、下りてくる人もまばら
なので、段々と私好みの環境になってきました。とにかく、山には
人がいない方が好きなのです。決して人間嫌いではないんですが。
登り直す際には、登行中止時間を16:30と決めました。
「夕方には帰る。」
と妻に言って家を出たので、遅くとも19:00までには帰る為
です。信用を失わない為には大切なことです。
というか、ケータイ持ってないので~。
登っている内に、段々と雪が締まってくるのが分かりました。
16:00を過ぎると劇的です。
「これは、一本目とは違う滑りが出来そうだゾ。ムフフ…。」
頑張れば時間内に七高山まで行けるかな?、と思っていま
したが、あと10分位の所でタイムアウト。16:30となりました。
もう、上にも下にも誰もいません。静寂そのもので、私だけの
世界……。
「ヨッシャー、滑るかーっ」
一本目はベタベタだった雪が、今度はカリカリになって別世界
って感じでした。面白いですね~。スピードも出る出るっ。
いや~、登り直して良かったです。
今日は、祓川ヒュッテの宿泊者もかなり多そうでした。
明日も楽しめるでしょう。
※本日の行動データ
ちなみに、今回も山仲間を誘おうかと思ったんですが、ヤメて
正解でした。下りてからまた登り直すのに付き合ってくれる人
なんて、いませんから~。
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コメント
もう少しスタートが早ければ、合計3本くらいは行けたのではないでしょうか(笑)?
まさに大滑降という言葉がピッタリと合う名コースですよね~♪・・・というわけで、私も5日にお邪魔していましたよ。
投稿: superdioaf27 | 2011年5月 8日 (日) 18時36分
>superdioaf27さん
おー、やはりお出ででしたかー。
5日って、天気はイマイチだったように記憶して
いますが、どうだったんでしょう?。
確かに、朝イチから登っていたら3本はいけますね。
いろんな雪質での滑りが楽しめそうです。(^^
投稿: ファーマー佐藤 | 2011年5月 8日 (日) 20時45分