ノーマル・クランク
BOMAに付いていたクランクはチェーンリングが50×34Tの、
いわゆるコンパクト・クランク。非力なライダーやヒルクライムに
向いていると言われる歯数です。
「いずれはノーマル・クランクでガンガン走るのだーっ」
という目標の下に52×13Tのママチャリ改で訓練を続けた結果、
BOMAでも行ける感触を得ました。
そこで、チェーンに続いてクランクも交換しました。
FC-7900の53×39Tです。
「フフフ……、ついにノーマルだぜ。しかもデュラ…。」
私の場合、巡航速度でのケイデンスがマックス110程度という
低回転型で、どちらかと言えばトルク型なので、クランク長は5mm
長い175mmにしました。
どさくさに紛れて、フロント・ディレイラーもFD-7900になりました。
ここまでやれば、カセット・スプロケットも当然CS-7900です。
105のカセットと比べると27%も軽いです。さすがデュラ。
さて、これらを交換したのは一週間前ですが、今日初めて走って
来ました。心が躍りますね~。
いつもの海岸道路をひた走りましたが、違和感は全くありません
でした。クランクが5mm長くなった分、円周が31.4mm長くなった
ことからケイデンスは下がりましたが、スピードが上がりました。
坂道もグングン登れます。バッチリ狙い通りです。
また、フロント・ディレイラーも、短いストロークでカチッと決まる
ようになりました。これまでの105で感じていた鈍重さが払拭され、
システムのバランスも取れてすこぶる気持ち良いです。
カセットに関しては、歯数がこれまでと同じ11×25Tなので、
違いは感じられませんでしたが、きっと恩恵があるのでしょう。
というのは、通行止めで距離が少し短くなったとはいえ、これ
までこのコースでの平均速度の最高記録が31.4Kmだったのに
対して、今日は33Km/hだったからです。チェーンリングが大きく
なったことでフライホイール効果も大きくなったのかは知りませんが、
走っているとそんな感じがしました。
まぁ、とにかく私にバッチグーです。
高校時代から強い憧れを持っていたノーマル・クランクですが、
33年を経て手にしました。いや、足か……。
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コメント
何?クランクがDURA ACEだと?
しかもFDも?
いや・・・すごいいですね。何かワクワクします。
ノーマルクランクは僕の場合ヒルクライムにはきついかも・・・
でも、高くなればスプロケもやはり軽いのですね・・・ナルホド・・・
そして最後に、10月の600キロ期待してます!!!
投稿: MTBルックマン | 2011年8月20日 (土) 20時09分
>MTBルックマンさん
上には上があって、カーボンクランクだとデュラの
3倍以上したりします。私には関係ないですが、凄い
世界ですよねぇ。
一日600Km走行は、ある種究極的な世界ですが、
こうした高性能の道具を使えば出来そうな気がしてきます。
投稿: ファーマー佐藤 | 2011年8月20日 (土) 21時01分
凄いですね~!。
私のFD4500・コンポTIAGRAがおもちゃに見えます。(^^;
投稿: 面白ダディ | 2011年8月20日 (土) 22時18分
今確かめてみたら、うちの105もDURAも古い物の所為か単に何も考えずにケイデンス踏むのが苦手な所為か両方共にノーマルクランクでした。
どんどん改造していって元が何か分からなくなりそうですね。
ひたすらファーマーさんの力業に号していくBOMA。
どうなっていくんでしょう。
投稿: こうさく | 2011年8月21日 (日) 00時21分
>面白ダディさん
お!?、ロード車にお乗りなんですね。(^^
自転車はパーツの違いが体感しやすいですが、
大事なのはバランスだと思います。
一般の市販車はバランス良く組まれているので、余計な
知識は入れない方がいいかとは思います。
>こうさくさん
BOMAに関しては改造ではなく単なるパーツ交換
しかしていませんが、だんだんと自分の感性に合って
くるのが愉快です。自転車って想像以上に繊細で
奥が深い乗り物ですね。
投稿: ファーマー佐藤 | 2011年8月21日 (日) 08時32分