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2011年8月22日 (月)

哀愁のヨーロッパ/アーロン・ヘイク

 心に秋風が吹く夜にピッタリのアルバムです。

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 大好きなジョン・ディ・マルティーノ率いるロマンティック・ジャズ・
トリオのワンホーン・アルバムなのでいかにも良さそう。
アーロン・ヘイクという名前にはピンときませんでしたが、試聴
して直ぐに、
 
「あ、このサックス、聴いたことある。」

と気付きました。ライナーノーツで知りましたが、シモーネの
アルバムに参加していたプレーヤーなんですね。
実に艶っぽいアルトを聴かせてくれます。

 さて、「哀愁のヨーロッパ」といえばギターの名手カルロス・
サンタナの大ヒット曲です。原題は”Europe”ですが、コンプ
レッサーを最大限に効かせた泣きのギター・サウンドは、正に
哀愁を感じさせるものでした。素晴らしい邦題だった、と今でも
思います。

 その名曲をアーロンがアルトサックスで奏でる……。

 サンタナの印象が強烈だっただけに、比べるべきではないと
思います。熱烈なサンタナのファンが聴いたら、

「甘ったるくて聴いてらんねーぞっ

 ということになりそうです。

 なので、一度リセットしてから聴くべきでしょう。
そうすれば良い演奏です。原社長は本当に企画上手だと思い
ますが、タイトル曲にした辺りはある種の賭けだったのかも
知れませんね。

 個人的に、サックスはテナーの方が好きなんですが、アーロン
のアルトは心に染みます。凄く良いです。

 しかし、意外なことにこれがアーロン初のリーダー・アルバム
なんですね。いわゆるスタジオ・ミュージシャンとして活動してきて、
一流どころからの信頼は絶大だったようです。そりゃそうでしょう。

 本作の発売は2009年12月。もうそろそろ二作目が出るかも
知れませんね。今度は違う切り口を期待したいところです。

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