MTBのランドナー化⑤
「無理矢理でもホローテックⅡを使えばチェーンリングが内寄り
になるから、105のディレイラーが使えるんじゃね?」
と考えました。シフトワイヤーを下から引くのであれば、ロード
用のディレイラーを使う方が確実だからです。
しかし、よ~く観察するとダメなことが判明しました。
MTBのチェーンステーは横にガバッと開いているので、クランク
ギアのチェーンリングが当たってしまうのです。
やはり、MTBのディレイラーを生かすしかありません。
一般的にMTBのフロント・ディレイラーは、泥の影響を受けない
ようにワイヤーを上から引くようになっていますが、センチュリオン
に装着されていたディレイラーには下から引く為のリンクも付いて
いたので、それを利用しました。上引きよりもリンクが長いので、
テコの原理で軽く引けると考えた訳です。
しかし、フレームにはワイヤーを下から通すための用意がありま
せん。
そこで、泥よけ固定用の穴を利用して、昨夜に塗装した自作の
アウター・ワイヤー受けを取り付けました。
期待しつつ、ディレイラーにワイヤーを固定しました。
調整はかなりシビアでしたが、シフト出来るようになりました。
その際には、ST-7900に付属していたワイヤー・アジャスター
が活躍しました。
シフト・ワイヤーをダウンチューブに固定すれば作業完了。
ということで、フロント・ディレイラーも使えるようになりました。
MTBベースのランドナーは通勤用(畑への)としてバッチグーです。
こりゃもう、圃場内を走れないママチャリ改の出番は無いね。
何たって、フロント52×39T+リア11-25Tの高速仕様で、
ポジションと操作感は文句なし。しかも、季節や天候、
路面を選ばないんですから。タイヤも、1.0&1.5スリック、
2.0セミスリック、2.0ブロック、1.9スパイクとバッチリ揃って
います。
ちなみに、バイクラ11月号付録のシマノ・カタログを見ていたら、
MTB10速用チェーンはロード用パーツとの互換性が無いそうです。
道理で上手くシフト出来なかったワケですねぇ。
しかし、リアのVブレーキがガンです。改善が必要ですねぇ…。
http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2011/11/post-1678.html
へつづく……。
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