« MTBのランドナー化④ | トップページ | MTBのランドナー化⑥ »

2011年10月30日 (日)

MTBのランドナー化⑤

「無理矢理でもホローテックⅡを使えばチェーンリングが内寄り
になるから、105のディレイラーが使えるんじゃね?」

 と考えました。シフトワイヤーを下から引くのであれば、ロード
用のディレイラーを使う方が確実だからです。

 しかし、よ~く観察するとダメなことが判明しました。
MTBのチェーンステーは横にガバッと開いているので、クランク
ギアのチェーンリングが当たってしまうのです。

 やはり、MTBのディレイラーを生かすしかありません。

 一般的にMTBのフロント・ディレイラーは、泥の影響を受けない
ようにワイヤーを上から引くようになっていますが、センチュリオン
に装着されていたディレイラーには下から引く為のリンクも付いて
いたので、それを利用しました。上引きよりもリンクが長いので、
テコの原理で軽く引けると考えた訳です。

 しかし、フレームにはワイヤーを下から通すための用意がありま
せん。

 そこで、泥よけ固定用の穴を利用して、昨夜に塗装した自作の
アウター・ワイヤー受けを取り付けました。

Img_3341

 期待しつつ、ディレイラーにワイヤーを固定しました。

Img_3342

 調整はかなりシビアでしたが、シフト出来るようになりました。
その際には、ST-7900に付属していたワイヤー・アジャスター
が活躍しました。

Img_3349

 シフト・ワイヤーをダウンチューブに固定すれば作業完了

Img_3346

 ということで、フロント・ディレイラーも使えるようになりました。

 MTBベースのランドナーは通勤用(畑への)としてバッチグーです。
こりゃもう、圃場内を走れないママチャリ改の出番は無いね。

 何たって、フロント52×39T+リア11-25Tの高速仕様で、
ポジションと操作感は文句なし。しかも、季節や天候、
路面を選ばないんですから。タイヤも、1.0&1.5スリック、
2.0セミスリック、2.0ブロック、1.9スパイクとバッチリ揃って
います。

 ちなみに、バイクラ11月号付録のシマノ・カタログを見ていたら、
MTB10速用チェーンはロード用パーツとの互換性が無いそうです。
道理で上手くシフト出来なかったワケですねぇ。

 しかし、リアのVブレーキがガンです。改善が必要ですねぇ…。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2011/11/post-1678.html

へつづく……。 

|

« MTBのランドナー化④ | トップページ | MTBのランドナー化⑥ »

コメント

もう全くの別物とかしてしまいましたね。感心。
確か昔私が乗っていたパナソニックのMTBのはしりのATB2にはフロントが下回しの溝が付いていた様な気が。でも改造しようとは思いませんでした。
ロードパーツをMTBと組み合わせようという努力と気合いと工夫には脱帽です。

雪道を爽快に走る画像なども楽しみにしてます。

投稿: こうさく | 2011年11月 1日 (火) 17時45分

>こうさくさん

 そういえば、かつてATBなるジャンルの自転車が
ありましたね。すっかり忘れていました。

 それにしても、自転車いじりは楽しいですね。
なんせ表の看板が「ファーマー工房」ですから、
このくらいはやらなにゃならんでしょう。

 でもって、もう手を加えることになりそうです。

投稿: ファーマー佐藤 | 2011年11月 1日 (火) 19時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« MTBのランドナー化④ | トップページ | MTBのランドナー化⑥ »