劣悪グリース
ローレーサーに使用するロッドの精度を上げるために、別の
ステンレス・パイプで作り直して、加工作業は完了しました。
あとは分解して、研磨、塗装、組み立てで三度目の完成と
なりますが、クランクの動きが異常に固いのでBBを外したら
ビックリ仰天。
「なんじゃこりゃーっ」
一年前にオーバーホールしてから殆ど使っていないにも関わ
らず、カチカチに固まっていました。
使ったグリースはこれです。
行きつけの自転車屋で買ったバイオグリースですが、常識では
考えられない状態です。
当然、一緒にオーバーホールしたミッドギアとステアリングヘッド
のベアリングも同様でした。
仕方ないので、洗浄しようとしましたが、パーツクリーナーでも
全く溶けません。ブラシで擦ってもダメです。こんなグリースは
初めてです。最終手段で、お湯で煮沸して溶かそうと試みました
が、それでも全く溶けませんでした。
全く手に負えない、とんでもなく劣悪なグリースです。
本来なら全く必要ない作業なので、尚更頭に来ます。
「おれの貴重な時間をどうしてくれるんだ~~~っ」
これなら、安いシャーシグリースを使った方がよほど良かったです。
ママチャリ改のフリーハブが固定ハブになってしまった原因も
このグリースだったんですね。まさか回らないほどにグリースが
固着するなんて、全く思いもしませんでした。
皆さ~ん、このグリースは絶対に使っちゃダメですよ~。
それにしても、あの自転車屋…、自分で使ったこと無いのは
間違いないですね。買った客は他にいなかったんだろうか??。
おかげで、予定していたフレームの研磨と再塗装は出来ません
でした…。
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