すみかわスノーパークとジャングルジャングル
早起きして、すみかわスノーパークへ行ってきました。
リフトが動く前に刈田岳から一滑りしようかと思って……。
しかし、寒気が依然として強くて、風雪は奥羽山脈を越えて
激しく吹き付けていました。風速は15mくらい。
天気が回復する気がしないまま歩き続けましたが、風雪は
いよいよ強くなって見込みナシとなりました。気温は-16℃
でしたが、体感的には-30℃ほどか…。
私のモットーは、楽しく登ってダイナミックに楽しく滑る、という
ことなので今日は無理。2時間ほど歩いた所で諦めました。
というワケでシールを剥いで下りましたが、このスキー場って
なんなの?。滑るべき斜面が無いんです。登る時から変だとは
思っていましたが、有り得ないコース設計です。
結論としては、古めかしいローカルスキー場の看板だけを掛け
替えたということでしょう。雪上車が多数あったので、刈田岳から
のBCスキー&ボードが売りになっていると思われます。
でも、今日みたいな天気じゃダメだよね。
というわけで、リフト券を買うのは当然止めました。
そもそも、パウダーの特集記事に攣られて全く初めて買ったスキー
雑誌の「SKI」に紹介されていたから行ったんですが、あれは絶対
宣伝料貰ってますね。一緒に取り上げられていた蔵王えぼしスキー
場も信用出来ないので当然パスして、ジャングルジャングルに向か
いました。天気が悪くても標高1,000m程度なら大したことないし、
楽しめるルートを知っているからです。
天気は悪くても日曜日。大変賑わっていました。
喧噪を余所に、私は全く誰も滑らない所を滑りまくりました。
多分滑ってはいけない場所なんだと思いますが、マイノリティー、
あるいは先駆者として許して欲しいです。「SKI」にもプロスキーヤー
達がそんなことを書いていました。
今日のジャングルジャングルは底なしの激パウダーでした。
スノーシャワーを顔にまで浴びながらのターンは最高です。
非圧雪斜面では普通のスキーは無理で、ボードも厳しかったです。
私のトラックを見て樹林帯に突入したボーダーが何人もスタックして
腰まで埋まってもがいていました。その脇をスーッと私が滑り下りる…。
うーん、カ・イ・カ・ン……。
これはもう、並みのボードを凌駕してますね、ヘルベントは。
いやぁ、とにかく今日の雪は良かったです。歓声を上げながら
樹林帯を滑りまくりました。
そして、確信しました。
「オレが滑るべき山は八甲田だっ」
自分の足で登ることは大好きですが、今は登る時間が惜しい
ほどに深いパウダー斜面を滑りたいのです。これまでもパウダー
滑りは好きでしたが、ヘルベントでの滑りは次元が全く違います。
楽しいとか面白いという感覚を超えて非常に官能的です。
正にパウダー・ジャンキー。
そうなると、普通のスキー場ではダメです。国内では八甲田か
北海道の旭岳ということになるでしょう。海外のヘリスキーなんか
最高っぽいです。いずれ、必ず行きます。
ということで取りあえず八甲田へ行くべき日を検討してみると、
案外簡単なことが分かりました。
「な~んだ、鳥海山が晴れる日に行けば良いじゃん」
しかし、厳冬期には滅多に晴れないんだなー、これが。
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