新年明けましておめでとうございます。
本年もご愛顧の程、宜しくお願い致します。
さて、今年の初詣は月山でした。
低気圧が日本海沿岸部まで接近していたので、海に近い
鳥海山は無理。
「スーパー・ファット・スキーを買ったことだし、やっぱし月山だよ
ね~。」
というワケで、4時起きしてGO。
まだ暗い6時に志津を出発しました。先夜からの車が2台あり
ましたが、月山方面は私だけでした。
今日はK2ヘルベントのお試し山行でした。
とても楽しみでしたが、予想以上の性能にニンマリです。
ここ数日まとまった降雪が無いとはいえ、くるぶしまでも潜りま
せん。これはもう、トレースを辿る必要性は全く無いです。
ほとんど無視して登りました。
特に、電柱コースに入ってからは、直登しても幅広シールが滑ら
ないので速い速い。140mmシールの威力は凄いですね。(@@
まぁ、確かに板は重いですが、負担に感じることは全くありません
でした。素晴らしい浮力に大感動です。\(^〇^)/
姥沢の手前、最後の登りで日の出を迎えました。
初日の出というのは、やっぱり嬉しいものですねー。
無風快晴でした。
湯殿山にはスキーかボードのトレースがあり、今日も一人
登っているのが見えました。
一方、月山と姥ケ岳は手付かずでした。
今日はリフトの右側に広がる林を登りました。
遠回りなのは分かっていましたが、何処でも登れるのは冬山の
醍醐味です。ブッシュが邪魔になることもなく順調に登りましたが、
尾根に出てしまうと一寸歩きにくいです。
まずは姥ヶ岳に登りました。雪はタップリで薄パウダーです。
登り切って初めて鳥海山が見えます。9:00着。
既に山頂付近に雲がかかっていました。やはり予想通りです。
風速15m程では寒くてノンビリするなんて無理な状況だったし、
天気が昼まで持ちそうな感じがしたので月山へ足を進めました。
スキーアイゼンやアイゼン、ピッケルは持っていませんでしたが、
元旦に登頂したことは一度も無いので、こんなチャンスを逃す手
はありません。
最後のクラストした急な登りでは、さすがの幅広シールも
効かなくなったので、板をザックに括り付けてストックを短く持ち、
キックステップで登りました。スーパー・ファットは背負うと帆みた
いな物なので強風下では楽ではありませんが、ボードよりはマシ
かも?。
そして、10:30、山頂に着きました。
鳥海山は既に雲隠れ。今日登頂するとしたら、早朝4時頃に
山中の山小屋を出発しないと無理なパターンでしたね。
大晦日は酒飲みで盛り上がるのが通例なので、恐らく登頂した
人はいないでしょう。
鳥海山はともかく、絶景ですね。
折角なので、セルフタイマーで記念写真も撮りました。
気温は-11℃と大したことなくても、風がメッチャ強かったので
寒くて「プシュ」どころではなく、すぐに下山しました。
頂上付近はガリガリのハイマツ帯なので、慎重に移動して
下り口付近でシールを剥ぎましたが、ブラックダイアモンドの
140mmシールの粘着力は超強力。板にはワックスを
塗っていたし、シールの中央部には糊が付いていないのに
結構な力が要りました。これでは頻繁に脱着する気にはなりま
せんねぇ…。
さて、ブーツを締め上げていよいよ本格的に滑降です。
ハイマツ帯を抜けてしまえば、これはもう快楽の極みです。
全く初めてのロッカー・スキーですが、すぐに慣れました。
想像以上に快適で、絶叫しながら滑りました。(笑)
板を背負って登っている時牛首付近に二人組を確認しま
したが、彼らはそこから滑降したようでした。
ということは、本日の登頂者は私だけということですね。
そのまま快適な斜面を滑りたい欲求はありましたが、シールを
張って登り直すのが嫌だったので、トラバースしながら金姥へ
向かいました。急なクラスト帯の登りですが、板を両手に持って
直登。張り直した方が速かったような…。
登り切って小休止してから姥ヶ岳をトラバースしてから再び
大滑降です。もう最高ですね。沢コースを使いましたが、この
頃には板にもすっかり慣れて、
「スキーってこんなに面白かったのかぁ」
と思い知らされた程です。今までのスキーは何だったんでしょう。
その思いは最後の電柱コースで更に拡大しました。
今まで苦労していた腐れ雪でも、まるでパウダーのように感じ
られて、何の苦もなく楽しんで滑ることが出来たんですから。
「何じゃこりゃっーー」
ですよ。(@@
ウーム……、恐るべしスーパー・ファット……。
今まで知らなかったのが馬鹿みたいですが、TLT対応のブーツを
買うことが出来て初めて使用可能になったとも言えるでしょう。
板は重くても、超軽量TLTspeedを組むことで山での実用性が
生まれたワケです。
とにかく、素晴らしいです。
おかげで元旦から良い思いをすることが出来ました。\(^〇^)/
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