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2012年1月27日 (金)

合体スキー

 ビニールハウスの雪踏み用にロッカースキーとして改造した
ケスレー・ツアーランドーネですが、硬い雪をガンガン踏んでい
たら折れてしまいました。予想はしていましたが、壊れるのが
案外早かったです。

Img_3904

 そこで、ビンディングを外して子供用スキーに取り付けようと
思いましたが、土蔵を探しても何故か一本しかない。

 仕方ないので、田圃で使う改造型培土機用にと何年か前に
加工した子供用のスキーを使うことにしました。

Img_3903

 しかし、これでは長さが足りません。この際なので折れたスキー
と合体させましょう。

 不要部分を切り落としてと……。

Img_3905

 形状が全く違う二種のスキーを合体させました。

Img_3906

 ロッカー形状ではありませんが、長さが142cmと短いので
きっと使いやすいでしょう。木製のコアが濡れて膨張したり腐っ
たりしないようにシリコンコーキングしています。

 横から見るとこんな具合。

Img_3907

「なんじゃ、こりゃ

と思うでしょうが、16年前の2月に山形県境縦走の最終山行の
鳥海山で、アタック隊員として任務を遂行して滑走中にスキーが
真っ二つに折れた際、応急修理して麓まで無事に滑走した実績
があります。

Photo31

 その時は山小屋にあった板をスキー両サイドに宛ってビニール
テープで固定して麓まで滑走しましたが、今回はボルトで固定
しています。ずっと強固なので暫くは使えるでしょう。

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2012年1月21日 (土)

冬の鳥海山を楽しむ方法

 昨日も一日中快晴で一片の雲すら出ませんでしたが、朝から
風が強い日でした。平地で風速10mだったので、鳥海山では
倍以上。森林限界の上では地吹雪状態になり、標高1,900m
以上では立っているのも辛い状態になったハズです。
やはり、19日に登ったのは大正解でした。

 さて、今日はまず、冬期における鳥海山の雪を紹介したいと
思います。

 鳥海山での山スキーといえば、道路除雪後の4月下旬からが
本番です。朝晩はクラストしても、日中はザラメ雪になって誰でも
容易に登って滑ることが出来ます。 

 しかし、冬期は全く別物です。殆ど晴れないので近づくことすら
難しいのですが、登れても雪質はハッキリ言って最悪。

 具体的に挙げると、

青氷
クラスト
薄パウダー
深パウダー
薄シュカブラ
深シュカブラ
腐れ雪
モナカ雪
氷化したハイマツ帯&笹原

 新沼賢治のヒット曲「津軽恋女」で歌われる雪よりも種類が多い
ですが、これらが混在するので厄介なワケです。クラスト斜面で
板がヒューッと走ったかと思うとパウダーでブレーキが掛かって
つんのめったり、逆だったり。シュカブラにトップが突き刺さること
もあります。最も手強いのは、中フワフワで表面パリパリのモナカ
雪で、かなり疲れます。全く楽しくありません。

 いつも風が強くて森林限界から上で深雪になることは殆ど無い
ので、パウダー好きが行く山ではありません。特に山形県側は
そうで、私は舎利坂でたった一回遭遇したことがあるだけです。

 一方、秋田県側は比較的上質な雪が降りますが、ドカ雪で
難儀することも多いです。

 それでも、何故月山や湯殿山ではなく鳥海山へ好んで行くのか
というと、大好きだからです。滅多に笑ってくれなくても、その類い
希な美しさに惹かれて通うワケですね。スケール感もたまりません。
入山者が殆どいないのも浮世離れしていて魅力的です。

 当然のことながら、「征服する」などという思いは全くなくて、

「どうか遊ばせて下さ~い」

という思いで通います。

 ところが、厄介な真冬の鳥海山でも楽しめるスキーがあったんです
ね~。超幅広のスーパー・ファット・スキーです。センター幅130mm
以上だとウルトラ・ファットという場合もあるようですが、とにかくその
踏破力と滑走性能には目を見張るものがあります。

 まぁ、スーパー・ファットなら何でも良いワケではないでしょうが、
少なくともK2のヘルベントは凄いです。トップが大きく反り上がって
いるパウダーロッカー構造なので深雪の登りに滅法強いし、上記
全ての雪質で難なく滑ることが出来たんです。転びそうになること
すらありませんでした。特に、モナカ雪でも普通に小回りターンが
出来たことには驚きました。両足踵加重とか意識しなくても済む
ので、とても楽です。

 ということで、真冬の鳥海山でスキーを楽しみたいと思ったら、
それなりの道具を用意するのが一番です。スーパファット+超軽量
TLTspeedで決まりです。ブーツは当然のことながらtech対応。
シールはブラックダイアモンドの140mmが良いみたいです。
最悪の雪でも楽しむことが出来ますよ~。

 さらに、気のあった仲間と山小屋で酒を酌み交わばもう完璧です
ね~。

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2012年1月19日 (木)

鳥海山・厳冬期単独日帰り登頂!

 ここ数年間狙っていた山行が実現しました。
厳冬期の1月に鳥海山へ単独日帰りで登頂する計画です。
去年は2月22日に登頂しましたが、2月でも下旬ともなると
春めいてきて、どうも厳冬期というには抵抗感がありました。
山も温暖化しているので、もはや1月しかないと思って狙って
いたワケです。

 ところが、鳥海山が1月に姿を見せることは殆ど無いので、
天気図と睨めっこしてアタックするしかありません。とにかく、
猛烈な風雪に曝される山なので、天候判断が全てです。

 そして、図らずも今日、今年初めてのチャンスが訪れました。

 冬期に鳥海山が晴れるのは、移動性高気圧の中心が三陸沖
に抜けた時ですが、今日のように北高型の気圧配置で寒気が
完全に抜けている場合もあります。天気図を見ただけでは晴れる
気がしないので、ホゾを噛むことが多いパターンです。

 しかし、今回は見逃しませんでした。千載一遇のチャンスです。
天気予報では明日の方が良さそうでしたが、

「絶対今日だ

と確信して出かけた次第です。その割に、ビニールハウスの管理
作業に手間取って、鳥海牧場を出発したのは予定より1時間遅れ
の7:15でしたがぁ。

 Img_3780

 いきなりこの天気ですよ。予想以上でした。\(^〇^)/
雪もよく締まっていて、樹林帯以外ではほとんど沈みません
でした。

Img_3782

 朝日を浴びた新雪がキラキラ光って、とても綺麗でした。

Img_3783

 久しぶりの滝の小屋ですが素通りして、ボサ森へ向かいました。
少し遠回りになりますが、七五三掛方面を偵察したかったからです。

Img_3786

 トラバースしながら登りましたが、無風快晴なので暑い。
山側のストックを素手で短く持ちましたが、カーボン製は冷たくない
ので良いですね。

Img_3787

 雪が良く締まっていたので登りは普通の軽量カービングの方が
ずっと楽ですが、下りを考えてヘルベントです。シールが広いので、
スリップしにくい効果もあります。

Img_3795

 ボサ森の上、1,800m地点でアイゼン歩行に切り替えました。
スキーアイゼンがあればもう少し登れましたが、ヘルベント用の
特大アイゼンを買うつもりは無いんですよね。高いし嵩張るから。

 スキーとストックを背負って外輪を目指しました。青氷でもアイゼン
の爪はしっかりと食い込むので気持ちよく登れます。
ピッケルは樹林帯で邪魔にならないように、シモンの改造50cm
を使いました。急斜面での使い勝手は良いです。

 Img_3801

 新山を見ると嬉しくなります。
なので、記念写真を撮りました。

Img_38131

 ピッケル用のカメラホルダーを忘れたので、かなり変な構図…。

 文殊岳と伏拝岳の中間地点にスキーをデポして新山へ向かい
ました。

Img_38201

 私には見慣れた風景ですが、一般的ではないでしょう。
伏拝岳から見た新山です。

Img_38211

 行者岳の先で落とし穴に填ってしまいました。

 その後は順調に外輪を歩いて、七高山手前の夏道を下りました。
スノーブリッジへ続く冬道(?)への雪の付着が足りなかったから
ですが、冬山のルートは状況次第で変わるのが常です。

 やがて、新山に到着しました。遠回りしたために一時間遅れま
した。14:10着。ビールが最高に旨いっ(第三だけど…)

Img_38271

Img_38291

 無風で気温は-7℃とこの時期としては温かかったですが、
時間が押しているので、10分後には山頂を後にしました。
下りは速い速い。30分でデポ地点に戻りました。

Img_38311

 いや~、天気が良いってのは最高ですね。山は本当に天気
次第です。午前中から中腹には雲が出ていましたが、それ以上
発達せずに夕方にはすっかり晴れるのは経験上分かっていた
ので気楽でした。

 しかし、滑り出して間もなく、かなり急な岩稜帯に入ってしまった
のでした。下から見上げればすぐに分かる仙ヶ洞ですが、上から
は見えなかったので、ウッカリしていました。

 しかも、氷化していて、かなりヤバイです。気合いを入れて脱出
しました。1,950地点でトラバースしている箇所です。拡大すると
良く分かります。

Photo

 雪の状態は正に七変化でしたが、ヘルベントは全てに対応して
くれました。凄い板です。(@@

Img_38341

 登りは遠回りしたので7時間かかりましたが、外輪からの下りは
牧場までたったの45分。16:00着でした。今日登った人は他に
いなかったので、まぁ貸し切りでしたね。恐らく今年の初登頂で
しょう。

 鳥海山は本当に良い山です。\(^〇^)/


※本日の行動記録

積算距離     23.5Km
最高速度     39.3Km
移動平均速度    3.7Km/h
最高高度    2,237m
総上昇量    2,009m

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2012年1月18日 (水)

折り畳みロードバイクを作ろう!④

 チェーンを取り付けて乗れるようにしました。
STIレバーが無いので、フロント・ディレイラー未装着でリアは
ディレイラーを装着していますが、ギア固定です。フロント2枚で
カセット10枚なので、STIレバーを取り付ければ20速になります。
現状では、工具無しでのギアチェンジは6速が限度です。

 

Img_3774

 

Img_3775

 

Img_3776

 

 ハンドルとサドルがそのままの状態でも、ワンタッチで折り畳むと
乗用車にも載せられます。

 

 ちょっと走ってみるとバッチグーです。16インチとは比較に
ならない軽快さで、ポジションもロードバイクそのもの。
剛性も十分です。その分、重量は13.8Kgと重いですが、
気になりませんね。これは使えます。

 

 チェーンはポイントで買えたので、この改造への出費は今のところ
¥0。自転車の改造は楽しいですね~。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2013/01/post-c84a.html

へつづく…。

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2012年1月12日 (木)

妻のブログ

 妻がブログを始めました。タイトルは、

「こたつわらしの創作人形部屋」

http://kotatuwarasi.cocolog-nifty.com/blog/

です。何せ、パソコン超初心者なので悶絶していますが、
どなたか励ましてやって下さいませ~。

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2012年1月 9日 (月)

折り畳みロードバイクを作ろう!③

 ペンキが乾いたので組み立てました。
順調にいくかと思いきや、シートポストが入りません。
溶接部が内側に膨らんでしまったんです。

Img_3753

 仕方ないので、ヤスリでシコシコ削りました。

Img_3750

 触った感じでは0.3mm程ですが、なかなか大変です。
終いには面倒くさくなってシートポストも削ったので何とか
収まりましたが、収納性を考えてもう少し削るつもりです。

 次ぎにブレーキワイヤーを取り付けてからクリアランスを
見るために畳んでみました。

Img_3755

 うん、なかなか良いんでない?。
シートを下げてハンドルを90°回し、ペダルを外せば輪行も
バッチリですよ。

 ただし、STIレバーを当面買えないので、ギアチェンジは
まだ出来ません。この自転車は、入山口と下山口が違う山行
での利用を想定しているので、急ぐ必要は全く無いのです。
早くても今年の秋が出番ですから。

 それでも、一応乗られるようにするためにリア・ディレイラーを
取り付けました。M10ナット用に作った専用ボルトに交換した
MTB用ディレイラーを取り付けてから、チェーンを張ろうとしま
したが……、

Img_3756

 あ゛ー、長さが全然足りな~い。

 クランク・ギアが52×42Tだし27インチ・ホイールだから
チェーン・ステーも長い。カセット・スプロケットはMTB用の
11-34Tです。ロード用チェーンの半端はありますが、
MTB10速用に足すと正常な変速が出来なくなるので
買ってくるしかありません。

 まぁ、チェーンくらいは仕方ないか…。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2012/01/post-f7c9.html

へつづく…。 

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2012年1月 8日 (日)

ありがとう!さくら

 愛犬さくらが逝きました。享年11歳。

 娘が小学生の時に、クラスの女の子達から仲間はずれに
されて情緒不安定になった際の救済策として買った柴犬です。
おかげで娘はすっかり明るくなって良い子に育ちました。

 その後は、キャンプに行ったり、月山や鳥海山へ一緒に登った
りで楽しませてくれました。何度か大きな事件も起こしましたが、
老後はとても穏やかでした。

 今朝は冷たくなったさくらを埋葬し、墓石に名前を刻みました。
タガネと玄翁でカチカチ……。首の痛みに耐えながらの作業です。
掘りながらポタリポタリと石に落ちる物が……。

 鼻水でした~。寒いモンね。

 そして、字に墨を入れてから墓に据えました。

Img_3749

 石は鳥海山の新山頂上から拾ってきた物です。さくらを頂上に
連れて行くことは出来ませんでしたが、雪の中を元気に走り回った
お気に入りの山でした。

 さくら、本当にありがとう

「チーン、合掌……。」

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2012年1月 5日 (木)

折り畳みロードバイクを作ろう!②

 見た目が悪いので、ダウンチューブを作り直してから研磨、
塗装しました。

Img_3738

Img_3739

 あとは組み上げるだけなので、完成したも同然です。

 ちなみに、ちょっと調べてみたら、ダイアモンドフレームで
折り畳み式のロードバイクが市販されているんですね。
しかも2万円台で、写真では普通のロードバイクに見えます。

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「へ~っ」

ですね。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2012/01/post-138d.html

へつづく…

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2012年1月 4日 (水)

折り畳みロードバイクを作ろう!①

 正月ならではの遊び心で、新シリーズを始めました。(笑)

 

 午後からふと思い立って、新しい自転車を作ることにしました。
材料は、ローレーサー用にフロント・ホイールとフォークを取った
残りの16インチ折り畳み自転車と、

 

Img_3731_2

 

MTB改ランドナーとローレーサーにパーツを供出したママチャリ改
ロードバイクです。

 

Img_3732

 

 10分程見回して形を決めてから作業を開始しましたが、
たちまちこうなりました。

 

Img_3733

 

 いつものように、バラバラです。

 

「ヨッシャー

 

という気になります。

 

 そして、作業開始から4時間後にはフレームとフロント・フォーク
がほぼ完成しました。

 

Img_3734  
 あとはアウター・ワイヤー止めを付けて研磨及び塗装すればOK
です。

 

 畳むとこうなります。

 

Img_3737

 

 700Cホイールの折り畳み自転車って珍しいでしょ?。
ギアは20速の予定です。

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2012/01/post-0b12.html

へつづく。 

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2012年1月 3日 (火)

ローレーサーを作ろう!22 完成!!

 塗装してから二週間以上経ったフレームに、全てのパーツを
組みました。ローレーサーVer.3の完成です。\(^〇^)/

Img_3728

Img_3729

Img_3730

 全長254cmでホイールベースは205cm。重量19.5Kgです。
後輪26×1.0インチ+前輪16×1.75インチですが、前輪は
走行テスト後にもっと細いタイヤに交換するかも知れません。

 クランクギアは、劣悪グリースの証拠品としてメーカー送りと
なったベアリングが帰ってこないので、RX100の52×42Tから
105のカセットBB+50×34Tに交換しました。ミッドギアには
ママチャリから外したベアリングを洗浄して使っています。

 2×2×7速の28速で、ギア比は1.8~8.0となります。
トップギアをケイデンス100で回せば時速100Kmですよ~。

 これまでのVer.1と、

Img_2577

Ver.2、

Img_2737

ではバランスを取るのが難しくて、そんな速度を出すなんて全く
考えられませんでしたが、今度のVer.3は作業場内の狭い
スペースでも走れたので期待値大です。

 道路を走れる日が楽しみですね~。


製作編はこちら↓

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2010/12/post-88bc.html

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2012年1月 2日 (月)

K2ヘルベント

 月山で素晴らしい性能を発揮して

くれたスーパー・ファット・スキー、

K2のヘルベントを改めて紹介

したいと思います。

 

Img_3721

 フルロッカータイプ189cmで、幅は160/

132/151mm、重量5.38Kgです。

TLT SPEEDと自作の流れ止めを含めた

総重量は6.18Kgあります。140mmシール

を加えれば約7.2Kg、片方3.6Kg弱です。

 

 これにブーツの重さも加わって片方5Kg

以上にもなり、確かに重いのですが、ハイク

アップ時の圧倒的な踏破力と、悪雪でも快適

な滑降性を思えば全く問題ではありません。

モナカ雪や腐れ雪といった、旧来のスキーが

苦手としていた雪でも快適にターン出来ます。

総合力ではボードを超えていると思います。

 

 また、樹林帯を滑る時に威力を発揮する

小回り性能にも感心します。私の場合、身長

より10cm長い板を選びましたが、クルクル

回せるので、急で狭い尾根でも不安なく突入

することが出来ます。

 

 なので、山スキーには、この板と残雪期用に

スリムで軽い板があれば十分ですね。

 

 ただし、私はゲレンデスキーの経験がない

山スキー一筋人間で基礎スキーを習ったことが

全く無いので、理論的、技術的に解説することは

出来ないのであしからず。

 

 なお、この板には75mmの幅を持たせた

センターマークが記されていますが、私はフリー

ライド的な滑りはしないので一番後ろのマークに

ブーツセンターを合わせてTLTspeedを取り

付けました。深雪での登りと滑降、キックターン

のしやすさを考えれば、当然と言えるでしょう。

 

 それでも、キックターンをする時は、

 

「せーの

 

みたいに気合いを入れます。板が長くて重い

んでね。

 

 行動中に「アリャ?」と思ったこともありました。


下りに現れる緩斜面の登りで、従来の板なら

シールを貼らなくても何となく登れるのに、この

板はテールが反り上がっているのでツルツル

滑って殆ど無理。

 

「テールをカットしたらキックターンが楽になって

軽くもなるし良いんじゃね?。シールも短くて

済むし。」

 

と、その時は本気で考えました。

 

 しかし、樹林帯を滑走していて障害物を前に

して停止した時にはスムーズにバック出来るので、

とっても便利なんですね~。キックターンしなく

ても済むワケです。

 

 ということで、切るのはヤメます。

 

 しかし、ツエルトを張る時の支点として雪に

突き刺そうとしても、テールが大きく反っている

ために真っ直ぐ刺さらないです。購入を考えて

いる方は、テールが反っていないPON2OONも

検討対象にした方が良いかと思います。

 

 それにしても、性能には大満足なんですが、

このデザインは頂けませんねぇ…。

いくら”HELLBENT”でも猟奇的過ぎますよ。

見れば見るほど気持ち悪いです。こんなものが

製品化されるなんて全く理解できません。

 

 なので、歩きながらサイコ野郎達に名前を

付けました。

 

Img_3722

 まずはジョン。

 

Img_3723

 ヘラヘラ笑っているのはチャーリー。

 

Img_3724

 斧を持っているのはジェイソン。

 

Img_3725

 ジョンに踏まれている気の毒な女性はデボラ。

 

Img_3726

 頭を斧でかち割られている男性はブッチ。

 

Img_3727

 最後にハリー。

 

 アメリカ人は、こういう猟奇的な絵が好きなん

でしょうかねぇ?。 

 

http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2017/12/post-bb7e.html

へつづく。

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2012年1月 1日 (日)

新春月山登頂!

 新年明けましておめでとうございます。
本年もご愛顧の程、宜しくお願い致します。

 さて、今年の初詣は月山でした。
低気圧が日本海沿岸部まで接近していたので、海に近い
鳥海山は無理。

「スーパー・ファット・スキーを買ったことだし、やっぱし月山だよ
ね~。」

というワケで、4時起きしてGO

 まだ暗い6時に志津を出発しました。先夜からの車が2台あり
ましたが、月山方面は私だけでした。

 今日はK2ヘルベントのお試し山行でした。
とても楽しみでしたが、予想以上の性能にニンマリです。

Img_3673

 ここ数日まとまった降雪が無いとはいえ、くるぶしまでも潜りま
せん。これはもう、トレースを辿る必要性は全く無いです。
ほとんど無視して登りました。

 特に、電柱コースに入ってからは、直登しても幅広シールが滑ら
ないので速い速い。140mmシールの威力は凄いですね。(@@

 まぁ、確かに板は重いですが、負担に感じることは全くありません
でした。素晴らしい浮力に大感動です。\(^〇^)/

 姥沢の手前、最後の登りで日の出を迎えました。

Img_3674

 初日の出というのは、やっぱり嬉しいものですねー。
無風快晴でした。

Img_3680

Img_3677
 
 湯殿山にはスキーかボードのトレースがあり、今日も一人
登っているのが見えました。

Img_3678

 一方、月山と姥ケ岳は手付かずでした。

Img_3679

 今日はリフトの右側に広がる林を登りました。
遠回りなのは分かっていましたが、何処でも登れるのは冬山の
醍醐味です。ブッシュが邪魔になることもなく順調に登りましたが、
尾根に出てしまうと一寸歩きにくいです。

Img_3695

 まずは姥ヶ岳に登りました。雪はタップリで薄パウダーです。
登り切って初めて鳥海山が見えます。9:00着。

Img_3698

 既に山頂付近に雲がかかっていました。やはり予想通りです。
風速15m程では寒くてノンビリするなんて無理な状況だったし、
天気が昼まで持ちそうな感じがしたので月山へ足を進めました。
スキーアイゼンやアイゼン、ピッケルは持っていませんでしたが、
元旦に登頂したことは一度も無いので、こんなチャンスを逃す手
はありません。

Img_3703

 最後のクラストした急な登りでは、さすがの幅広シールも
効かなくなったので、板をザックに括り付けてストックを短く持ち、
キックステップで登りました。スーパー・ファットは背負うと帆みた
いな物なので強風下では楽ではありませんが、ボードよりはマシ
かも?。

 そして、10:30、山頂に着きました。

Img_3708

 鳥海山は既に雲隠れ。今日登頂するとしたら、早朝4時頃に
山中の山小屋を出発しないと無理なパターンでしたね。
大晦日は酒飲みで盛り上がるのが通例なので、恐らく登頂した
人はいないでしょう。

 鳥海山はともかく、絶景ですね。

Img_3710

Img_3711

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 折角なので、セルフタイマーで記念写真も撮りました。

Img_37071

 気温は-11℃と大したことなくても、風がメッチャ強かったので
寒くて「プシュ」どころではなく、すぐに下山しました。

Img_3716

 頂上付近はガリガリのハイマツ帯なので、慎重に移動して
下り口付近でシールを剥ぎましたが、ブラックダイアモンドの
140mmシールの粘着力は超強力。板にはワックスを
塗っていたし、シールの中央部には糊が付いていないのに
結構な力が要りました。これでは頻繁に脱着する気にはなりま
せんねぇ…。

 さて、ブーツを締め上げていよいよ本格的に滑降です。
ハイマツ帯を抜けてしまえば、これはもう快楽の極みです。
全く初めてのロッカー・スキーですが、すぐに慣れました。
想像以上に快適で、絶叫しながら滑りました。(笑)

 板を背負って登っている時牛首付近に二人組を確認しま
したが、彼らはそこから滑降したようでした。

 ということは、本日の登頂者は私だけということですね。

 そのまま快適な斜面を滑りたい欲求はありましたが、シールを
張って登り直すのが嫌だったので、トラバースしながら金姥へ
向かいました。急なクラスト帯の登りですが、板を両手に持って
直登。張り直した方が速かったような…。

 登り切って小休止してから姥ヶ岳をトラバースしてから再び
大滑降です。もう最高ですね。沢コースを使いましたが、この
頃には板にもすっかり慣れて、

「スキーってこんなに面白かったのかぁ

と思い知らされた程です。今までのスキーは何だったんでしょう

Img_3720

 その思いは最後の電柱コースで更に拡大しました。
今まで苦労していた腐れ雪でも、まるでパウダーのように感じ
られて、何の苦もなく楽しんで滑ることが出来たんですから。

「何じゃこりゃっーー

ですよ。(@@

 ウーム……、恐るべしスーパー・ファット……。
今まで知らなかったのが馬鹿みたいですが、TLT対応のブーツを
買うことが出来て初めて使用可能になったとも言えるでしょう。
板は重くても、超軽量TLTspeedを組むことで山での実用性が
生まれたワケです。

 とにかく、素晴らしいです
おかげで元旦から良い思いをすることが出来ました。\(^〇^)/ 
 

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