K2ヘルベント
月山で素晴らしい性能を発揮して
くれたスーパー・ファット・スキー、
K2のヘルベントを改めて紹介
したいと思います。
フルロッカータイプ189cmで、幅は160/
132/151mm、重量5.38Kgです。
TLT SPEEDと自作の流れ止めを含めた
総重量は6.18Kgあります。140mmシール
を加えれば約7.2Kg、片方3.6Kg弱です。
これにブーツの重さも加わって片方5Kg
以上にもなり、確かに重いのですが、ハイク
アップ時の圧倒的な踏破力と、悪雪でも快適
な滑降性を思えば全く問題ではありません。
モナカ雪や腐れ雪といった、旧来のスキーが
苦手としていた雪でも快適にターン出来ます。
総合力ではボードを超えていると思います。
また、樹林帯を滑る時に威力を発揮する
小回り性能にも感心します。私の場合、身長
より10cm長い板を選びましたが、クルクル
回せるので、急で狭い尾根でも不安なく突入
することが出来ます。
なので、山スキーには、この板と残雪期用に
スリムで軽い板があれば十分ですね。
ただし、私はゲレンデスキーの経験がない
山スキー一筋人間で基礎スキーを習ったことが
全く無いので、理論的、技術的に解説することは
出来ないのであしからず。
なお、この板には75mmの幅を持たせた
センターマークが記されていますが、私はフリー
ライド的な滑りはしないので一番後ろのマークに
ブーツセンターを合わせてTLTspeedを取り
付けました。深雪での登りと滑降、キックターン
のしやすさを考えれば、当然と言えるでしょう。
それでも、キックターンをする時は、
「せーの」
みたいに気合いを入れます。板が長くて重い
んでね。
行動中に「アリャ?」と思ったこともありました。
下りに現れる緩斜面の登りで、従来の板なら
シールを貼らなくても何となく登れるのに、この
板はテールが反り上がっているのでツルツル
滑って殆ど無理。
「テールをカットしたらキックターンが楽になって
軽くもなるし良いんじゃね?。シールも短くて
済むし。」
と、その時は本気で考えました。
しかし、樹林帯を滑走していて障害物を前に
して停止した時にはスムーズにバック出来るので、
とっても便利なんですね~。キックターンしなく
ても済むワケです。
ということで、切るのはヤメます。
しかし、ツエルトを張る時の支点として雪に
突き刺そうとしても、テールが大きく反っている
ために真っ直ぐ刺さらないです。購入を考えて
いる方は、テールが反っていないPON2OONも
検討対象にした方が良いかと思います。
それにしても、性能には大満足なんですが、
このデザインは頂けませんねぇ…。
いくら”HELLBENT”でも猟奇的過ぎますよ。
見れば見るほど気持ち悪いです。こんなものが
製品化されるなんて全く理解できません。
なので、歩きながらサイコ野郎達に名前を
付けました。
まずはジョン。
ヘラヘラ笑っているのはチャーリー。
斧を持っているのはジェイソン。
ジョンに踏まれている気の毒な女性はデボラ。
頭を斧でかち割られている男性はブッチ。
最後にハリー。
アメリカ人は、こういう猟奇的な絵が好きなん
でしょうかねぇ?。
http://farmersatoh.cocolog-nifty.com/zakkicyou/2017/12/post-bb7e.html
へつづく。
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