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2012年2月 5日 (日)

初湯殿山

 湯殿山には若い頃に一度登ったことがありますが、何故か
冬は一度も登ったことがありませんでした。特に登りたいとも
思わなかったんです。

 しかし、今日は行こうと思いました。少し風が落ちたものの
鳥海山の天気は絶望的。まぁ、標高1,500mの湯殿山なら
少しは期待できるかな?と思ったからです。ノンビリスタートで、
8:15に志津を出発しました。

Img_3945

 さすがに雪が深いですね。
2月上旬の月山方面なんて、雪が深すぎて旧来のスキーでは
登る対象にはなりませんでしたが、スーパーファットならイケル
と思いきや、今日の雪は全然大したことありませんでした。

 それでも、トレースを使った方が断然楽なので、湯殿山方面へ
向かっていた二人の跡を辿りました。初湯殿山なのでそのルート
取りは参考になります。

 尾根に取り付いてからしばらくするとトレースが無くなったので、
視界が悪い中を一人登りました。風雪も強くなったので、昨日
買ったばかりのセイラス/コンボ・マイクロ・ヘッドライナーを被った
ら、これがもうバッチグーの優れものでした。口元に余裕があるの
で息苦しくないし、ゴーグルも全く曇りません。とても温かいです。
こりゃ良いわ~。\(^〇^)/

 ただし、サングラスは雲ってダメでした。

 それにしても天気が悪い。森林限界を超えてブッシュすらも
なくなると白一色の世界になりました。雪屁も見えません。

「あ゛ー、ダメだこりゃ」

 標高1,300地点で登行中止です。 晴れれば頂上がすぐ
近くに見えるハズでしたが、何も見えないと滑りになりません。

 下りは硬めパウダーで快適でした。
登ってくるndanassuさんとも遭遇しました。自身が滑る姿を
動画に収めて公開している方ですが、あれはかなり大変ですよね。
感服致します。

 さて、滑り降りると自然博物園手前でラーメン昼食を摂ることに
しました。

Img_3951

 お湯が沸くまでの間にシールを貼って、お決まりのプシュ
のハズでしたが、何と言うことでしょう。持っていくのを忘れて
いましたぁ。

 しかし、こういう時の為に(?)非常用ボトルがあります。

Img_3950

 半分入ったオレンジジュースのペットボトルに入れてシェイク
すればカクテルの完成です。

 そうしている間にラーメンが出来上がりました。

Img_3953

 最低限の湯量で、しかも山行を何度も経たラーメンだけに
ボロボロで全く美味しそうには見えませんが、これが絶品
行列が出来るラーメン屋にも圧勝です。

 もちろん、私がそんなお店へ食べに行くなんて有り得ないので
勝手な思い込みですが、空腹時に山の中で食べるラーメンの
美味さは分かる人には分かるでしょう。

 さて、食べ終えて出発する準備をしていると、スノーシューを履い
た妙齢の美女二人組が前を通りました。鳥海山では有り得ないこと
なので、捕まえてしばしの立ち話。寒河江の方々で、割と頻繁に
来ているそうです。人混み嫌いは私と共通してますね。

 いやぁ、月山エリアって女性がいるんですね~。素晴らしいっ
スコップを持って行ったので、

「一緒に雪洞掘りませんか?。」

と誘って更に遊ぶことも一瞬考えたんですが、月山方面へ登り直す
硬派の気持ちの方が強かったので分かれました。後ろ髪を引かれる
思いです。

 で、いつもの電柱コースを登っていると、スキーヤー&ボーダーが
多数滑ってきました。彼らは雪上車で登ったツアー客でした。
下りを楽しみにしてノートラックの斜面を大事に登っていましたが、
見事にズタズタにしてくれました。これも月山ならではです。

 しかし、彼らの跡も姥沢の手前まで。そこからは手着かずです。
姥沢の雪は半端じゃありません。どこでも雪洞掘り放題です。

Img_3958

 リフト乗り場もこの通り。

Img_3962

 ワイヤーも埋まっていました。

Img_3963_2

 出来ればリフト終点までと思っていましたが、時間切れで
途中から下りました。

Img_3964

 硬パウダーでした。

 その後、車道を歩くのが嫌だったので姥沢からすぐに斜面へ
飛び込んだら、下りきってからの平坦地+やや登りに難儀
しました。シールを貼れば問題ないワケですが、それも嫌…。

 こういう時にワンタッチで装着できる滑り止めを考えようと
思いましたねぇ…。

 ヤレヤレ……、と思いつつ車まで戻ると、二人組が帰り支度
をしていました。しばし話をしていると……、

 あれれ?、ネット上でお付き合いのある人じゃん。
楽しいお話をありがとうございました。

 ということで、湯殿山も結構楽しめることが分かったので、天気が
良い時にまた行きたいと思います。

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コメント

志津で遭遇の片割れです。
いやー、会うもんなんですねー。驚き!
またどこかで会えればいいですね。

投稿: morino | 2012年2月 6日 (月) 21時01分

昨日はどうもでした!

姥へ登りかえりたんですか!

すごい体力ですね(汗。。。)

(女性2人組はあかねずみさんかな?)

投稿: ndanassu | 2012年2月 6日 (月) 22時22分

>morinoさん
 
 先日はどうもでして。楽しかったです。
意外な所でブログの読者と出会うことがありますが、
このサプライズは好きです。(^^

>ndanassuさん

 時間が早かったので向かってみました。
姥沢の西斜面にもトラックがありました。
二人組はあかねずみさんをご存じでしたので、
お互い顔見知りだんでしょう。

 動画を見に伺いま~す。と思ったら、初期画面は出た後で
固まってしまいます。なんでだ~?。(ーー

投稿: ファーマー佐藤 | 2012年2月 7日 (火) 08時12分

女性二人組は寒河江の方らしいので、たぶん博物園でよく会う姉妹のようなお二人かなと思います。顔もよく似ていて、苗字もたまたま同じだけど他人な仲良しさん。
ファーマー佐藤さん湯殿にしてはなぜこの時間?と思ったら姥にも行ってたんですね。
ばかねずみは以前より馬鹿でなくなったのか、単に体力気力が落ちたのか、今季はまだ湯殿も姥ヶ岳も行っておりません。
がりがりの世界が見たいのですが。

投稿: あかねずみ | 2012年2月 7日 (火) 12時09分

>あかねずみさん

 なるほど、あの二人組はそういう方々でしたか。

 ガリガリの世界も緊張感があって良いですね。(^^

投稿: ファーマー佐藤 | 2012年2月 7日 (火) 12時53分

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