安比高原スキー場
2月13日
八甲田スキー場を出発したのが14:00。
真っ直ぐに安比高原スキー場へ行っても営業が終わってしまう
ので、東北道の下り口近くの田山PAで車中泊しました。
朝4時前に下りれば通行料金が半額になるからというセコイ
作戦です。
青森、岩手と言えば、山形県に負けず劣らぬ温泉王国かと
思いますが、温泉無し、外食無し、もちろん宿泊無しという
貧乏ツアーです。それでも、いつものことなので惨めさは皆無で
嬉々として夕方には乾杯です。
2月14日
初めて行った安比高原スキー場は、いかにも構えて作った
リゾートですね。蔵王温泉スキー場のような歴史は全く感じ
られませんでした。設備は古かったですが。
営業時間近くになって準備していると、地元のシニア・スキー
ヤーらが話しかけてきました。ヘルベントに興味を示したようです。
八甲田では皆さんファットスキーでしたが、完璧なゲレンデ整備
をモットーにしている安比では必要性が無いですからね。
「その板で安比って、何処滑るの?」
至極ごもっともな質問ですよねぇ…。
「安比が一番面白いっ」
という話は何度か聞きましたが、良く整備されたゲレンデ外の
林の中とリフトの下が専門の私には全く参考になりません。
ゲレンデ品質を宣伝文句にしているだけあって、その圧雪の
仕上げは見事でした。直滑降するには最高です。
しかし、私はアウトロースキーヤー。
手つかずの深雪を求めて彷徨いました。
あいにく、上質のディープパウダーはありませんでした。
かといって普通のコースを滑っても全く面白くないので、西森山へ
行ってみました。
すると、やや重パウダーでしたが、ほぼ手つかずの斜面が残って
いました。もう滑りまくり。\(^〇^)/
でもねぇ……。
せっかく安比まで行ったのにペアリフトってどうよ。もっと効率よく
楽しみたいところです。
そこで、あちこち滑って私好みの斜面を探しました。ゴンドラの
下の林間も11時前には雪が柔らかくなって結構楽しめたんです
が、もっと良いところを見つけました。
それは、長いクワッドリフトの下。
モナカ気味の重々パウダーでしたが、十分楽しめる雪でした。
ヘルベントならではです。
中央の真っ直ぐ伸びている斜面です。休憩を取ることもなく
ひたすら滑りまくりました。かなり楽しかったです。
が、旧来のスキー板では滑走不能だったディープ・パウダーの
楽しさの虜になってスキー場行脚をしてきましたが、もう今回で
ひとまず終わりにしよう、と思いました。やはり私は生粋の山
スキーヤー。自然の山の方が合っています。
今後スキー場で行くとしたら、北海道へは当面行けないので
除外するとして、非圧雪のシャルマン火打スキー場が筆頭で、
後は登山の対象にもなる田沢湖スキー場か同程度の距離で
雪質が良い夏油高原スキー場でしょうか。蔵王は久しく行って
いないので、コース外がどうだったか覚えていません。
帰り道に岩手山が見えました。堂々たる風格です。
いつか滑りに行こうと思っていましたが、意外に雪が少ない
印象ですね。
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