流れ止め②
昨日の鳥海山では、いざ滑ろうと板を外したら、流れ止めを
ビンディングに取り付けている結束バンドが一本ポロッと取れ
てしまいました。取り付け穴とベースの間隔が非常に狭いため
に無理が掛かって切れてしまったようです。
念のために細引きで結んで滑降しましたが、結束バンドは
実用にならないことが分かったので付け直しです。
最近まで使っていたジルブレッタの流れ止めバンドの再利用
です。一本を半分に切ってワイヤーを通し、ステッチャーで縫い
合わせました。熱溶着の方が簡単ですが、堅くなるのを嫌いま
した。ワイヤーが引っかからないように内側の端だけは溶着しま
したが。
二本目も縫い合わせてエラン・スティンガーの方は出来ました。
K2ヘルベントは12月まで使わないので後回しです。
これなら簡単に切れることは無いハズですが、そもそもの原因
はTLTspeedの構造にあります。前述の通りで、リーシュコード
の取り付け穴部分がタイト過ぎるんです。
他にも、歩行モードでトウーピースをロックするレバーが堅くて、
力の弱い人なら完全に引くことが出来ないでしょう。完全にロック
していても急斜面でキックターンする時などに外れることもあります。
更に、二段目のクライムサポートを使っている時に板を捻ると、
ヒールピースがクルッと回ってブーツが固定されてしまうことが
あるし、クランポンを保持する部分が弱くて壊れやすいという
話もあります。
これらは皆、欠点というよりも欠陥に近いものだと思います。
確かに軽量なのはメリットですが、安心感と安全性を犠牲に
しているとも言えます。滑降モードでは問題ないだけに残念な
ことです。
なので、今度買うとしたら、重くなっても良いのでG3のオニキス
を検討したいですね。TLTの歩行性とジルブレッタのような安定感
が欲しいです。
ちなみに、G3の超軽量リーシュコードはとても使いやすかった
です。
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