鳥海山は大賑わい
3月23日
滝の小屋で酒飲みしたかったので、一仕事終わらせてから
出かけました。S田さんが入るという情報を得ていたからです。
11:15に鳥海牧場を出発しました。
今季初のエラン・スティンガーなので、脚がメッチャ軽いです。
氷が溶けてきて歩きやすかったですが、林を抜けてからは
風が強烈で顔が冷たくて辛かったです。少しの間なので、
目出し帽は出さずに我慢我慢。。ちょうど2時間で滝の小屋に
到着しました。
S田さんと「山歩きの雑記帳」の佐藤編集長はすでに酒盛り
していたので、混ぜて貰いました。出版の苦労話なども聞けて
とても楽しかったです。個室は秋田と岩手の人達に使われて
いたので温々というワケにはいきませんでしたが、3月に鳥海
山に泊まったのは、今回が全く初めてなので大満足でした。
3月24日
S田さん達は5:40に頂上目指して出発しましたが、私は
7時過ぎまで自立式ツエルトの中で寝ていました。快晴なのは
分かっていましたが、早く登っても下るまでに氷が溶けないので
ノンビリスタートです。
さらに、昨夜に飲み過ぎたということもありまして~。
私が出発する頃には風も落ちて良い感じでしたが、TLT用に
改造し直したスキーアイゼンの効きが悪くてイカンガーでした。
要改良です。
仕方ないので、クライムサポートを低くして歩けばこの通り。
高下駄状態です。帯に短し襷に長しですねぇ。。。
ペースはサッパリ上がりませんでしたが、先行パーティーを
見ながら徐々に高度を上げていきました。
と、1,680m地点に絶好の休憩場所がありました。
風が全く当たらなくてとても暖かいので、大休止しました。
雪洞も掘れますね。
実は、水を全く持たずに出発したので、喉が渇いていたんです。
雪を溶かしてがぶ飲みしました。本当にノンビリと過ごしました。
しかし、やがて雲が出てきました。予想通りでしたが、上空の
風が強くてどんどん増してきました。アザミ坂の氷は溶けそうに
ないので、外輪から下りてきたS田さん達と立ち話してからもう
少し登りました。その辺だけ良い雪質だったんです。
雲の様子を見ながら、1,807m地点で登行中止です。
標高差300m位は絶好の雪面を滑降できました。その後の
アイスバーンも、少し緩んできたのでさほど苦にもならずに
滑ることが出来ました。山も随分と春めいてきています。
滝の小屋から下の雪は適度に腐って滑りやすかったです。
最後の斜面はこのコース一番の傾斜だったりします。短いですが。
牧場も快調に滑りました。春ならではですね~。
「今日は大勢来てるな~。」
と思いましたが、なるほどでした。
数えたら、ナンと22台も駐車していました。30人は入山した
でしょうかね。今の時期では最も使いやすい登山口なので、地元
以外にも、秋田、岩手、仙台、新潟、長岡のナンバーが見られま
した。遠くからご苦労様です。
雲は厚くかかりましたが、1時間後には再び晴れたのであり
ました。春ならではですね。
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コメント
この時期にこの入山者ですか・・・。
結構なことですが、まさか正月とか春の時期に滝の小屋が満員御礼で入れずなんていうことは無いでしょうね?
投稿: sakano | 2013年3月25日 (月) 19時12分
>sakanoさん
まさかそれは無いでしょう。
滝の小屋に、トイレと水、ストーブがあれば話は
別ですが。。
投稿: ファーマー佐藤 | 2013年3月26日 (火) 00時27分
ご無沙汰しております。先日の写真のおかげで1月31日新山まで行ってきました。 この大にぎわいの日、個室を使わせていただいていたのは私です。すみませんでした。岩手と大館の方をご案内してました。最後に小屋に到着され、小屋にツエルトを張られていたのが佐藤さんだったんですね。今度お会い出来たら声を掛けさせていただきます。
投稿: 秋田 梅 | 2013年4月 5日 (金) 21時24分
>秋田 梅さん
厳冬期の鳥海山登頂、おめでとうございます。
2月1日は天気が良かったと記憶していますが、
1月31日とはよく登られましたね。お見事です。
きっと貸し切りだったことでしょう。(^^
山ですれ違った人が、実はネット上での知り合い
だったということは時々ありますね。現代ならではの
珍現象です。
投稿: ファーマー佐藤 | 2013年4月 6日 (土) 05時47分