転身!!
突然ですが、私、ファーマー佐藤は、農業を辞めました。
「はぁ、TPP交渉参加だぁ。ふざけんな、バカヤロー。」
という激烈な怒りと同時に家庭事情が急激に悪化したので、
これを機に農業に見切りを付けて、ナンとまー、4月から自分でも
ビックリのサラリーマンに転職しました~。
農業という仕事の内容は極めて多種多様で、毒物や劇物、
危険物を日常的に扱い、多くの機械や工具を扱いますが、
自営業者なので労働安全衛生法の適用外です。
よって、専門的な免許、資格が一切不要なのです。(@@
しか~し、就職しようと思ったら話は全く別になります。
とにもかくにも今の世の中は資格社会ですからね。
そこで、私は、第二志望の職種まで範囲を広げて免許と資格を
取りまくりました。その数、全部で13。
そのおかげで一発目の会社に就職が決まりました。
まぁ、多くの日数と費用をかけて取得した免許&資格よりも、
実は社長が趣味の農業にはまっているということで、プロ農家
の私がアドバイザー的に採用されたのではないかと思っていま
すがー。
とはいえ、以前我が家が使った業者の担当者が管理職だったり、
楽しい山行を数多く共にした山仲間の親戚が現場の長だったりと、
少なからぬ縁を感じています。人生は本当に面白いものですね。
ということで、ファーマーではなくなりましたが、心はファーマー
のままなので改名はしません。
それでも、もし変えるとしたら、「ブレイカー佐藤」かなぁ?。
それにしても、心残りなことが一つだけあります。
小玉スイカ夏秋2回採り栽培法の本を書くために、今年はそれに
必要な写真を撮りまくる予定でした。誰もやらない、いわば掟破り
の方法で、苦労して確立した栽培法だけに記録として残したかっ
たんですけどね。。。(ーー
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コメント
農業を辞めた?本当ですか?
思いっきた決断だと思いますが、入念な下準備を経ての就職でしょうから本当におめでとうございます。
自分でも転職は4回めで今の仕事やってますが、最後の転職は47歳の時でした。
今やってる仕事が最も自分に合っている仕事だと思ってますが、建築やらマンション、大型免許、フォークリフトetc、10位の免許と資格を取りました。
今はやりたいようにやらせてもらっているのでそれなりに満足してます。
自分も農家の倅なのでTPPには大反対の立場で佐藤さんと同じです。
「ブレーカー佐藤さん」?
今後のさらなるご活躍をお祈りしています。
投稿: sakano | 2013年4月 5日 (金) 06時03分
>sakanoさん
ご声援ありがとうございます。
25年間、専業農家として精一杯頑張ってきましたが、
実は食管法がなくなった時から日本の農業が衰退して、
我が身にもこんな日が来ることを想像していました。
TPP参加は最悪のシナリオです。食糧を他国に依存する
なんて最低最悪の暴挙ですよね。
農業は根源的でありながらも、とても弱い産業です。
物凄く頑張っても報われないのは間違っていると思います。
とはいえ、政府は産業界にベッタリなので、我々の声は
届きません。地方出身の国会議員は全く役立たずです。
ということで、まぁ人生色々というところでしょうか。
投稿: ファーマー佐藤 | 2013年4月 5日 (金) 20時21分
私の場合は脱サラでほぼ自営業的に会社をやっておりますが、逆脱サラ的に農家をお止めになるとは苦慮の決断だったでしょうね。
今後は自由な時間があまり持てなくなると思いますが、今後も頑張ってください。
投稿: SONE | 2013年4月 8日 (月) 00時16分
>SONEさん
ご声援ありがとうございます。
狙わないと登れないような厳冬期の山には
行けなくなります。が、今まで全くなかった休日が出来たので、
逆に遊べるようになりました~。春山を存分に楽しみたいと
思います。
投稿: ファーマー佐藤 | 2013年4月 8日 (月) 05時55分
おやおや…
庄内が誇る優秀な生産農家を失った損失は、将来国民が否応なしに負担しなければならないものとなるのでしょうな。
決断重く受け止めます。
二足のわらじを履くオラには何とも複雑な思いもありますが、まずは就職おめでとうございます。
サンデー農業から脱しきれない半端者には想像できない葛藤があったのでしょうが、何の縛りもない休日が確保できることは、精神衛生上大変好ましいことで、とても羨ましくもあります(笑)
美味しいものを食べては爪楊枝で「ほじくる」オラの下品な癖は一生治らないでしょうが、「ほじくる」とは生き物の根源的欲求を端的に表すには良い表現だと思ってまして、とにかく、ほじくって既成事実を壊さないと何も始まらないのでしょうね。
少し寂しいですが、佐藤さんの新たなご活躍を祈念します。
投稿: lison | 2013年4月 9日 (火) 16時27分
lisonさん、お久し振りです。
兼業農家をやるという考えは一度も持ったことが
ありません。稲作だけなら可能でしょうが、繊細な
管理が必要な施設園芸を主体にしていた私の場合は
不可能です。
なので、葛藤はほとんどありませんでした。
1か0かのデジタル的判断です。
若い頃は、
「オレには勤め人は向かない」
と思っていましたが、年の功で出来るようになった
ようです。
投稿: ファーマー佐藤 | 2013年4月 9日 (火) 19時50分
えっ、マジですか・・・。
最近なかなかネットの巡廻が出来てないので、今頃知りました(汗
一応親戚に農家がいますので、農家の厳しい現状は少なからずは理解しているつもりです。そしてTPP・・・。
本当に厳しい決心だったと思われますが、これから専業農家の置かれる環境を考えたら、まだまだバリバリ働ける状態での転職は良いことだったのでは?と思ったりもします。
とはいえ、代々長年やってきた愛着もある家業を止めることは、相当な決心のいることだったと思います。ご心中お察しいたします。
なんにしても、ファーマー佐藤さんほどスキルと体力があれば、いくらでもやっていけると思いますので、第二の人生?を謳歌してください。
そして今までなかった定期的な休みを有効活用し、多趣味を満喫してください(^^;)
投稿: K-DMC | 2013年4月10日 (水) 04時14分
>K-DMCさん
農業情勢が悪くなる一方だったので、決断は早かった
です。
「ダメなものはダメ」
ということですね~。
いや~、それにしても、休日があるというのは
良いモンですね。こんな開放感は久しく味わって
いないので、すっかり忘れていました。
ということで、五十路を楽しみたいと思います。(^^v
投稿: ファーマー佐藤 | 2013年4月10日 (水) 19時46分