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2013年9月15日 (日)

鳥海山 sea to summit 2013 本番

 いよいよ当日となりました。昨夜は会場近くの某事務所で
山仲間6人で前夜祭を楽しみ、用意万端で臨みました。

 しかし、山の天気が明らかに下り坂で、山岳スタッフの判断
から、ゴール地点が山頂神社から御浜小屋に変更されました。
非常に残念でしたが、鳥海山の天候に慣れていない人も大勢
いるハズなので妥当な判断でしょう。スタッフも大変だしねー。

Img_5501

「去年はピリピリしてたけど、今年は随分とリラックスしてるね。」

と山仲間の奥さんに言われましたが、確かにその通りで緊張感
は全くありませんでした。去年のぶっちぎりと、事前のカヤック練習
で精神的に余裕があったんです。

 で、カヤックですが、去年は残り物の小さな艇で散々な目に
遭いましたが、今年はかなりマシな艇を借りられてフットレストも
しっかり合わせたので楽々でした。一周2Kmのコースを2周する
んですが、余裕綽々で全然疲れませんでした。

「あと4周でも良いな~。」

と思いましたもん。

 ただし、レンタル艇は幅広だし、何せ初心者なのでスピードは
出ませんでした。直前にスタートした八戸から参戦されたナイス
ガイ、らりぽんさんの背中と、その華麗なパドルさばきを眺めなが
らも遠のく一方でしたから~。

 ということで、去年のようにクルクル回って往生することもなく
笑顔でゴール

Img_5505

 次は自転車ですが、二年目なので要領が良くなって素早くスタ
ートすることが出来ました。前を走る自転車は少なかったです。

 ところが、ここに落とし穴あったんです。。。
走り出した直後から異常を感じてたんですが、登りが急になって
ローギアに入れようとしたらチェーンが外れてしまいました。
キャンピングボックスの中で自転車が倒れた際にリアディレイラー
がダメージを受けてしまったようです。点検や試乗をしていれば
予防出来た凡ミスです。

 仕方ないので、降車してチェーンを填めてからはシフト操作を
慎重にするようにしましたが、また脱落。こんなことでいちいち
降車していては遅れるばかりなので、それ以後はローギアを
諦めて封印しました。

「駒止に行けば大会サポートの上ノ山自転車店長がいるハズ
だからカードチェックする間に直して貰おう。」

と思いましたが、あいにく不在。自分で直す時間は無いので
そのまま再スタートです。

 それでも慌てることなく自分のペースを乱さないように心がけ、
トップで鉾立ゴール。自転車後半で追い越したシングルの
選手はいなかったので、

「こりゃ、今年も楽勝か

と思いましたが、そうは問屋が卸しませんでした。
私より36番も後にカヤックスタートしたシングル140番の選手が
直後に入ってきたんです。つまり、タイム的には私よりも速いという
ことです。

「こりゃ、マジヤバだっ

と、いきなり本気モードで登山開始です。ランニング禁止のもど
かしさを感じながら登っていくと、展望台を過ぎて間もない辺り
でグングン追い上げてくる人が。。。尋常でないスピードです。

 そして、あっさりと抜かれてしまいました。

「なぬ、145番

ということは、140番の選手以上のペースで私を追い上げてきた
とになります。

「負けてなるものかっ

と自分に鞭を入れましたが、

「この人はレベルが違うゾ。」

 すぐに本物のトレイルランナーであることを確信しました。 

 それでも必死に追いすがりましたが、60m程離された差を
縮めることなく、あっという間に御浜フィニッシュとなりました。
ゴールが本来の頂上小屋だったとしても勝てる気が全くしま
せんでした。総合2位で今大会終了です。

 小休止した後に下山しましたが、その選手に追いつくことが
出来たのでお話しました。やはり本物のトレイルランナーでした。
ハセツネや富士登山競争をこなし、トライアスロンもされている
そうです。

 しかも、見たところ30代後半という若さ
52歳のオヤジが張り合うには、相手が悪すぎました。

 でも、そんな強い選手を目の当たりにしたことで、来年に
向けたモチベーションは既に上がってきています。負けた
理由をトシのせいにはやっぱりしたくないんです。
タニタの体組成計によれば、私の体内年齢は18歳なんです
から~。(笑)

 そこで、彼に勝つための戦略を考えてみました。

 まずは、

「高速艇で勝負する。」

 次に、

「自転車で5分短縮する。」

 最後の山では、

「ひたすら逃げる。」

 自転車で5分短縮は厳しいので、カヤックでいかに貯金を作る
かがポイントになります。

 って、高速艇なんてどっから調達するっつーの

 などと、来年のことはさておき、応援してくれた仲間と記念
写真をパチリ。

Img_5506

 カメラを預けたんですが、他には撮っていませんでしたー。
預けたヤツを間違えましたが、他の仲間が高性能一眼レフで
撮りまくっていてくれたので、その内に追加出来るかも知れま
せん。

 ともあれ、応援団がいるのはとても嬉しいものです。

 また、このブログの読者だという多くの方々から声を掛けて
頂きました。

「励みになっています。」

という嬉しい言葉も頂きました。

「ブログをやっていて良かった。」

と思いますねー。今後ともよろしくお付き合い下さいませ~。

つづく。。。

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コメント

自転車トラブルにもめげずに今年も頑張りましたね。
去年に続いての優勝とは成りませんでしたが、トレランオーソリティーと競っての2位は超立派です。
来年も期待していますよ。

投稿: morino | 2013年9月15日 (日) 21時32分

>morinoさん

 メカトラブルがあっても、カヤックと共に去年より
タイムアップしたにも関わらず負けました。
岩手の高橋選手は本当に速かったです。
来年の目標が出来たのは良かったです。

投稿: ファーマー佐藤 | 2013年9月16日 (月) 07時15分

 佐藤さん、2位おめでとうございます。すばらしいですね、同年代として誇らしいです。
 私は田沢湖マラソンで玉砕してきました。来週は100キロマラソン、何が楽しくてと周りには言われますが。

投稿: 秋田 梅 | 2013年9月16日 (月) 11時56分

>秋田 梅さん

 田沢湖マラソンに続いて100キロマラソンとは
凄いですね~。ロードのランニングが苦手な私にはとても
考えられません。(@@

 でも、その達成感はやった人にしか分からないでしょう。
ぜひ、オヤジの意地を見せて頑張ってください。

投稿: ファーマー佐藤 | 2013年9月16日 (月) 18時41分

2日間!お疲れ様でした!
また、お会いできて嬉しかったです!

今回は驚きの2位となりましたが、まだまだ日本は広いってことですね(笑)
佐藤さんの燃える相手が見つかって良かったです! 来年がまた楽しみです!

私はカヤックでなんとか先に浜に着きましたが、同型船で競ってはみたいですが(笑)同じなら佐藤さんにあっさり負けますよ~!!

1年間トレーニング積んで、また来年お邪魔します!!
またお会いしましょう!!

PS.残念ながら今年もまた“サイコン”が当たりました(笑)

投稿: らりぽん | 2013年9月18日 (水) 15時16分

佐藤さん
表彰会場でチーム写真を撮っていただいた「門仲どぼん会」のまつおかです!最後に一緒に撮影させて頂きありがとうございました。佐藤さんでしたらカヤックを乗り換えれば恐らく10分近く短縮できるのではないかと思いますよ。シングルの方々のパワーには本当に驚かされるばかりです。飛島スタートを期待して来年に備えたいと思いますヽ(´▽`)/

投稿: matiokadesu | 2013年9月18日 (水) 17時37分

>らりぽんさん
 
 お会いできてとても嬉しかったです。ぜひ一献やりたい
です~。

「レベル、低すぎじゃね

と、去年は思ったので、来年は今年以上の競り合いになる
ことを期待しています。その方が断然燃えますからねー。

 で、カヤックですが、らりぽんさんの直後にスタートして、
ずっと後姿を見ながら漕いでいました。

 でも、今日公表されたリザルトを見たら、ナンと
11秒しか遅れていなかったんですねー。

「フフフ、来年は勝てるかも?」( ̄ー ̄)ニヤリ

 ただ、時間差スタートは自分の位置が非常に分かり
にくいので、500番台、400番台、300番台、200番台、
100番台の形で順次一斉スタートにして欲しいです。
そう思いません?。

 この件については実行委員長の加奈子嬢に要望します。

 ということで、来年またお会いしましょう


>matiokadesuさん

「一緒に写真撮らせてください」

なんて、人生初めての経験なのでドキドキしました。(笑)

 それにしても、門仲どぼん会の皆さんって、2チーム
出ていたんですよね。素晴らしい意気込みです。

 しかも、まつおかさんのチームメンバーは千葉、東京、
福井からというのもユニークです。学生時代の友人達で構成
されたんでしょうか?。

 カヤックに関しては、去年よりもマシな無料レンタル艇で
11分近くタイムアップしたので、来年は構想中の超高速艇で
劇的な記録を叩き出したいと思っています。飛島スタートならば
ブッチギリになるハズです。(笑)

 ということで、また来年お会いしましょう

投稿: ファーマー佐藤 | 2013年9月18日 (水) 19時56分

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