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2014年2月27日 (木)

月山の遭難死亡事故

 昨日の記事で、元旦以来の山行だったと書きましたが、実は
1月12日にも出かけたんです。行き先は湯殿山で、翌日に遺体
で発見された男性と同じ石跳川ルートを予定していました。

 しかし、早朝に月山道を走っていて、

「今日は入山しない方が良いな。」

と判断して行き先をジャングルジャングルに変更したんです。
もし予定通りに入山していたなら私が雪崩に遭っていたかも
知れなかったワケです。雪崩が起きた場所の見当も付くだけに
さもありなんと思いました。

「決して自然に逆らってはいけない」

という思いを強くした事故でした。合掌。。。 

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2014年2月26日 (水)

冬の鳥海山は最高だぁ!!

 冬の鳥海山は猛烈な風雪に曝されて殆ど晴れることがない
ので、登頂するには好天の日をピンポイントで狙わないと難しい
です。

 しかし、今の私は日曜休みのサラリーマン。今年になってから
登れるような日は皆無でした。野暮用で潰れる日も多かったしね。

 なので、

「今年は無理かもなー。」

と半ば諦めモードでした。

「山に行くので休ませて下さい。」

なんて、言いにくいですからね。

「ん?、待てよ。あの手があったか。」

 それは、「確定申告」。

 なんたって申告納税は国民に課せられた義務ですからねー。
税務署の他に給与支払い報告書の提出で市役所にも行かなきゃ
いけないし、銀行や農協等、平日限定の用事も溜まっていたので
今日は休みを貰いました。鳥海山が100%晴れる確信があった
のは言うまでもありませんが。

 というワケで目出度く、税務署に行く前に早起きして山へ行く
ことが出来ました~。

 冬季の鳥海山単独日帰り登頂&大滑降。これが一本決まれば
一年間ハッピーでいられるんですから、私には非常に意義がある
ことなんです。

 などと、前置きが長くなりましたが、下界の小雪とは対照的に
積雪量は十分でした。

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 鳥海山は3ヶ月振りだし、元日の月山で撤退した時以来の山
なので2ヶ月振りです。日々の筋トレもさぼっていたので体は
かなり鈍っている感じ。。

 実際、標高1,700m付近から股関節に違和感が出始めました。
それでも、「撤退」などという言葉は思いもつかない千載一遇の
チャンスなので、前進あるのみでした。

 今日の鳥海山は雪と氷の状態がかなり良かったので、K2
ヘルベント+140mmシール+クランポンで外輪まで登り切り
ました。ストックを後ろ手に持って強力にプッシュしながらで、
かなりハードでしたが。

 上と違って下の方は風がないので雲海が出来ていました。

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 最後のアザミ坂です。もう一頑張り

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 着いた~

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 伏拝岳にスキーをデポしてからアイゼン歩行に切り替えて
新山を目指します。

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 いや~、いつものように凄い風景ですね~。

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 七高山直下からスノーブリッジ側に下りた直後、見上げて一枚。

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 注意が必要な場所です。

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 ツボ足ではブーツが隠れるほど沈むので、ペースを上げると
心臓がバクバクです。

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 もうここまで来れば疲労感など構わずにガンガン行きます。

「着いだー

 鳥海牧場出発から6時間半で新山到着です。

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 冬季の単独日帰り登頂は4年連続となりましたが、いつも
新鮮で感動に満ちています。完全貸し切りは最高です。
なんたってタダですからぁ

 そこで、恒例の記念撮影です。

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「プシュッ

の旨いこと旨いこと。360°の大展望だしね~。

 さて、今日の本題。税務署に行かなくてはかなくてはならない
のでノンビリはしていられません。20分後には下山開始です。

 と、間もなくヒヤリとする場面が。。

 スノーブリッジから外輪に上がる所では段差が大きくて、
左アイゼンの出っ歯が僅かに掛かった状態で体重を掛けたら
氷が欠けていきなり滑落しましたー。

 ガリガリの急なアイスバーンだったので一瞬で10mほど落ち
ましたが、その下の軟雪で止まりました。ヤベ~。

 ピッケルのピックをしっかり打ち込んでいれば滑落は防げた
ので、全くの不注意です。教訓にしなくては。。。

 伏拝岳に戻ればいよいよお楽しみ大滑降です。
最初の超ガリガリ斜面さえ慎重に下れば後は楽しいばかりです。

「ギャッホー

などと絶叫しながら滑りまくりました。

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 こ~んな広大な斜面に刻まれるシュプールはたったの一本
だけですよ。こんな贅沢を享受できるのは山スキーヤーの特権
でしょう。

 こんな調子で大変気持ちよく滑りました。

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 さすがに下の方は腐れ雪となりましたが、ヘルベントなら全く
問題ナシです。写真を撮りながらでも外輪から鳥海牧場まで
55分で滑りきりました。

 冬の鳥海山は最高です。\^〇^/

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2014年2月24日 (月)

B&W Nautilus802導入

 10年振りにメインスピーカーを買い換えました。
安い出物を気長に待っていましたが、ここぞという時の行動は
速いです。

 買ったのは、B&Wの旧型モデルであるNautilus802。
家財便で配達されたので隣の部屋まで運んで貰いました。

 で、早速梱包を解きましたが、ちょっとビックリ
脚がボールキャスターだったんです。(@@

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「んがー、こんなもん使えるかー

と速攻で外しました。

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 片方の六角ボルトが異常に堅くて、叩きながらやっとの思いで
外しました。締め付けトルク設定を間違えたんじゃね~の?。

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 底の部分にネットワークが収納されていますが、穴が開いた
ことで、その部分に音がこもらないかも知れませんね。

 さて、底にはビスの頭が出ていてそのまま床に置くことは
出来ないので、他のスピーカーに使っていた半自作のピン式
黒檀製インシュレーターを流用しました。

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 3点支持なのでガタつきはありません。
根布産業特製の銀コート撚り線SPケーブルを繋いでざっと
置いてから音出しです。

「ん?、こんなもんなのか

というのが第一印象でした。パンチ力はあるものの、トーンコント
ロールのBASSを増幅したように膨らんだ不明瞭な低音には
耐えられません。

 そこで、すぐに自作15インチサブウーファーの登場です。

って、最初から鎮座しているワケですが~。(笑)

 セッティングも煮詰めた結果、かなりの内振りになりました。
最初とは雲泥の差と言って良い鳴りっぷりです。音場も大きく
広がりました。

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 元々800シリーズ用として販売されていたASW850用の
15インチユニットを使った4wayシステムとなったワケなので、
バランスはバッチリで全く違和感がありません。重低音は、
やはり優秀な大口径ウーファーに限りますなぁ。

 しかも、大容量密閉式なので音質と音程がクリアでパンチ力が
あります。ダブつきはなく、良く引き締まった音です。バスレフで
無理に出す低音とは本質的に違うんです。

 しかも、802に入力する信号から低音域をチャンデバでカット
しているので、中高音の濁りが大幅に減って大変見通しの良い
音になります。これはセミ・アクティブ方式(分割ドライブ方式)の
非常に大きなメリットです。専門的には、混変調歪が大幅に減少
するのですっきりとして透明度の高い音質が得られる、ということ
になるようです。

 まぁ、20畳以上もあるような広い部屋で間隔を広げて壁から
離して置けばもっともっと良くなるのは明らかですが、八畳間だし、
3管プロジェクターを移動出来ないのでこれが精一杯です。

 ということで、この一週間はCDを取っ替え引っ替え聴きまくって
いますが、演奏はもとより、録音機材やエンジニアの優劣も暴い
てしまう辺りは、やはりモニターSPでしょうか。ソフトを選ぶんです
ねぇ。。

 それでも、これだけ生々しく演奏されると興奮しますよ。
これまで使っていたCDM-9NTも優秀なスピーカーでしたが、
その差は歴然としています。いや~、買って良かった

 ちなみに、妻の感想は、、、

「何これ、ヘルメットみたい

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 ウーム、確かにヘルメットに似ているし、ちょんまげまで載ってる
し~。 

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2014年2月21日 (金)

ロープの達人

 昨日今日と、40mm径の太い吊りワイヤーを保護するために
麻袋を巻いてロープでグルグル巻きにする作業をしていました。
ロープの結び方を比較的知っているという理由で、専務から急遽
指名されて35tテトラポッドの製作現場へ行きました。

 まぁ、それなりの仕事は出来ますが、ロープ同士の繋ぎ方
なんて知らないし~。

 もちろん、普通にテグス結びで繋ぐ方法は知っていますが、
玉が出来るのでダメ。プロは編み込みで繋ぐんです。
 
 しかし、一緒に仕事をした同僚は20年間も海外航路の船乗り
をしていた人で、ロープやワイヤーの達人なんです。

 簡単な技は見て覚えましたが、編み込みは分からなかった
ので教えて貰いました。現場で一応使えるようにはなりましたが、
完全にマスターする為に自宅でも反復練習です。我ながら感心
しますが、酒を飲みながらだったりします。

 その結果、マスターしました。まずは3本撚りロープ同士の
結び方。こんな状態から、

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 こういう風に繋ぎます。

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 ついでにこれも。

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 もやい結びで作る輪よりも断然スマートですよね。

 いや~、良い技を教えて貰いました~。

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2014年2月18日 (火)

炉端焼き

 私の山小屋に中年飛行隊の隊員4名が集結しました。
遅い新年会でもありましたが、電気が通っていないので初飛行
はナシです。鳥海大神の掛け軸に蝋燭を灯して歓迎しました。

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「カンパーイ

といつものように最初から大盛り上がり。

 特製テーブルで練炭コンロを囲んでの炉端焼きを楽しみました。

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 煙モクモクでも新設した換気扇の効果はバッチリで煙たく
ありませんでした。

 市販肉をたっぷり食べてからは隊長持参の鹿ロース肉。

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 脂肪分が殆ど無いので煙も立ちません。やや硬めですが、
美味しいですね。

 樺太ししゃもも美味しかったですが、絶品だったのは隊長が
宮古から買ってきたセイダガレイ。初めて見た鮫肌のカレイ
でしたが、脂が乗っていて肉が厚くとても美味しかったです。
また食べたい。

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 盛大に煙が上がるミリン干しもノープロブレム。

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 合鴨鍋も予定していたんですが、食べきれないので中止して
〆のうどんに入れました。

 熊のレバーもテーブルに上がる予定でしたが、解凍するのを
忘れていたというのが残念ではありましたが、十分楽しみました。

 いや~、炉端焼きは旨いです。 

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2014年2月10日 (月)

フレッツ光

 我が家にもようやく光回線が引かれました。
工事とセットアップで3時間近くかかったのは意外でしたが、
まずはメデタシメデタシ。

 何でも、親電話機の側にモデムを置く規則なんだそうで、
モデムが電話機から20mも離れた私の部屋にある現状では
無理があったので、パソコン通信時代からの奇々怪々な配線
を根本的に見直してシンプルにしました。

 で、台所の電話機の側にモデムをセットして貰いました。

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 意外にデカイです。

 ここから居間のハブを経由して私の部屋までLANケーブルを
繋ぎました。これまでと逆回路で、無線ルーターは外しました。
これまでの配線も不要になったので撤去です。

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 古い電話機も使えないので処分しますが、電線は売れるので
取っておきます。

 ということで、劇的に速くなったかといえばそうでもない。
実効速度を計測してみると5倍ほど速くなっているんですが、
体感的には殆ど変わりませ~ん。

 まぁ、工事費無料で通信費がかなり安くなるので不満は
全くありませんが。

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2014年2月 9日 (日)

さらばアトラス

 日産アトラス、三菱キャンター、いすずエルフ、日産アトラスと、
4台の1.5tトラックを26年に渡って乗り継いで来ましたが、
最後に5年間乗ったアトラスにおさらばしました。4WDカスタム
という初めて乗った上級グレードに大満足で手放すのは惜しい
車でしたが、必要なくなったので売却したワケです。

 で、納車ついでに三菱ミニキャブも売ってきました~。
新車購入してまだ一年しか乗っていないので高額査定だったん
ですよね。売れ筋の車が一度に2台というのは多くないでしょう
から店の人から大変喜ばれました。自宅まで送ってくれた店員の、
我が家には無縁の高級車に妻は大喜びでした。

 ということで、ホンダ・エアウェイブの購入代金はほぼ回収
できましたぁ。

 

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2014年2月 8日 (土)

山小屋

 育苗ハウス内に敷いた畳2枚の休憩コーナーから始まり、

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徐々に広くしていきましたが、ハウス本体の大幅な改修補強
工事を機に分離独立させて、自嘲気味に「別荘」と称していた
のは育苗ハウスに隣接する作業場兼休憩所でした。

 しかし、農業を完全に辞めて以来作業場としての機能は
全く不要になって、単なる憩いの場になっていました。

 ならば、ということで、不要物を全て搬出して整理しました。
くそ重い自作の作業机も撤去です。

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 これは、多数の農機具を処分したことでかなり広くなった自宅
工房内に置いて作業台にします。

 焼き肉や焼き魚で盛大に上がる煙対策として、工房から外した
四連装換気扇の一つを掃除してから強引に取り付けました。

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 作業机を置いていた場所には、ファミリーキャンプで使って
いたテーブルと椅子を置きました。

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「ん?、あれは何だ

と気づいた方は勘が良いですね。拡大してみましょう。

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 鳥海山大物忌神社の宮司による掛け軸と1974年3月に噴火
した鳥海山の写真です。なかなか貴重なものかと思いますが、
タダで手に入れました。

 他は殆ど変わりません。

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 燃料は薪の他に豆炭、木炭、練炭があります。全てタダです。

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 ということで、晴れて山小屋に昇格しました~。
15畳一間の小さな山小屋ですが、仲間と宴会するには十分
な広さです。来週はワイルドな宴会を予定しているので、今から
楽しみです。

 で、今回の改装に要した費用は¥0ですが、夏に向けて何らか
の発電装置を考えないとねぇ。冷えたビールを飲みたいから~。

 


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